「Chiyo先生のピアノレッスンが楽しくて、
<Chiyo先生ふだん塾 ピアノレッスン2ヶ月目レポート>
今年になってから、数十年ぶりにピアノを再開し独自で練習していましたが、先生のレッスン動画を見て是非私も教えていただきたいと思い、2020年9月末に初めてご連絡しました。LINEでレッスンビデオのやりとりができるというオンライン初心者でもハードルの低い入り口でしたので、すぐにレッスンを始めていただくことができました。フランス在住でいらっしゃることを感じさせないお返事の早さ、またとてもフレンドリーなご対応に感激しながら、早2ヶ月が経ちました。
2020/9/26
1曲目:ショパン即興曲1番(初録画)
1ヶ月前から練習していた曲を初めて録画し送りました。まず自分の今の演奏が、先生にどう聞こえているのか、どうやって改善できるのか、とても知りたかったのです。ドキドキしながらお返事を待っていましたら、その日のうちにレッスン動画を送ってくださいました。
先生は、まず良い点を褒めてくださり、次に注意すべき点、改善すべき点をわかりやすく教えて下さいました。たっぷりと時間をかけたレッスン動画とプラスLINEでもテキストで要点を送って下さいました。想像以上に大満足の内容でしたので即入会を決めました。
2回目を録音する時にミス無しで収録することがすごく難しく感じ、1曲を3パートに分けて録音、提出しました。注意された点などをさらに練習し、3回目に録音を提出するために頑張ったところ、録音でミスをしないよう神経を使い過ぎ、あまりに同じ曲ばかり弾きすぎて、早くも行き詰まりを感じてしまいました。正直に先生に打ち明けたところ、「それでは即興曲はしばらく放っておいていいです。何か他に弾きたい曲はありますか?」と言われ、何と気持ちが楽になったことか・・・レッスン中でもそういう時は中断して良いのだとわかり、生徒の悩みに寄り添ってくださることに安心感を覚えました。また、録音は3回くらいにした方が良いとのこと、それ以上録音を繰り返しても質は良くならないそうです。
その後、先生から好きな曲とディスカバー曲をセットで並行して弾くことを提案していただきました。先生からは以下4曲のご提案をいただきました。
・チャイコフスキー シーズンズから10月
・シューマンOp.99 Bunte Blatterより1番
・シューマンOp.26 ウィーンの謝肉祭より4番間奏曲
・ブラームスOp.117-2 間奏曲
シューマンOp.99とブラームスOp.117は、初めて聴く曲でとても素敵で、是非弾いてみたいと思い選曲しました。
2020/10/12
2曲目:シューマンOp.99-1
この曲は3回にわたってレッスンしていただきました。滑らかに弾くためのフィンガリング、豊かな音を出すためのペダル、アポジアチュールなど技術面でのアドバイスをたくさんいただき、音が変わっていくのがわかりました。短い曲でしたので、録音もしやすく、勉強になる曲でした。
音楽的にどのように曲想をつけるかを具体的に教えていただいて、平面的だった自分の演奏が立体的になったように感じた最初の曲です。先生に短期間で改善されていると褒めていただき、新しい曲を仕上げた事にワクワクしました。
2020/10/23
3曲目:ショパンプレリュード1番
ショパンは大好きですが、プレリュードは弾いたことがありませんでした。私の演奏はまだ固く、手の柔軟さをつけるために、ここでは手首の使い方について教えていただきました。お手本通り1小節ずつ手を放っぽり投げる練習をしたところ、手首のコリがなくなるようで、面白かったです。速く弾くためには手首がリラックスしている必要があるとのことで、ゆっくりの練習も効果的だそうです。今回はエネルギーを節約しながら効率良く弾くことを教わりました。他の曲でも応用できるようにしたいです。
曲の中に5小節だけ5連音符になっている箇所があり、それについてどんな風に感じるかというクイズもありました。曲に物語的なことを感じながら弾くのも面白いことだと思いました。
2020/11/3
4曲目:ブラームスNo.117-2
この曲は、“ヨーロッパの曇天で霧に包まれたような重々しさを表現すると良い”と言われました。曲の感じを何かに例えて教えてくださるのは効果的です。最初の練習は音楽性を無視してペダルもなしで行うのが良いとのこと。今まで、うまく弾けないのに、初期の練習をしっかりせずに無理やり弾こうとしていたので、いつまでも弾けるようにならなかったのだとわかりました。譜読みは最初が肝心、ゆっくり右手、左手、両手合わせ、曲想なし、ペダルなし、分解練習など徹底したいです。
ここでもたくさんのことを勉強しました。Cresc. Dim. Rit.はどこが目的地なのかを意識して徐々に弾くこと。出だしの音に序列があること。バスの音をペダルに入れること、ブレスのタイミングなど、内容の濃いアドバイスばかりでした。
2020/11/27
5曲目:ブラームスNo.117-1
この曲は、前回のブラームスのセットの曲です。YouTubeで聴いたところ、とても素敵な曲でしたので、弾いてみることにしました。
ブラームスが後半人生でうつ病だったことや、この曲に込められた意味などを教えていただき、曲に対する見方が変わり、演奏に反映できると思いました。時々先生に弾いていただける模範演奏は優しく包み込むような音色で、そのように弾けるようになりたいです。
2020/11/28
6曲目:チェルニー40番No.1、No.2
基本的な練習をした方が良いので、チェルニー40番を提案していただきました。小学校高学年でやって以来全く弾いていなかったので、良い指の練習になります。練習曲を入れていただいたのはとても良かったと思います。
ここでの注意点は
・練習曲でも強弱を付けて音楽的に弾くこと。
・左手の集中練習。
・フォルティッシモが出せるよう筋肉を鍛える。
・スピードを出しても音楽的に弾けるようになることを目標にする。
2020/11/30
7曲目:バッハ小さなプレリュードとフーガ BWV999
久しぶりのバッハは新鮮でした。しっかりと勉強していきたいです。先生の演奏のように、間の取り方や、句読点があるように感じさせるコツを身につけたいです。
以上2ヶ月の間にかなり盛りだくさんの内容を教えていただきました。Chiyo先生のピアノレッスンが楽しくて、毎日3~4時間の練習をするようになりました。去年の今頃には考えられなかったことです。ピアノの無い生活は考えられなくなっているということに驚きです。教えていただいたことを身体で覚えるようになるには年月が必要だと思います。これからも、決して焦らずに着実に練習していきたいです。
どうぞよろしくお願いします。
*****
<Chiyo先生ふだん塾 ピアノレッスン4ヶ月目レポート>
レッスンを受け始めてから4ヶ月が経ちました。最近は1週間に1度録音し、先生に見ていただくというパターンに落ち着いてきました。最初はペースが分からず、アトランダムでしたが徐々に効率的なペースになってきました。先生はいつも即返事を下さり、必ず24時間以内にレッスン動画を送ってくださいます。
2020/11月後半より開始 <チェルニー40番>
チェルニーは、指の技巧、音楽的表現を身につける目的で、必ず曲と並行して行っていくことにしました。現在No.9を練習中ですが、右左ともにかなり指の動きが良くなってきたと感じます。
以下のようなアドバイスをいただいています。
・弱起の音がどこへ向かうか、着地点を考えて弾く。
・カデンツを意識する。強弱の重みを弾き分けるとしっかりとしたストラクチャーになる。
・弾く時はキーを触ってから弾く。上からたたくことはほぼない。
・手首にテンションがかからないようリラックス練習。ミスタッチを恐れずに。
・3,4,5番の指の集中練習。付点、スタッカート、ゆっくり等パターン別に。
・最後まで疲れないようにどうやって持久力をつけるか。
練習曲ですが、音楽的表現を入れて弾くと、つまらなかったチェルニーの曲が面白く感じるのは不思議です。
2020/12/4~2020/1/20 <ショパン ノクターンNo.19>
この曲は表現力が必要とされる曲で、ゆったりしたメロディと、時には切迫感を出したりすること、オクターブの豊かな音の出し方など教わりました。
・バス音をペダルで長めにキープする。
・ポリフォニーの部分を際立たせるようにすること。
・長いフレーズは途中で切らず、小節ごとに躊躇しない。
・曲想によってどのようにテンポを変えるか。
先生のレッスンでは「ポリフォニー」という言葉がよく出てきます。今まで何気なく弾いていた曲も各パートに分けて耳を傾けると、そこには美しい音色が隠れていることを再発見させられます。
2020/12/24~2021/121 <ブラームス Intermezzo Op.118-2>
この曲は、最近コンサートで聞いてとても感動したので、ぜひ弾いてみたいと思いました。曲を仕上げたい一心で1回目録音したところ、先生に「急ぎ過ぎは良くありません。間違った癖を直すのに、結局その倍以上の時間がかかることになります。最初は楽譜を額面通り弾いて基礎固めの練習をしてください」とご注意を受けました。以前から言われていたことなのに、演奏会の印象が強すぎて、頭だけでわかったような気になっていたことに反省しました。
・パルス(拍子)を感じながら弾くこと。ルバートはそれに基づいて。
・ポリフォニー、上のメロディを強めに、内声は強すぎない。
・フレーズの最後は弱くする。カデンツ意識して。
・コラールの部分は、他とは違った音色で、宗教的な祈りのような表情を出す。
・左手伴奏の音色は、寝かせた指を使って、ぼやっとしたクリアではない曇った音を出す。
・豊かな響きを出すために、もっとペダルを有効に使う。
などたくさんのアドバイスをいただき、何とか形になってきました。曲の中でカデンツを見つけるのはまだ難しいですが、意識できるようになりたいです。
2021/1/28~現在 <シューマン/リスト 献呈>
この曲は1年前から弾きたいと思っていた曲です。難しいだろうと諦めていたのですが、先生から背中を押され、練習を始めました。前回の二の舞は踏みたくないので、ゆっくり、じっくりペダルなしの練習でまず譜読みはできました。やっとペダル練習に入れる許可をいただいたのですが、ペダル無しの練習を続けることは重要だそうです。
・曲の中に何回も出てくるメインフレーズ。毎回手綱を放さず神経が行き届いた音を出す。
・根拠のないところでCresc. Dim. しない。作曲家の意図を明確に表現することが大切。
・しなやかに手を引くように弾く部分がある。
・和音を弾きながらメロデイを際立たせるには何が必要か。
先生から参考にクララシューマンを題材とした映画があると教えていただき、早速観てみました。クララ、シューマン、リスト、それぞれの「献呈」を聴くことができて、この曲に対する思い入れがさらに深くなりました。まだ取り組み始めたばかりですが、この曲を弾けるようになるのは夢だったので頑張りたいです。将来人前で弾けるくらい時間をかけて練習したいです。
以上、この4ヶ月間で、オンラインレッスンとは思えないくらい、内容の濃いレッスンを受けさせていただいています。もちろん教えていただいたことが即身につくわけではありませんが、まずは知ることが大切です。先生も繰り返し注意してくださいますので、ありがたいです。
余談ですが、最近は週に一度スタジオのグランドピアノを借りたりしています。自宅ではアップライトなので気分転換になるのと、誰にも気兼ねなく思う存分弾けるので、集中して録音することができます。ピアノを練習し始めてから、音楽を聴く機会も増え日常が豊かになった気がします。
これからもどうぞよろしくお願いします。
Judy
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こちらこそ、よろしくお願いします。
楽しみにしています。
Chiyo
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