2020年8月31日月曜日

恥ずかしい気持ちの、克服


恥ずかしい気持ちを、どう克服するか、です。

もちろん、
人間として恥ずかしいこと、ではなくて、
人前で、ピアノを弾くのが恥ずかしい、くらいの、
はなしです。

これは、もう、行動するしかありません。

うまく弾けたらいいのだけど、
まちがえたら、いやだな、と思うのです。
プロの人だって、それは同じです。
それどころか、私など、
「シュミで弾いている方は、プレッシャーが少ないだろうな」と、
うらやましく思ったりします。
プロが、ミスったら、かっこわるいではすまなくて、
お金かえせなんて言われたらどうしよう、と
思ってしまいます。

いずれにしても、
行動するしかありません。
ちょっとずつハードルをあげて、
ふだんの世界から、ちょっと出る。
それをくりかえす。

たとえば、
始めは、お家で、ぬいぐるみの前で、弾く。
次に、家族の人の前で、弾く。
それができたら、友だちを招いて、聞いてもらう。
徐々に、招く友だちの数をふやす。
駅ピアノをやってみる。

みたいに、です。

それをくりかえしていると、ラクに
10人くらいの前で、弾けるようになります。
そうすると、
10人と50人では、だいたい同じに思えて来ます。
と、いうような感じです。

もし、くじけたら、
また前の段階にもどる、とか。

そんなことをしているうちに、
だんだん、慣れてくると思います。

まとめ

* 考えているより、行動
* ハードルをすこしずつ上げていく



Chiyo


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2020年8月28日金曜日

スピード出しすぎは、あやしい


音楽院の、私のクラスの生徒さんで、
たまに、スピードマニアの人が、います。

だいたい、若い人は、
スピード出して弾くのが好きなようです。
中でも、
「こんなに速く弾けたゼ!」と、
得意げな、生徒さんも、あります。
男の子に多い。

もちろん、
その気持ちは、わかります!
私は、スゴイスゴイと、拍手の気持ちです。

ただし、
いろんなテンポで弾くのも、メリットがあります。
ゆっくりテンポで、
虫メガネで見るように、細かいことを、
お勉強する、そんなことも、いいことです。
でも、なかなか、わかってもらえません。
なんってったって、
スピードは、気持ちいいようです。

そんなとき、
私は、どうするかというと、

「そのテンポでしか弾けないのは、ルーシュだ」といいます。
ルーシュというのは、
フランス語で、あやしい、という意味です。

すると、やっと、「は?」となります。
もしだめなら、
さかさ言葉にして、「シュルーだ」といいます。

(さかさ言葉というのは、若者のあいだのスラングみたいなものです。
お笑いの「たね」のことを、「ネタ」というような)

そして、
「シュルーか、そうか。なんとかしなきゃ」
となります。

私は、さかさ言葉はあまり使いませんが、
こういうときは、
あぁ、使ってよかった、と思います。


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2020年8月27日木曜日

たくさんのお申し込み、ありがとうございます。



世界中の方にむけて、
オンライン講座をさらにひろげ、一ヶ月半になります。

今年の春のロックダウンで、フランス音楽院で動画添削レッスンをはじめたところ、
とても効果がありました。
日本の方にも、と、このブログを立ち上げました。

さっそく、
たくさんのお申し込みをいただき、
ありがとうございます。
毎朝、
「きょうは、どなたから動画が届いているかしら?」
と、楽しみです。

日本のみなさん、お若い方〜シニアの方まで、
日本の各地から、
そして、アメリカ大陸からも、受講いただいております。


今、フランスとの時差は、
日本とは、7時間。
そして、アメリカとも7時間。
日本が、フランスより一足先に翌日になり、
アメリカが、フランスよりあとに、
翌日になります。

すると、
私が寝ている間に、日本のみなさんは活躍中。
朝おきると、フランスに動画が届いています。
アメリカでは、その逆です。

地球のどこかで、
かならず、どなたかが活躍中。
みなさん、
ぐんぐん上達なさっています。
私は、楽しいかぎりです。
そんなことを思いながら、動画を送っています。



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2020年8月22日土曜日

フレージングは、どうやるか(山と谷) その2 


さて、
きのうは、
フレージングの、出だしと、終わりの話でした。

きょうは、
その中身の、話です。

まったいらに弾いても、
ブレスがきちんとあれば、
もう、かなり、いい線いっています。

ここからは、少し中級の話になります。

私は、
いつも、メロディの中で、

1)押す部分と
2)引く部分

にわけて、考えています。

たとえば、

「きょうは、海に行きました」
というフレーズを言うとします。
その時、ふつうなら、
み」が、押す部分となります。
とくに「う」が強い押し。
「み」は、引きの部分。

これは、
私が、関東出身だからです。
関西でしたら、
「う」となって、「み」が強くなるのかもしれません。

また、
きのうも、おとといも行かなかったけど、
きょうは、行った、という事情があるとします。
その場合は、
「きょう」が、押しの部分になったりします。

「うみ」は、もう少し軽い押しになります。

というふうに、
脈絡を考えたり、
作曲家の出身、文化を考えたりしますと、
どこに「押し」があったり、「引き」があるのか、
かわってきます。

まずは、
ふつうに、
「きょうは、うみへいきました」と、
このフレーズを言ってみてください。

どこに、「押し」がありますか?

ピアノで、その部分を、
少し強めに押す。
そのあとは、引く、というやり方です。

この要領で、
音楽のフレージングを、考えると、
やりやすいと思います。

まとめ

* フレーズを、「押し」と「引き」に
わけて、考えてみる。



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2020年8月21日金曜日

フレージングは、どうやるか その1


歌を歌うときは、
だいたい、
だれでも、自然にフレージングができるのに、
ピアノで、フレージングというのは、
なかなか、むずかしいと思います。

先生は、すぐ、
「はい、そこ、歌って、歌って」と
おっしゃいますが、
いったい、どうすればいいのでしょう。

自分が、ピアノを弾きながら、歌うのだと
最初は、思っていました。
じっさい、そういうピアニストも、あります。

それがだめなら、
では、
心の中で、思いっきり歌ったらどうか、と
ためしたことは、あります。
まぁ、わるくないですが、
はっきりしません。

もっと、
ばしっと、きまるフレージング方法はないのでしょうか。

私が思うに、

まず、ブレスをきちんとする、は、大前提です。

次に、
フレーズを、自分で歌ってみて、
それを、まねする、ということです。

ふつうのフレーズは、
だいたい、やさしく弱めに入って、
終わりを、やさしく、やはり弱くする。

ドアをしめるときに、
ばたんとしないように、
最後に、そっと気をつける、という感じです。

もちろん、
出だしと、終わりの間には、
山あり、谷あり、で、一概には言えませんが、
それは、あとで細かくみることにして、
まずは、
出だしと、終わりをきちんとすると、
それだけでも、
ぐっと、歌っている感じになります。

特に、終わりを、そっと。

(つづく)


まとめ

* ブレスを、きちんとする
* フレーズの、始めと終わりを気にする



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2020年8月20日木曜日

ハノン練習、デトックス方法


ハノンが好きな方というのは、
あまり出会ったことがありませんが、
ハノン先生の人気は、いまだに、
すごいようです。

ネットで見ていますと、
きらいでも、きちんとやってらっしゃる方は、
多いです。
日本の方に多いです。
フランスの生徒さんは、
きらいだったら、練習しません。
(おおざっぱに言うと)

ハノンについては、
私は、やった方がいいと思います。

ただ、あまりにも退屈なのです。
カラオケ的に、伴奏があったらいいと思い、
そういうものを、
友人と開発しはじめたこともあります。

そういう「ハノン伴奏ソフト」は、
アメリカ製で、いっときは、
存在したのですが、
今は、見あたりません。
もし、ご存知の方がありましたら、
教えていただきたいです。

ですから、
電子ピアノを持っている方だったら、
リズムボックスを使ってしまえばいいです。
ラテン系リズム、とか、
ロック、とか、
なんでも、その日の気分で、
好きなリズム伴奏をつけて、
弾けばよい。

その方が、絶対、いいです。
理由は、
「ノリ」で
弾くことになるからです。
楽しいからです。

そうでなく、
ふつうのピアノの方は、
今では、「メトロノームアプリ」で、
色々、楽しいリズムが鳴らせるようですので、
それを使ってもよいですし、

または、
別個で、小さなリズムボックス、リズムマシーンを、
使ってもよい。

いずれにしても、
ピアノ練習は、
いかに基礎練習でも、
楽しい方がいい、と思います。

まとめ

*ハノンは、楽しんで弾く工夫をする
(リズムボックスなど)




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2020年8月19日水曜日

かわいい、エピソード その3







「かわいい」などと言っては、いけないのかもしれませんが、
かわいいエピソードシリーズに、こんなコメントをいただきましたので、
載せさせていただきます。

「ふだん塾」受講者の方からです。
ご主人が、
こうやって、慣れない台所仕事をしてくださって、
応援してくださるのです。
うれしいですお話です。

ピアノを弾く者として、
私からも、ありがとうを申し上げます。

***
まめゆうさんの、コメント...

Chiyo先生 

先生が送って下さる動画を見て、
きっと先生のお宅には
ステキなピアノのお部屋があるのだろうなぁと、
いつも思っています。

先週、お送りしたわたしの動画の中に、
夏休み中の主人が
「今日の夕飯は自分が用意するから、ピアノやってな」
と言ってくれた時に撮ったものがあったのです。

でも、ウチは残念ながら、
ステキなピアノの部屋はなく、
キーボードはリビングダイニングの隣の
和室の片隅に置いてあります。

日頃、お台所などしない主人、
ボウルをガッチャーンと落としたり、
突然「あー!」と声を上げたり…
数度、
わたしは録画を止めなくてはいけませんでした(笑)

それでも、
いつもは忙しくてなかなか家の事をやる時間などない主人が、
ピアノのレッスンを、
ん十年ぶりに再開したわたしの力になろうと
慣れない事をしてくれた事は、
とても嬉しく心温まる時間でした。

もしかしたら、
ガチャガチャ変な物音が入っていませんでしたでしょうか?

主人の夏休みは終わり、
セミの大合唱が響き渡る午後です。

***

なお、
まめゆうさんの動画には、セミの声がきこえました。
夏らしく、なつかしく、思いました。

ありがとうございました。




Chiyo

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2020年8月15日土曜日

かわいい、エピソード その2



オンラクイン(音楽院)の、レッスンにて、
かわいい、エピソード。つづき。

***
次に、
高校生の女の子。
母国語は、インド語ですので、
彼女もまた、小さいときは、
フランス語は、あまりじょうずではありませんでした。

ピアノ曲の、情緒表現を練習しているときのことです。
このあたりは、いったいどんな感じがするか、
と、たずねたらば。

しばらくニコニコ考えて、

「妹のことです。

練習してると、よく、うしろで妹がテレビを見てるんですが(?)、
たまに、テレビの音を下げて、
「おねえちゃん、できるよ、できるよ、
がんばって」と、応援してくれるんです。
特に、つっかえてしまう部分があると、そうやって、
励ましてくれます。
そういう妹が、浮かんでくるような、パートです」

と、話してくれました。

練習中に、うしろでだれかがテレビを見ているなんて、
ちょっとびっくりしましたが、
そうやって、励まし合って生活しているんだ、
いいなぁ!と思いました。

そういえば、彼女のおとうさんも、
とっても、やさしくて、
娘が、いい点とっても、悪い点とっても、
いつも、励ましているのを、私は見たことがあります。

***

と、こんなふうに、
教える仕事は、
だから、楽しくてしかたないのです。

上達のおともをする楽しさ、だけではなく、
じーんとする、こういう「ひとこま」が、
ちりばめられているのです。



Chiyo



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2020年8月14日金曜日

かわいい、エピソード その1


オンラインではなくて、
オンラクイン(音楽院)での、エピソードから。

***

まず、
小学生の、モンゴルの女の子。
9才です。
フランス語は、あまりじょうずではありません。
いつも、レッスンが終わると、
たどたどしく、
いろいろ話をしてくれます。

きのうは、ちっちゃな妹、弟の話。

家へ帰ると、二人がでてきて、とびつく。
3才の弟をだっこすると、4才の妹が、
「あたしも、あたしも」と、せがむ。
だめよ、二人もだっこしたら、重たくって、と言うと、
「ねぇ、ちょっとだけ。お願い」と言って、
子犬の目をするんです、と。

その、「子犬の目」というのが、
かわいらしく、思いました。
モンゴル語で、そう言うのかもしれません。
でも、ほんとうに、そう見えたのかもしれません。

***

きょうは、
かわいらしい話、その1 でした。


(つづく)


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2020年8月13日木曜日

ヒップホップと、ピアノ


家で、
同じ場所で、
おなじ椅子にすわって、
毎日、何時間も、ピアノを弾いていますと、
いいかげん、
飽和状態になってくることがあります。

いくら好きでやっていても、
そうなることは、けっこう多いです。

そんな時、
夕方、
よく、駅まで出かけて行って、
ヒップホップダンサーを、見に行っていました。
午後の終わりごろ、
駅の構内で、トレーニングをしているのです。

ぜんぜんちがう世界です。
まず、リズムの取り方が違いますし、
踊りの振り付けは、自由、即興です。
クラシックピアノとは、かなりかけはなれています。

それを見るのが、おもしろくて、
心地よくて、しかたありませんでした。
ダンサーたちが、
トレーニングをしているのを見ると、
やはり、
私と同じように、
技術的なことで、うまく行かなくて悩んだり、
感じを出したい、と、
悩んでいるのが、よくわかります。

そして、
彼らの「遊び心」は、抜群です!
彼らの「ノリ」は、ステキです。

駅の中を通る、
大人も、
子どもも、
お年寄りも、
はっとして、
立ち止まって、見入ってしまいます。

実に、ステキです。

そんな彼らから、また、
「遊び心」を、もらって、
家に帰ります。
また、次の日、ピアノを弾きます。
音楽の、「ノリ」を、思い出します。
おかげさまで、
私の曲も、イキイキしてくるような気がします。




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2020年8月12日水曜日

ゴミ箱から、学ぶ(脱力について)


きのうは、
「脱力」について、お話しました。

結論から言いますと、
あまり気にしない方がいいです。

そして、
別なことをしながら、
結果的に、どんどんリラックスの方向にむかっていた、
ということは、ありえますので、
その方法をかいておきます。

まず、曲を弾きこんで、慣れることです。
はじめは、力がはいってしまって当然!
だれだって、
よく知らなければ、緊張します。

そして、
だいたい、手首に注意するのがいいです。
ピアノを弾いている時も、いいですが、

ぜひ、観察してほしいのは、

*拍手をしている時、
*泡立て器で、卵を泡立てている時、
*ドアをノックしている時、
*ゴミを、ゴミ箱に、ほうり投げる時、

などです。

私は、特に、
ゴミを、ゴミ箱にほうり投げるのが、大好きです。
できる時は、
わざと、2〜3メートルくらいうしろに下がって、
そこから、めがけて、ほうり投げます。

これは、ゲームのように、
楽しんでいるのです。
命中した時の、すかっとした気分は、
何ともいえないです。

そして、
これは、ピアノの、
とてもむずかしい、アクロバット的なところを、
ちゃんと弾けた時の、すかっとした気分と、
同じなのです。
そして、

ここからが、きょうのポイントですが、
目ざしたところに、
すぽんと、命中した時の、
その時の手首を、感じる。
その感じを、ぜひ、覚えてほしいのです。

その感じで、ピアノを弾くのがいいのです。


ぜひ、
試して、
ピアノ練習の時に、
思い出してみてください。



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2020年8月11日火曜日

「脱力」のウソ


ピアノをやっていると、
「脱力」という言葉をよくききます。

脱力していた方がいい、というのは、
なんとなく、わかるのですが、
どうやったらいいのか、は、よくわかりません。

一方、生徒さんの中には、
拝見していると、
あぁ、(ムダな)力がはいってるなぁ、
なんとかしてあげたいな、と思うこともあります。

けれど、
私は、結局、あまり問題にしていません。

理由のひとつは、

1)まず、「脱力」していたら、
ピアノは弾けない、ということです。

ピアノは、スポーツと同じで、
筋肉や、スジを使って弾きます。
筋肉は、だらっとはしていません。
緊張と弛緩のくりかえしです。

だいいち、
ほんとうに、全身脱力していたら、
椅子から、ころげおちてしまいます。
音だって、ふにゃふにゃになります。
「手のアーチ」は、緊張のひとつです。

つまり、
「緊張と脱力のいいバランスを、めざす」というのが、
正確な言い回しです。

2)次に、
意識的に何かをやろうとすると、
どうしても、
力が入ってしまう、ということです。

体のある部分だけを脱力する、なんて、
むずかしすぎます。
一瞬か、二瞬くらいなら、できますが、
ずっと、は、むずかしい。

という2点を、
覚えておいてください。


さて、
それでも、いくつか、改善法はあります。
それは、あした、書きます。


まとめ

1、ピアノを弾くには、緊張と脱力のどちらも必要
2、意識的になにかをやろうとすると、力がはいってしまう

の2点を思い出して、ほっとくのがよい


(つづく)




Chiyo

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2020年8月10日月曜日

いくらやっても、サマにならない


いくら練習しても、
どんなに
細かいところを、クリアしても、
ちっともサマにならない。

そういうことが、よくあります。
レッスンに行けば、
先生は、「今、譜読みしました」という感じで、
ミスタッチばかりで、バラバラっと弾いてくださる。
そして、
すっごく感じが出ている!
よっぽど、音楽的!

なぜ?!

と思って、ますます練習する人もあれば、
ふてくされて、
弾く気が失せてしまう生徒さんもある。

そういう時、私が疑うのは、

1)リズム感のこと。
そして、
2)何をいいたいのか、について。

です。

1)のリズム感というのは、
メトロノームのリズムというより、
スイングのリズムと言ったらいいか。

「ノってるか」ということです。
それに気を配ると、
かなり、改善することがあります。

2)「何をいいたいのか」は、

芸術の神髄とも言えますので、奥が深いことですが、
そう深く考えなくても、
もっとシンプルに、

もし、
このフレーズに、歌詞がついてるとしたら、
私だったら、何と言うか。

というようなことで、いいのです。
視線が、がらっとかわります。

画家が、
細かいところを仕上げたら、
ちょっとうしろに下がって、
目を細めて、

「こんな感じを出したかったんだったっけ?」と
自問してる感じです。

ぜひ、ためしてみてください。

まとめ

*リズム感をうたがう
*フレーズの歌詞をクリエイトしてみる



Chiyo


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2020年8月6日木曜日

不完全で、いい


動画添削のレッスンをしていますと、
たまに、
仕上がったものでないと動画で送れない、と考えてらっしゃる方もあります。

(わかります、わかります。
きちんとしたものを、送りたい、というのは、
よくわかります。
私も、そうです)

そして、

そういう方には、
「不完全でお願いします、
そうでないと、私が言うことがなくなってしまいます」
と、申し上げます。
まぁ、
言うことがなくなる、というのは冗談ですが、

実は、不完全な方が、いいです。
理由は、
それをかさねて、数週間、
数ヶ月たったら、わかります。

過去の、不完全なのと、
今の、不完全なのを、比べてみてください。

「!」

きっと、差がわかると思います。
上達しているのです。
たしかに、差があるのです。
(そこが、教師としての私は、楽しくてしかたない!)

ですから、どうぞ、
「不完全で」、続けて送ってください。




 

Chiyo

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2020年8月3日月曜日

お知らせ(連絡くださったのに返事がない方へ)

連絡フォームの不具合のせいで、もしかすると、
いただいたご連絡が、届いていないかもしれません。

もし、ご連絡くださったのに、2〜3日たっても返事がない、という方は、
申し訳ありませんが、もう一度、こちらのフォームより、
お願いできますでしょうか。

そういう方が、幾人か、いらしたので、
恐れ入っております。
ごめんなさい。

Chiyo

2020年8月1日土曜日

路面電車で通勤はじめたら、生徒さんが練習するようになった


車をやめて、路面電車で通勤するようになったら、
生徒さんたちが、どんどん勉強するようになった、
という、ナゾな話です。

べつに、
それまで、勉強しなかったというわけではないのです。
それが、
なんとなく、イキイキと、
自主的に勉強するようになった、とか、
暗譜が、じょうずになった、とか、
発表会が楽しくなった、とか、
ちょこちょこと、
いい部分が、あらわれてきたのです。

私のつとめる音楽院まで、
車で、30分ほどです。
ずーっと、車で通っていましたが、
数年前に、路面電車が開通したのです。
トラムウエィというものです。

東京生まれ、東京育ちの私は、
電車にゆられる、というのが、心地いいです。
何十年も、この感覚を忘れていたのですが、
これが、とっても良い!

うとうとと、いねむりもできますし、
本を読むこともできます。
ぼけーっと、いろんなお国の人たちを、
観察するのも、おもしろい。

それまで、車で通勤していた時は、
運転中は、いくら慣れてても、
神経をつかっていますし、
いったん目的地についても、
駐車する場所を、さがさなくてはならない。
傷つけないように、パークする、など、
けっこう気をつかっていました。

ですので、
路面電車が開通して、とてもうれしかったです。
しかし、
それが、生徒さんたちに影響するとは!

そのハナシを、学長さんにはなしたら、
目をぐーっと大きく開けて、
絶句されました。

今でも、
あれは、ふしぎだったなぁと、
思いかえします。
教師の私の状態が、
こんなふうに、生徒さんに影響するとは、
責任重いな、
と、思った次第です。

やっぱり、
自分のペースで、
自分が楽しいと思うやり方でやるのは、
お相手にとっても、いいのかもしれない、
などと、思いました。


Chiyo

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