ラベル 上達のヒント の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 上達のヒント の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2025年3月3日月曜日

安定したテンポで弾ける、ということ


 3月になりましたが、まだまだフランスは
寒いです。

1月、2月、と時は流れますが、
音楽も、
1、2、と拍があって、
それがあるから、心地よい、ともいえます。
とても上手に聞こえます。

同じテンポで弾くのが良いですが、
上級になると、テンポルバートというものも
習います。
これは「時は盗まれた」というような意味で、
きっちりと拍をとらない、ということです。

これがちょっと複雑で、
テンポをどうやっても良い、とはいかないのです。
速くしたり、ゆっくりしたりという加減が
難しいと言えば難しい。
これを美しくできるようになるには、
まずは、杓子定規でもいいですから、
きちっとテンポ通り弾けることを習ってから、
が良いのです。

ですので、
私は、中級のおわり〜上級にならないと、
テンポルバートの曲は提案しないようにしています。

また、
安定したテンポで弾けているかどうか、ということは
なかなか自分では気づきにくいことです。

そのために、メトロノームを使うこともできます。
私は、どちらかというと、
メトロノームよりも、
録音したものを聞いて、
あ、ここが走っている、とか
のろくなっている、と気づく方法が
好きです。

いずれにしても、安定したテンポで
弾けるというのは、とてもいいことです。
自然にできる人もあれば、
そうでない人もありますが、
もしできなくても、上に書いたように訓練していれば、
できるようになります。










Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2025年2月28日金曜日

「ここまで沼ってます」

けさ、
オンライン「ふだん塾」受講生の方の写真を見て
びっくり。
SNS上に載っていたのですが、
とても感心したので、載せておきます。

Sさんは、ただいま海外に1週間の旅行中。
ピアノを持っていかれ、
ホテルの部屋で練習中、ということなのですが。
写真には、
ショパンのタブレット楽譜も見えます。

それが、
なんと、持っていかれたのは「紙」のピアノなのです!
以前に、ロールピアノも考えておられたようなのですが、
結局、こちらの軽い方をお選びになったのでしょうか。

「音が出なくて、難しい」ということです。
そうでしょう、そうでしょう。

たぶん、長時間は弾けない(?)だろうと思います。
でも、これは、とても意味があると思うのです。

私も、以前に、
紙ピアノではありませんが、
楽譜のみの練習、というのをおこなっていました。
移動中の電車の中、また、
ピアノがある我が家でだって、楽譜のみの
練習をしたことがあります。

これは、暗譜をすること、
それから、
曲想や流れを考えるのに使った覚えがあります。
私のお師匠さんも、
「指揮者の練習法と同じ」と言っていました。

これは、とても効果があります。
ピアノは、筋肉だけで弾いているのではないのです。
頭やこころを大いに使っているのですから、
それを練習することになるのでしょう。

もちろん、
指を動かすことができれば、
これもいいですね。

その昔、モーツァルトや、リストが、
最近では、シフラが、
音の出ない小さいピアノを持って旅行したのですし、
パリの楽器博物館には、
音の出ない旅行用ピアノ、というのが見られます。
また、

極端な例ではありますが、
政治犯でろうやに入れられていたピアニストが、
机の上に鍵盤を描いて、
そこで練習していた、という感動的な話も、
私は、本人から聞いたこともあります。
(Miguel Angel Estrella)

たとえ、少ない時間でも、
このように楽しみながら曲に触れていると、
どんどん上達すると思います。

「ここまで沼ってます」とおっしゃるSさん、
すごいです。
どうぞ、楽しいご旅行を〜。





















 





Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2025年2月27日木曜日

「一生懸命」やってるのにぃ

 



一生懸命、練習する。
テクニックも、練習して、
毎日弾いて、頑張ってるのに、ちっともすすまない、

ということは、あります。
だから、ちっとも楽しくありませんし、
先生も、明るい顔になりませんから、
ますます、くじけます。

それにしても、腹が立つのは、
これだけ「一生懸命」やってるのに、というところです。
それなのに、結果が出ない。

こういう経験は、私は、
いくらでもあるのです。
生徒さんにも、そういうことはあって、
まれにですが、
私に、怒りをぶつけてくる人もあります。

そういう時、思うのですが、
やはり、
「一生懸命」だけでは、足りない、と。

では、何が必要なのか。

それは、
いつも私が絶賛してやまない「独学パワー」です。
好きで、楽しくて、弾いてる、というパワー。

もちろん、そういう方にも、
うまくいかない、という時期はあるのですが、
「弾きたい」気持ちの方が、ちょっぴり大きいのです。
だから、
あまり気にせず、進んでしまいます。

人がなんと言おうと、
自分が楽しいから、いい、という、
パワーです。

それがあると、
たいていのことは、乗り越えられてしまいます。

「一生懸命やってるのに!」という文句は、
どこかへ行ってしまいます。
どなたかの弾き方を、マネするなり、
コツを盗むなり、
他の曲をやってるうちに、
気がついたら、解決していた、ということになります。

と、
思います。

* まとめ

「一生懸命」やってるのに、という文句が
出たら、独学パワーを注入する








Chiyo








画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2025年2月25日火曜日

私の練習メニュー


プロが練習曲を練習していると言うと、
びっくりなさる人もありますし、
第一、プロなのに、まだ練習するのですか、と
言う人もあります。

スポーツのプロだとしたら、
トレーニング風景がすぐ浮かぶのだと思いますが。
私たちアーチストは、
かすみを食べて生きているわけではなく、
残念ながら、
やはり練習しないと弾けません。

演奏旅行で、ホームステイをさせていただき、
ピアノの練習を始めますと、
そこのホストは、
きっと耳をそば立てて聞いていたのでしょう。
あとで、「それは、なんという練習曲ですか」と
聞かれることがありました。

私のルーチンは、
*ブラームスの練習曲。
選曲して、行います。
ダブルノーツのもの。
そしてその変形

次に、
*ラフマニノフの練習曲。
これは、楽譜は売られていませんが、
口づてに聞いたものです。

それぞれの調性に、ドから始まって、
その上に3音和音と、4音和音をつけて、
それをアルペジオにします。
4オクターブ上りと下り。

これを、全部の調整で行います。
黒鍵で始まる調整はとてもムズカシイです。
私は、6音はじまりくらい行います。

そして、その日によって違いますが、
*ツェルニーなど。

これでだいたい、その日の練習をするための
コンディションが整います。
15〜20分くらいのルーチンです。

みなさんは、
何を使っておられますでしょうか?








Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2025年2月24日月曜日

コツコツと、続ける

オンラインレッスンの受講生の方でも、
音楽院の生徒さんでも同じですが、
コツコツ続けておられる方は、上達が良いと思います。

先日どなたかが書いておられましたが、
「才能がある人だけが上達するわけではない」ということは、
実にそのとおりだと思います。

練習の仕方を工夫する、
そして、
コツコツ続ける、がいいと思います。

すぐには気がつかないかもしれませんが、
じわじわと、
色々なことができるようになったり、
楽に弾けるようになったりすることに
だんだん気がつかれると思います。


応援しています。

 


Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2025年2月19日水曜日

つけておくといい習慣


ピアノ初心者の方の曲は、まだ短いですが、
それでも、すでにこの習慣を身につけることができます。
これは、
将来、とても良いこととなると思っています。

それは、
一曲を弾き始めたら、
最後まで弾き通す、という習慣です。

部分練習をしている時は別ですが、
そうでなく、
さて、この曲を弾こう、と身構えた時。

気をつけておくことは、
どんなに間違っても、やり直さないで、
最後まで行く、ことです。
この習慣が身につけば、
将来、お友達にご披露するにしても、
もちろんレッスンの時にも、
とても良い結果となります。

もし間違ったり、
うまく行かなかったとしたら、
私は、その場所がどこだったか、思い出せるようにしておきます。

外国に住んでいる身ゆえ、
たまに飛行機に乗る機会がありますが、
CAの方が、お客さんから注文を受けた時、
座席番号を見て、あとで戻って来られるように
しているのを見かけます。
(だと思います)

それと似ていて、
どこどこの小節、と覚えておき、
曲を終えたあとに、
そこに戻って、処理するようにしています。

もう、初心者でない方は、
今からでも遅くないですから、
お試しください。

*集中力が増す、
*本番に強くなる、
*ずっこけても切り抜けられるようになる、
などなど、

色々良いことができるようになると思います。











Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2025年2月18日火曜日

アイロン台で、ピアノ練習


 今は、フランスではスキー休みです。
フランス人全員がスキーをするわけでもないですから、
一応「冬休み」と呼びます。
皆が同時にやってきて、
スキー場が満杯にならないようにと、
フランスは3つのゾーンに分けられて、
ちょっとずつずらしながら、
バカンスを取るようになっています。

ところで、私は、
スキーではなく、
海辺で数日過ごしました。
冬のノルマンディは、ひと気もなく、
ひたすら、波がザザーンとこちらに来ては、
向こうに帰るだけ。
それを眺めては、よく休みます。

さて、
そんな時、私は、
最近では、折りたたみピアノを持っていきます。
すると、
お宿でも、練習ができるわけです。

この折りたたみピアノは、
音はイマイチです。
また、タッチも、
本物のピアノとは、あまり似ていません。
ですが、
音量を最低限にして、
(もしくは、音を無しにして)
指の練習はできます。

また、
腹筋や腕の筋肉をよく使うような曲では、
その訓練にもなります。
家へ戻ってきて、
本物のピアノで弾いてみると、
あぁ、筋肉が発達している、
このパッセージが弾きやすくなった、
ということが起こります。

以前は、
旅をするときは、
ピアノが弾けないのが残念だったり、
仕事に支障が出ていましたが、
このごろでは、こんな便利なことが
できるようになったのは、
嬉しいことだと思っています。

折り畳むと、
大体バイオリンのケースくらいの荷物になります。
ただし、ちょっと重たいです。

今回は、
お宿の、アイロン台の上に置いて弾きました。
ちょっとぐらぐらしましたが、
自分の部屋で、思う存分弾けました。
























Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2025年2月7日金曜日

ピアニストの、栄養とは?



 
ピアノを弾くには、
ビタミンだとか、タンパク質だとか、
バランスの良い栄養が必要です。

そして、
もう一つの栄養についてお話しします。

音楽がランゲージ(言葉)の一種だとすれば、
いわば、外国語を学んでいるようなものですから、
他の人の演奏を聞いて、
この「言葉」に慣れるのも必要です。

音楽好きの皆さんですから、
もう、すでに、
たくさんの演奏を聞いて楽しんでおられると思います。

遠い昔、昭和時代には、
コンサートに行くのと、
レコードで聞く、くらいしか手段がありませんでした。

今では、
もっともっと手軽に、いろいろな演奏が聞けます。
それは、ものすごく素晴らしいことだと思います。

さらに、
私の好みを言いいますと、
録音よりもライブの演奏に触れるのは
ずっと影響力がすごいと感じています。

ライブと、録音の差は、
お料理で言ったら、
取り立ての食材と、
缶詰や冷凍食品との差があるでしょう。

たまには、
ライブのハートの伝わる演奏を聞くことは
おすすめしたいです。

それが、栄養として、
貯金されていくと思います。
すでにお持ちのセンスが、ますます磨かれましょう。









 


Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2025年2月6日木曜日

趣味ピアノの方に、オススメ


 


趣味ピアノの方に、オススメなことがあります。

チャレンジが好きな方も多いのですが、実は、
ちょっとレベルを下げた練習曲が、オススメです。

というと、
がっかりなされる方もあるでしょう。
がっかりなさった方こそ、やっていただきたいです。
それがチャレンジ?

どういうことかといいますと、
順を踏んで、基礎を固めてゆけば、
必ずできるようになることがあります。
技術というのは、そういうことが多いです。
分解すれば、ピアノの基本は、そう多くはないのです。

あとは、
もちろん音楽的表現の話になりますが、
技術だけについて言えば、
少しずつ段階を踏めば、少しずつ身についてきます。
それには、
ちょっと易しめのを、徹底的に身体で覚えるのがいいです。

すぐにできるような曲ですから、
できるようになったら、
テンポを上げる、とか、
フレージングに注目する、とか、
強弱の練習をする、とか。
でも、最初から苦労するようでしたら、
それは、まだ早すぎということです。
ちょっと脇に置いておいて、
ワンランク軽くするのがいいと思います。

その方が、
確実に身につくはずです。
無理せず、
お気楽に、
かつ、ていねいに、繰り返し練習をしましょう。




* まとめ  

苦労すれば腕が上がるとは、かぎらない。








Chiyo







動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2025年2月4日火曜日

減点法を、音楽に持ってくると


音楽というのは、もともと、何だったのでしょう?
生徒さんの親御さんには、
「音のミス」の数で判断するような方もあります。

これは、オリンピック競技でも乗馬などがそうですが、
減点法で競っていくやり方です。
「減点なし」というのが勝利を収めます。

それを音楽に持ってきてしまうのは、
残念です。

子供さんは、
そんな親が本番演奏を聴きにくるのを嫌がります。
プレッシャーが大きすぎて、
ますますミスをしたりします。

そんなことより、
この曲は、これこれこういう雰囲気なのだから、
それを醸し出すことに集中していればいいのですよ、
と、私が横からアドバイスします。
でも、それだけでは
足りなかったりします。

また、
試験の時には、
あの子は、ミスが何個だったのに、
それよりミスが少ない、我が子がいい点数をもらえなかった、と
文句を言いにくる親御さんもありました。
最近では、
少なくなってきていますが。

それよりも、
音楽が引き起こす、感動とか、
深い感情の機微を、伝えたい、と
そのことに集中していますと、
ミスをするか、しないかの世界から抜け出せることができます。

ミスをしたくないという気持ちはよくわかりますが、
あまりそれにこだわらない方が
うまくいくような気がします。

* まとめ

あまり、ミスに神経質にならないこと





Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2025年1月31日金曜日

あまのじゃく的、練習法


私の日本のお師匠さんは、若いころに肺結核をわずらい、
しばらくピアノを弾けない時期があったということです。
そのせいか、
「何はともあれ、たくさん弾くこと」ということを
よく言っていました。

私も、それには同感なのですが、
ただやみくもに弾くのもいいとして、
もう一歩進んで言いますと、

ちょっと弾き方を変えて練習しておくと、
これまた、おもしろいように上達することもあります。

たとえば、
*速いパッセージでしたら、ゆっくり弾く。
*粒をそろえたかったら、わざと付点練習する。
(びっこリズムで)
*音楽的に弾きたかったら、額面通りのぶっきらぼう弾きをする。
*レガートにしたかったら、スタッカートで練習。
*強く弾くところを、弱く練習。

などなど、わざと反対のことをするのも、
なかなか効果があるのです。

信じられませんが、
わざと下手に弾く、というのも。
この場合、とことん下手に弾くのです。
音楽的にそれを追求する。

なぜか、意外と難しいです。
すると、だんだん、どこをどうすればいいのか、
まるで方程式を解くように、
わかってきたりもします。

長いこと練習していますと、
だんだん想像力がついてきて、暇つぶしのようなことまで
考えるようになります。
そして、
今、私がこんなことを言えるのは、
いろいろトライ、エラーを繰り返してきたからです。

読者の皆さんも、どうぞ、いろいろ
発明、開発なさってみてください。



* わざと、逆をやってみる













Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2025年1月27日月曜日

上達のエネルギー


 子供さんでも、大人の方でも、
たまに、
「先生、これは、こんな風にする方がいいと思って」と
自分で思いついた表現をしてくる方があります。

クラシック音楽では
楽譜を頼りに、
作曲家の思わくを想像して、
曲作りをしていくのですが、

その想像の時に、
こうやったらおもしろい、とか、
こんな風に私だったら言いたくなる、など、
自分の基準で味付けをしたくなったりします。

そこは、微妙なところです。
勝手になりすぎるのもどうかと思いますし、
ただ楽譜を弾くだけでは、音が生きてこない。

それでも、
このように、想像力を使ったり、
遊び心を持っているピアニストは、
いいと思います。
クリエーターとしての作曲家の立場に
立っています。
作曲家だって人間だった、ということを
思い出せます。

そして、
練習がイキイキしてきます。
これは上達するためのエネルギーのように
感じます。


* まとめ

作曲家の立場に立つのは、おもしろい



 


Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2025年1月24日金曜日

音楽表現の、土台


先日、「ア リタリエンヌ」という言葉を聞きました。
噺家(はなしか)の女性とピアノとを織り交ぜた
ステージの稽古中に、です。

まだ、
最初の、骨組み作りの段階でしたので、
その人は、
「では、ア リタリエンヌで行きます!」
と言いました。

あ、そういえば、そういう表現があったっけ、と
思い出しました。
ピアノも、まぁ、同じだなあと、
一人で感心してしまいました。

直訳は、「イタリア風に」です。
これはどういうものかと言いますと、
演劇の稽古では、
まず、台本を見ても見なくても、
セリフだけを言い合って、大体の感じをつかんで行きます。

表現も入れず、
もちろん体も動かさずに、
ただセリフを言います。
それは、特に、セリフを暗記するのに役立つということです。

(それとは逆に、
表現も入れて、舞台での動きも入れる稽古を
「ア ラルマンド」ドイツ風に、というそうです)

ピアノでも、
まずは楽譜を額面通り読んで、音にしていきます。
その時、生じっか表現をせずに、
まずは、音と動作をしっかり体で覚えていきます。
もちろん、ペダルもつけません。
これが、
その次の段階の、音楽表現をする土台となるのです。

また、暗譜も、この時期にしてしまうのが、
一番手っ取り早いです。

この「イタリア風に」というのは、
なんだか、エレガントな感じがして、
どういう言われなのだろう、
どうしてこう言うのかしら、などと、
興味を持ったりしました。

いずれにしても、
ピアノでも演劇でも、
作り上げていくプロセスは、
似ているのかもしれない、と思いました。


* ピアノでも、まずは「イタリア風に」






Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2025年1月20日月曜日

大人初心者の方への、アドバイスその1

ピアノを始める、となると、
大人の方も、子供さんも、
ワクワク、そしてドキドキなさっているようです。
それは、当然、
お気持ちよくわかります。

さて、
間違えることをあまり気にせずに、
どんどん弾かれることをお勧めします。
 
そして、いくつかコツがありますので、
書いておきます。
初めのうちから、これを習慣としていれば、
あとで、ラクです。

まず第一は、
練習するときに、片手ずつよくマスターすること。

これができるようになったら、
両手に入ります。
初めのうちは、曲もシンプルなので、
あまり気にせずとも、うまくいってしまうものですが、
まずは、これを習慣とすることを
第一のアドバイスといたします。

これができる人と、
できない人とでは、数年後、大きな差が出ます。
スムースに、
音楽的に弾けるようになることを目指す人は、
どうぞ、今のうちからお始めください。


* まとめ

まずは、片手ずつよう弾けるようにしてから、
両手に入る習慣。


Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2025年1月16日木曜日

指が思うように動かない



指が思うようにうまく動かない、
というのは、どのレベルの人でも突き当たる
むずかしさです。

新しい動きだから、習得しなくてはならない、
というのでしたら、
ゆっくり繰り返し練習していれば、
慣れて、
うまくいくようになります。

その一方、
いくら頑張っても「筋力不足」の感じがする時。
事態はもうちょっと複雑です。

色々な練習法がありますが、
最近になって私が悔やんでいることがあります。
もっと若いうちにも、
こうしていればよかった、ということ。

それは、
腕立て伏せをすると、
ラクに弾けるようになることが多いということです。
これは、誰も教えてくれなかったことです。
私の腕にだけの特有の問題なのか、
それとも、
どんな人にとっても、なのか、
そこはよくわからないのですが、

フォルテでたくさんの和音を弾くような時、
ショパンのエチュードのような持久力の必要な時、
など、
ピアノで練習するのも良いですが、
並行して、
腕立て伏せをしておくと、割と速くに解決に向かいます。

もしかすると、
私以外の人にも当てはまるかもしれません。


* まとめ

腕立て伏せをしなくてもいい男性と、
しなくてはならない女性の違いかもしれない?



Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

2025年1月15日水曜日

人それぞれ、とは言っても共通点がある


昨日は、音楽院では、
職員会議がありました。
ソルフェージュの先生と、楽器の先生が集まって、
生徒さん一人一人の成長具合について、
話し合います。

まぁ、生徒さんそれぞれ、
個性は違います。

*8歳なのに、赤ん坊っぽい態度の人

*10歳なのに、お年寄りのような練習の仕方の人

*ソルフェージュはうまくいっても、楽器がいまいち

*前は全然ダメだったのに、突然うまく行くようになった人

などなど、色々です。

100人いれば、100の違う進み方があるのが
よくわかります。
(実際は、もっとたくさんの生徒さんがいます)

さて、
それでも、我々も、経験を積んでいますから、
今、ちょっといまいちでも、
そのうち変化が来る、というのがわかっています。
ですので、今、あまりうまくいっていなくても、
あまり心配はしません。
ジタバタ、しないです。
ソルフェの先生も、私たち楽器の先生も、
それは同じことです。


ともかく、
ちょっとやそっとで匙を投げないことが
大事。
続けていけば、まるで山道を進んでいくように、
色々なカーブ、
天候、
景色がありますので、
続けていれば、
必ず、収穫するものはたくさんあるでしょう。

そして、
振り返ってみれば、
ああ、このプロセスが大事だったのだなぁと
思う時が来るとも思います。

若い人には、
なかなかわからないことでしょうが、
年寄りの私には、
ちょっとそういうのがよく見えてしまいます。


* まとめ

成長の仕方は、人それぞれ違いますが、
同じことは、
続けていれば、必ず収穫があるということです







Chiyo



動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村