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2024年9月27日金曜日

片手練習はタイクツ

 



 


ピアノ曲を上手に仕上げたかったら、
片手練習を、よく行うといいのです。

ですが、
この練習の、人気のないことと言ったら!
それに、この退屈さは、私もよくわかるのです。

早く、
ペダルをつけて、両手で弾きたいのです。
それなのに、
ペダルもなく、
片手ずつ、なんて。。。

それに、「これはこんな曲」と言うイメージもありますから、
早くそれに近づきたくて、
すぐに、そっちのやり方で弾いてしまいます。

あぁ、もうすぐ弾けそう、と言う段階では、
ペダルをつけると、
なんとなく、その気にもなれますし、
気も早まります。
まぁ、パーフェクトでなくても、
そのうち、なんとかなるだろう、
レッスンで、先生がなんとかしてくれるだろう、と
思う方もあるかもしれないです。

その気持ち、よく分かります!






Chiyo

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2024年9月24日火曜日

ピアノにこき使われている感じ

 



 



ピアノは、人生と同じように、長期戦とも言えます。
山あり、谷あり。
それでも、マイペースで続けていくのが、
上達のコツとなると思います。
長く続けていれば、必ず、変化してきます。

ずいぶん前に、あるプロボクサーが言っていました。
これだけ長いこと続けられたのは、
「練習したくない時は、しない」ということを、
心がけてきたから、ということでした。

私も、それを聞いてからは、
ふだんの練習では、同じようにしています。
もちろん、仕事の依頼のある時とか、
コンクール、とか、
そういう時は、そうも言っていられませんが、
それでも、なるべく、自分の気持ちを優先します。

それが、私にとっての、
一番、楽しく弾けるコツだと思っています。

フランス人は、バカンス好きですから、
あまり、そういう心配はいりません。
日本の方は、どちらかというと、
ずっと詰めて練習なさる方が多いように感じます。

そんな日本にも、
学校には、夏休み、冬休みなど、適当なリズムがあります。
たまには、コーヒーブレークをとるのも、
いいのではないかと思います。

そのあと、また、
意気揚々としてきます。
ピアノに向かうのが楽しくなると思います。




* まとめ

ピアノは長期戦。
ダッシュばかりでは、息が切れます。
たまには、一息。






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2024年9月16日月曜日

再出発!


せっかくの夏休みというのに、
夏風邪をひいて寝込んだり、
歯の治療などと、しばらくピアノが弾けないでいました。

いろいろ計画がありましたので、
それが台無しになって、
悔しいやら、
悲しいやら。

でも、もう元気になりましたので、
再出発です。

さて、
せっかく今まで練習してあった曲を
再び取り出してきますと、
まず、
手が、
そして腕も、
体全部も、ですが、
なんとなくサビついている感じです。

これには、ホントにとほほと思います。
もし、作家や、画家の方だったら、
少なくとも、今までの成果は、
そのまま残っているだろうと思います。

そこへくると、
ピアノは、スポーツと同じ、
体調維持が大切になってきます。
(私のお師匠さんは、
体調管理もピアノの技術のうち、と言っていました)

さて、こんなとき、どうするか。
気持ちはせいても、
少しずつ体を慣らしていきます。

ゆっくり。
そして少しずつ練習量を増やしていきます。
急激にガンガン弾きたくなりますが、
それは、やめておきます。

数日かかりますが、
でも、怪我することもなく、
スムースに、元も体調に戻れます。
そして、
サビつきも取れて、再出発することができます。

人生は思うようにいかないことが多いですが、
しなやかに、かわしていきたいと思います。

また、よろしくお願いいたします。







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2024年8月28日水曜日

モチベーションの件


 先日、12ヶ国語を数年で覚えたという人の話を聞きました。
あぁ、なるほど、と思いましたので書いておきます。

12ヶ国語を話せるようになるなんて、
もともと能力の高い方だとは思いますが、
それにしても、練習しないことには
覚えられないだろうと思います。

それでは、
その方の勉強法は?
それは、
朝、モチベーションがあってもなくても
勉強する、ということでした。

モチベーションがあるか、ないかは、
日によって変わるものなので、
そんなのを基準にしていては続けられない、
というようなお話しでした。

確かに。

ある程度の練習は、ピアノでも、
モチベーションがなくてもやっておく方が得、
という感覚は、私も持っています。
やっておけば、次の日に
スムースに展開していきますし、
「イマイチの気分だったのに練習した」という
達成感というのも、これまたさわやかなものです。

そんなことを思って、
あるブランドのモットー、
Just do it
 が浮かんだりしました。








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2024年8月12日月曜日

日ごろの訓練に、敬服!

 


パリオリンピックは、昨日で終わりました。
私は、生でいくつか観戦できましたし、
テレビでも、よく観ました。

一番印象に残ったのは、
レスリングの、とっても有能な日本女性の試合。
生で観ることができました。

試合前の、
その自信を持った顔、
歩き方。
試合のテンポの速さ。
すぐに勝負がついてしまった、その
カッコよさ。

それを思い出しただけでも、
勇気をもらえそうな、素晴らしい体験でした。

試合の後には、退場するご本人は、
観客席の中で、スッと立ち上がって、
大声でブラボーと手を振るおばさん(=私)に、
すぐ気がついてくれて、
サッと、手を上げて会釈してくれました。
(わっ、うれしい)

そして、
その観察力、注意力にびっくりします。
日ごろから、
まわり(相手)の動きに、ものすごく敏感なのだなぁ、
そうでなくては、勝てないだろうなと
感心しました。

日ごろの訓練に、敬服します。
彼女だけでなく、
全ての選手の皆さんに、敬服です。

さて、今回のオリンピックで、
ピアノと関係なさそうなところで、
ピアノと同じような話を聞きましたので、
それは、また書きたいと思います。






















* 藤波朱理選手 レスリング金メダル












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2024年6月25日火曜日

ピアノの先生、いろいろ

 


ピアノの先生、と一口に言っても、

いろいろな人がいますので、それぞれだとは思います。
少なくとも私の頭の中では、
レッスンをしている時はもちろん、
そうでない時でも、
気にし続けていることがあります。

あの人には、どんな曲がいいか。
この人は、今、何のお勉強するのがいいか。
などなど、
私の頭の中には、いつも、
クエッションマークが、灯っているようなものです。

それが、はっきりとわかるのは、
全然別なことをしている時に、
なんの脈絡もなく、
すっと、イメージが湧いて
「あ、あの方には、この曲が似合いそう」
と思ってしまうような時です。

実際、
そんな風に「イメージがわいた曲」をご提案してみると、
とてもうまくいくことが多い。
例えばコンクールや、コンサートなどで、
とてもぴったり、しっくりと、うまくいった、
というようなことが、よくあります。











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2024年6月17日月曜日

バッハは、苦いお薬なのか?


きのうは、フランスではル・マンというところで
24時間自動車レースがありました。
それとは関係ありませんが、
先日、私は12時間、ピアノ試験のジャッジをする
という仕事がありました。
まぁ、休憩はあるのですが。

さて、その中で、
バッハを弾いた生徒さんが多かったです。
バッハ好きの私にとってはうれしいことです。

ただし、
生徒さんを通して、
なんとなく感じられてしまうこともあります。
それは、
バッハを弾けば、体にいいとか、
ピアニストにとって「いい」と思われている感じがする、
ということです。

バッハがいいお薬のように思われている、
という雰囲気です。
ですので、ガンガン弾く人もあれば、
ものすごく速く弾く人も。

もちろん、
ちゃんと、バッハという人間の
「うたごころ」を感じて弾く人もあったのです。
スイング、グルーヴを感じられる演奏も。
まれではありましたが。

いつになっても、
音楽の父バッハは、尊敬されすぎて、
バッハが一人の人間だった、ということが
忘れられてしまっている雰囲気があるように感じます。



* まとめ

若い人たちに、バッハは人気があるのに、
大人になると、バッハはすごく「まじめ」っぽくとられる



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2024年5月27日月曜日

大人初心者のすごさ


まったく初心者でなくとも(再開)、
大人になってからピアノを始める方は多いです。

逆に、
そんなことはできないはず、と
決めてかかっている方も多いです。

私からの感想は、
「必ずできる」です。
子どもから見たら、少しは進歩が遅い、と
決めてかかる人もありますが、
実は、
子どもさんの場合は、それはそれで
問題が多いのです。
(ちっともモチベーションがないのに、
親御さんに押されて、練習しているケースなど)

その点、
大人の方がピアノを習おう、とするときは、
モチベーションがとても大きいです。
そのエンジン力がすごいので、
私は、それに乗っかって、ぐんぐん進めるお手伝いをします。

その楽しいこと、
それは、初めは、自転車に乗っているようなもの、
そして、
次には自動車。
そして、その後はまるで飛行機です。

モチベーションと、実行の可能性さえあれば、
がんがんピアノで楽しめると思います。


* まとめ

大人ピアノのすごさは、モチベーション




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2024年5月13日月曜日

趣味ピアノの方のアプローチのしかた

2週間ほど、東京へ行っていました。
その間、対面レッスンも行いました。
いつもはオンラインで受講なさっている
「ふだん塾」のみなさんがお相手です。

ピアノを再開なされた大人の方がほとんでど。
みなさん、趣味だからこそ、でしょうか。
やる気満々で、楽しんでいらっしゃいます。

音大での、悲壮的ながんばり、とはまったく違う、
本来そうあるべき(?)アプローチのような気がして、
私としては、うれしい限りです。

はるか昔の思い出になりますが、
音大では、同期の人との競争もありましたし、
ともかく上達したい、という気持ちで、
どのひとも、技術の限界のところを練習していました。
その苦しさ、というのは、
若いからいいですけれど、
今思うと、
そういう雰囲気の中では、
音楽のポエジーうたごころから、ちょっとはずれてしまうことも
あったように思います。

その一方で、
趣味ピアノの方々のモチベーションというのは、
すごいものでもあります。
かなり「必死で」練習しておられる方もあります。
それは、いい原動力になりますので、
とても良いです!

趣味ピアノの方々、
どうぞ、この理想的なアプローチで、
どんどん上達なさってください。
私は、どんな展開になるのだろうと、
ワクワクしながら、
そばで、応援していますので。






 


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2024年3月4日月曜日

「スグルー」をご存じですか?(ピアノとは少しだけ関係がある)



先日、よく切れるギザギザナイフで、
パンを切っていましたところ、
パンのみならず、指先まで切ってしまいました。

あら大変、
しばらくは、ティシューを巻いて、
おさまるのを待たねばなりませんでした。
3、4日たって、
まぁ、表面的には大丈夫になりましたが、
切りどころが悪かったようです。
ちょっとさわるだけでも、痛みがあります。

パソコンのキーボードでも、
そして、なんといってもピアノのキーを
使うときに、痛むのです。
それは、一週間たっても、です。

これでは、一本の指のせいで、
残りの9本まで、なまってしまいます。
いつになったら、ピアノは弾けるようになるのか、と考えると、
どうも気に入りません。

そこで、思いついたことがあります。
指ぬきのようなもの、です。
そういうキャップがあれば、痛みもなく、
キーボードにさわれるでしょう。
そのために、いいものがあります。
スグルーという粘土接着剤です。

しばらく前に、ある人に教えてもらってからは、
我が家では、
冷蔵庫に、いつも用意しています。
(冷蔵庫のほうが長持ちする)

ご存知の方もあるかと思いますが、
この粘土接着剤は、本当に優れものです。
パソコンのケーブルでも、
こわれた食器でも、
クツでも、
なんでも丈夫に直ります。

もう、何度も便利にお世話になっています。
そして、今回は、このキャップです!
まるで、歯医者さんのように、
もしくは、ギブスのように、
中にティシューをつけて、
指キャップを作ってみました。

一晩たって、固まりましたので、
試してみますと、
便利に使えることがわかりました。
うれしいです。














おかげで、
今朝からは、ピアノを弾けますし、
(コンサートレベルでしたら、
ちょっと困るかもしれませんが)
痛みなしで、パソコンも打てます。

スグルーは、スグレ〜ものです。
感謝!















 


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2024年2月26日月曜日

通信簿の「呪い」

フランスの、私の勤める音楽院では、
一年に2回、通信簿を書きます。

昔は、カーボン紙のついた通信簿用の
ノートがあって、
それに、書き入れていました。
今では、それ用のソフトがありますので、
パソコンから、記入します。
このソフトは、たぶん、
フランス全国、どの音楽院でも同じものを
使っているのではないかと思います。

その記入欄には、
技術的なことや、音楽的なことについて、

1)できていること、
2)この先どうするか、

ということを書くようになっています。

この1)と2)は、
昔だったら、
「長所」と「欠点」というような言い方をしていたと思います。

それを変えたのは、
「後進国」という言い方をやめて、
「発展途上国」という言い方にしたのと、
ちょっと似ている、と私は思います。

(先進国という言い方は良いのに、
後進国が良くないのは、どうしてなのか、
私には説明がつきませんが。
解決したいのなら、そういう区別をやめるのがいいと思います)

いずれにしても、
どう呼び方を変えても、
今できていることと、
今できていないこと、という区別はあるわけです。

さて、
先日、職員会議で、
ちゃんと記入欄通りに記入しましょう、という注意がありました。

私といえば、
いつも、これを無視して、自由勝手にコメントを書いています。
注意と言っても、
まぁ、先生全員に対しての勧告ですので、
今のところは、それを無視して、自分の方針で行きます。

なぜかと言いますと、
生徒さんは、自分のできていないところは、
もう、大体わかっている、と思うからです。
そのことを、わざわざ通信簿に書くこともないと思います。

それよりも、生徒さんが
意外と知らないのは、
*何ができているか、そして、
*どんなところに才能(?)がありそうなのか、
ということだと思います。
ですので、私は、それを書くことにしています。

才能、というところが、
記入欄の2番目の
「この先どうするか」ということなのかもしれません。
ですが、
欠点を克服しようとするのと、
どこに可能性がありそうなのか、を考えるのでは、
ちょっとした違いがあると思います。

このちょっとした違いは、
長い目で見ると、
かなり大きな違いになってくるのではないかと、
私は感じています。


通信簿で、
「欠点の烙印」を押されるのは、生徒さんにとっては、
とてもよくないと思います。
まるで、若い人に「呪い」をかけるようなものです。

それなら、私が怒られてもいいですから、
その欄は、空白にしておきたいと思っています。
そして、
できていること、
その人特有の才能の「芽」について、
書くようにしています。







 


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2024年2月19日月曜日

ベートーベンも、言っていた?


けさ、ツイッターで(今はX)
ベートーベンの言葉を一つ、
習いました。

「間違った音を奏でることは取るに足りないが、
情熱を持たずに演奏することは言語道断だ」ということです。

これがもし事実だとすれば、
私にとってはびっくりものです。

あの時代にも、
ミスタッチを気にしすぎて、
情熱のことを忘れてしまう人があったのだなぁ、という
親近感まで感じてしまいます。

今、現代の時代では、
何もかもがとっても立派にできてしまいます。
今だって、
私の書く文章が、瞬時に印刷文字になっています。
一昔前には、そんなことはできませんでしたし、

音楽で言えば、
ライブ録音だって、手を加えれば、
ミスタッチを正しい音に変えることだってできてしまいます。
その結果、
誰の耳も、完璧な録音に慣れています。
そのため、
私は、情熱よりも正しい音を弾くピアニスト(?)
というのは、現代の特徴なのだと思っていました。

ベートーベンの時代にも
そういう人があったのか、
それとも、彼自身のことをいましめて言っているのか、
いずれにしても、
ちゃんと表現しましょう、という気持ちがあったのだなぁと、
大発見。

このことを
喜んでいいのかどうかは
よくわかりませんが、
音楽家のはしくれとしましては、
やはりここをよく押さえておかなくては、と、
改めて思いました。











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2024年2月9日金曜日

まじめな、クラシック音楽??


 ヨーロッパでも、日本でも、

 クラシック音楽は、高尚な音楽、と考えている人に出会います。
その逆に、もっとラフな感じに、とらえておられる方にも出会います。


クラシック音楽会に行くときは、
ドレスアップしていきますが、
ロックコンサートだと、また違う装いにします。

などと、
いろいろな外側のことに気を取られて、
肝心の、音楽自体のことを、忘れることもあります。
クラシック的な表現のし方、というのはありますし、
ロマン派、バロック、とそれぞれ、また違います。
クラシック音楽から突然話が飛んで、すみませんが、
ヒップホップだって、いろいろな派があって、
それぞれ、また表現方法が、違います。

いずれにしても、私が思うのは、
肝心なのは、皆、人間が、表現していることで、
その言葉、言葉遣いが違っても、
底に流れている、気分、気持ち、というのに、
それほどの違いはない、ということです。

どの程度の深さで、話をしているのか、
なんの話をしているのか、
いったい、ここは、悲しいのか、それとも、
悲しいふりをしているのか、
そっちの方が、表現者にとっては、大事になります。

そのために、
その「言葉」を、習う必要がある、ということになります。
言葉だけを習って、
それで楽しむこともできますが、
あ、ここでは、こういうことを感じて、これこれを言いたかったのかもしれない、と
探偵のような作業をしていくのは、
何十倍も楽しくなるかもしれません。

まじめなことなんて、
一つもなくて、
同じ人間なんだなぁとか、
ちっともわからないなぁとか、
感想は出てきます。

ものすごく昔の、
ものすごく遠い、知らない地の、
作曲家と、心が通じたような、
そんな気分にもなります。













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2024年1月22日月曜日

こんなの、あり得ない!と思っていた

(ダ・ビンチのデッサン)


 昨日、ツイッター(今ではX)で、とても不思議な楽器を教えてもらいました。
ピアニストである私にとっては、
とても感激ものでしたので、書いておきます。

ポーランドの人が制作したものですが、
元のアイディアは、ダ・ビンチのものだそうです。
設計だけで、実現していなかったものを、
この方が製作。

ピアノでは、ハンマーが弦をたたきます。
チェンバロでは、弦はギターのようにはじかれます。
この楽器では、弦はバイオリンのようにこすられるのです
名は、「ビオラ オルガニスタ」。












こんなことが可能なんて、すごいです。
こんな小さな楽器の中に、
弓を引く人が入っているのでしょうか?!

まるで、弦楽器のアンサンブルを聞いているようです。

ダ・ビンチといえば、あの「モナリザ」を描いた人。
すごく有名ですが、
いろいろ、機械を想像、発明をした人でもあります。
学校にも行かなかった天才です。

実は、このダ・ビンチさん、
フランスの、私の住んでいるところのすぐ近くで、
亡くなっているのです。
もし、私がこの地で人生を終えるとしたら、
そのことが唯一、彼との共通点になります。
それだけでも、ちょっと光栄になるくらい、
大好きな人。

このダ・ビンチが500年くらい前に発明した、不思議な楽器が見られます。
聞くことができます↓

よろしかったら。






*引用源
レオナルド・ダ・ヴィンチの幻の楽器でピアノ+チェロ
「ヴィオラ・オルガニスタ」の音色はこんな感じ - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20131121-vincis-wacky-piano/












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2024年1月16日火曜日

練習曲の傑作(初級編)




ブルグミューラーという練習曲は、とてもいいと思います。
日本ではよく使われています。
ウイーン原典版では、日本の方が監修しているくらいです。

フランスではどうか、と言いますと、
私の知る限りでは、聞いたことがありません。
といって、感性が合わないということではありません。
フランスの生徒さんに提案してみれば、
とても喜ばれます。

音楽的に、起承転結がしっかりしていて、
小曲ながら、すばらしいと思います。
ミニチュアのように。

そして、ちゃんと練習すべきことが盛り込んであります。
練習曲としては、楽しいし、
やりがいがある、傑作と言えます。

また、パロディも出ているのです。
「ビートミュラー*」という、ポピュラーの(練習)曲です。
とても、よくできていると思います。
これは、ブルグミューラーの作品をちょっと真似しながら、
ポップ、ラテン、ロック風の曲が作られています。
とても質の良い、パロディ。

本物のブルグを弾いたあと、
このパクリを弾くと、
さらにおもしろく、楽しいのではないかと思います。


 


* 「ビートミュラー」というオランダの楽譜
"Beatmuller"  25 piano pieces
Fons van Gorp  (Ed. de Haske)
 


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2024年1月11日木曜日

練習曲は必要なのか


YouTube で、
マルタアルゲリッチのインタビューを聞いたところによりますと、
彼女は、練習曲など弾いたことない、ということでした。
「なんで、練習曲なんて必要なの?」という顔をして、
対応している若いアルゲリッチが見えます。

なるほど、
この天才的なピアニストは、
練習曲などほったらかして、
ただひたすらに「曲」に取り組んできたということです。
天才だから、できることなのでしょうか?

私は、ずっと練習曲を練習した方がいいと思っていましたので、
考え込んでしまいます。
努めて、頭を柔らかくして考えます。

確かに、フランスでは練習曲を弾かない人が多いですし。
はて、
生徒さんには、どうアドバイスするべきなのか?
何が有効なのか?

もっとも、アルゲリッチさんは、
幼少の頃からピアノばかり弾いていたそうですから、
楽器に向かっていた時間は、相当なものだとは思います。

と、いろいろ考えましたが、
私の今の結論は、

やはり、
それほど時間がない時には、

「曲」のほかに、
もう一つ練習曲を練習するのが、早道、だと思います。
(初級、中級)

譜読みに時間がかかったり、
ゆるやかテンポの曲ばかりですと、
なかなか筋肉も発達しませんから、
シンプルな練習曲を、注意深く練習するのは、
上達の速さを、加速すると思います。














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