2024年8月29日木曜日

途中で止まらない!


ピアノを弾いていて、ちょっと間違えてしまった時。
あなたは、どういう反応をしますか?

戸惑ってしまいます。
そして、たいていは弾き直しますので、
拍が、とどこおります。

でも、中には、
ミスは無視して、そのまま続けるという芸当を
できる人もあります。

良い反応の仕方は、
こちらの、「ミスは無視」なのです。
その方が、がぜん、ダメージを最小限にとどめられます。
うまくいけば、
聴衆の中には、気づかない人もあるくらいです。
つまり、
音楽性は、キープされたことになります。


さて、
このような反応ができるようになるには、
ちょっと訓練が必要です。
難しいとは思いますが、ふだんから身につけておくのは
とてもいいことだと思います。
ステージでご披露するときも、この習慣があると、
うまくいきやすいです。

大きく分けて、
2つ方法があります。

1)
どなたかと合奏を楽しむ。

これは、ピアノ連弾でも、
別な楽器とのドュオでもいいですし、
合唱の伴奏でも、なんでもいいです。

一人で弾いているときは、
どんなに拍がくずれても、なんとなく
やり直していればよかったですが、
ほかの方と演奏すると、そうはいきません。

ですので、こうすれば、
一発で、悪い癖はなくなります。

あなたが弾いても、弾かなくても、
あれよあれよと
楽譜は進んでいくのです。
なんとか、対処せねばなりません。



2)
ふだんの練習の時に、
特に、新しい曲を手掛けるときに、
ポロポロっと弾いては止まり、ということを
することが多いと思いますが、

それは、それでいいのですが、

それと、
ある部分、もしくは全曲を通して弾く
ということ、この2つの区別を
よくつけておく、という習慣をつける。
通して弾くときは、
何があっても止まらない、
いくら穴ぼこだらけでも、
最後まで行く、という習慣です。


これは大事なことです。
意気込みが違うと思います。
「ポロポロっと弾き」ばかりしている人は、
なかなか、通しで弾くことができません。
途中で止まらずに弾く、という訓練を、
日頃からしておけば、
かなり強力になれると思います。

本番に強くなれます。







* まとめ

シューマン先生ご推薦の、
「途中で止まらない訓練」






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2024年8月28日水曜日

モチベーションの件


 先日、12ヶ国語を数年で覚えたという人の話を聞きました。
あぁ、なるほど、と思いましたので書いておきます。

12ヶ国語を話せるようになるなんて、
もともと能力の高い方だとは思いますが、
それにしても、練習しないことには
覚えられないだろうと思います。

それでは、
その方の勉強法は?
それは、
朝、モチベーションがあってもなくても
勉強する、ということでした。

モチベーションがあるか、ないかは、
日によって変わるものなので、
そんなのを基準にしていては続けられない、
というようなお話しでした。

確かに。

ある程度の練習は、ピアノでも、
モチベーションがなくてもやっておく方が得、
という感覚は、私も持っています。
やっておけば、次の日に
スムースに展開していきますし、
「イマイチの気分だったのに練習した」という
達成感というのも、これまたさわやかなものです。

そんなことを思って、
あるブランドのモットー、
Just do it
 が浮かんだりしました。








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2024年8月12日月曜日

日ごろの訓練に、敬服!

 


パリオリンピックは、昨日で終わりました。
私は、生でいくつか観戦できましたし、
テレビでも、よく観ました。

一番印象に残ったのは、
レスリングの、とっても有能な日本女性の試合。
生で観ることができました。

試合前の、
その自信を持った顔、
歩き方。
試合のテンポの速さ。
すぐに勝負がついてしまった、その
カッコよさ。

それを思い出しただけでも、
勇気をもらえそうな、素晴らしい体験でした。

試合の後には、退場するご本人は、
観客席の中で、スッと立ち上がって、
大声でブラボーと手を振るおばさん(=私)に、
すぐ気がついてくれて、
サッと、手を上げて会釈してくれました。
(わっ、うれしい)

そして、
その観察力、注意力にびっくりします。
日ごろから、
まわり(相手)の動きに、ものすごく敏感なのだなぁ、
そうでなくては、勝てないだろうなと
感心しました。

日ごろの訓練に、敬服します。
彼女だけでなく、
全ての選手の皆さんに、敬服です。

さて、今回のオリンピックで、
ピアノと関係なさそうなところで、
ピアノと同じような話を聞きましたので、
それは、また書きたいと思います。






















* 藤波朱理選手 レスリング金メダル












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2024年8月1日木曜日

軽々しく考える人が多いですが、これは重大なテーマ


曲選びをするときの、色々な問題について。
このテーマでは、言いたいことは
いくらでもあるのです。
でも、言葉で説明しようとしても、
しきれない要素が多いです。

それでもあえてお話ししますと、

まずは、
1)あまり難しすぎない曲を選ぶ方が、
教育学的にも、
コンクールでの成功率を上げるのにも、
効果的となると思います。
そして、とことん追求して、
質の高い演奏をめざすことです。


もちろん、難しい曲にチャレンジするのはいいですが、
現実的に考えることは必要です。



*ネット上で、
難易度が表に出ていたり、
楽譜の会社が表を作ったりしていますが、
だいたいは、当たっているかもしれませんが、
当たっていない部分も、とても多いと
私は感じています。
これを鵜呑みにしない方がいいと思います。


さて、次は、
2)音楽的に、どうするか、という問題です。
これは、
楽譜の面(つら)だけを見ていても、わからないのです。

例えば、
ラベルの曲をとことん追求した経験があるのなら、
そのあとにラベルの曲を選べば、
割とすんなりいくと思います。

けれども、
モーツァルトばかり弾いていた人が、
突然ラベルの世界に入ろうとするときは、
少し時間がかかります。

これは、極端な例ですが、
そういうことは、楽譜を見つめて、
音の数が少ないから、もしくは、
テンポがゆっくりめだから、という理由で
選んでも、うまく行かないことが多いです。

これは、先生に相談するのが良いです。
そして、ここは、
先生のセンスが問われるところだと思います。


適切な曲を選ぶことは、
モチベーションの元になりますし、
また、無駄なく上達するコツになるはずです。
とても、重大なテーマだと思います。









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