ピアノを弾いていて、ちょっと間違えてしまった時。
あなたは、どういう反応をしますか?
戸惑ってしまいます。
そして、たいていは弾き直しますので、
拍が、とどこおります。
でも、中には、
ミスは無視して、そのまま続けるという芸当を
できる人もあります。
良い反応の仕方は、
こちらの、「ミスは無視」なのです。
その方が、がぜん、ダメージを最小限にとどめられます。
うまくいけば、
聴衆の中には、気づかない人もあるくらいです。
つまり、
音楽性は、キープされたことになります。
さて、
このような反応ができるようになるには、
ちょっと訓練が必要です。
難しいとは思いますが、ふだんから身につけておくのは
とてもいいことだと思います。
ステージでご披露するときも、この習慣があると、
うまくいきやすいです。
大きく分けて、
2つ方法があります。
1)
どなたかと合奏を楽しむ。
これは、ピアノ連弾でも、
別な楽器とのドュオでもいいですし、
合唱の伴奏でも、なんでもいいです。
一人で弾いているときは、
どんなに拍がくずれても、なんとなく
やり直していればよかったですが、
ほかの方と演奏すると、そうはいきません。
ですので、こうすれば、
一発で、悪い癖はなくなります。
あなたが弾いても、弾かなくても、
あれよあれよと
楽譜は進んでいくのです。
なんとか、対処せねばなりません。
2)
ふだんの練習の時に、
特に、新しい曲を手掛けるときに、
ポロポロっと弾いては止まり、ということを
することが多いと思いますが、
それは、それでいいのですが、
それと、
ある部分、もしくは全曲を通して弾く、
ということ、この2つの区別を
よくつけておく、という習慣をつける。
通して弾くときは、
何があっても止まらない、
いくら穴ぼこだらけでも、
最後まで行く、という習慣です。
これは大事なことです。
意気込みが違うと思います。
「ポロポロっと弾き」ばかりしている人は、
なかなか、通しで弾くことができません。
途中で止まらずに弾く、という訓練を、
日頃からしておけば、
かなり強力になれると思います。
本番に強くなれます。
* まとめ
シューマン先生ご推薦の、
「途中で止まらない訓練」
Chiyo
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フランス在住ピアノ講師
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