2023年7月12日水曜日

ピアノの教え方にも、色々

きのうは、音楽院で、
新しいピアノの先生のリクルート試験の審査に立ち会いました。

教育実技の審査というのが、
私の役割でした。

幾人かの応募者が、
初めて出会う生徒さん2人に、レッスンをするのです。
持ち時間は3分。

審査員が見ている前で、
若い人たちにレッスンをするなんて、
あまり心地がいいことではないかもしれません。

さて、レッスンを拝見していて、
おもに、2つのタイプの先生があるように思えました。

1)まず、
生徒さんの演奏を聞いて、
「ここが足りない」と判断して、
そこをなんとかするように「教える」という形。
情報を、たくさん与えます。

上手な先生の演奏を聞いて、
うぁー、と感激して、その真似をする。

もう一つは、

2)まず生徒さんの演奏を聞いて、
次に、お話をして、意見を聞いたりしてから、
良かったところをあげていく先生。
そして、そのポイントを掘り下げて、さらに進む、という形。

色々試して、
また別な要素が現れてきたら、情報を与える、
という形。


さぁ、
皆さんの先生は、どういう形でしょうか。
そうはっきりしていないかもしれませんし、
その日によって、違うかもしれません。
どちらがいいということでもありません。


今回の1)のタイプの先生は、
生徒がどんな人であろうと、
一つの曲につき、毎回同じレッスンをしていると思われます。
大勢のクラスでは、このような授業になると思います。

2)のタイプの先生は、
生徒さんによって、同じ曲でも、まったく異なる情報を与えたり、
お話をしていると思います。


私が、どちらのタイプかと言いますと、
それは、2)です。
その方が、教える側にとっても楽しいですし、
たぶん、
生徒さんにとっても楽しいのでは?と思いますが、
まぁ、
そうとも限りません。


昨日の、「モルモット」にされた生徒さんに
感想を聞きましたところ、
1)のタイプが好きな人と、
2)の方がいい人、と意見が分かれました。


長い目で見たら、また違いが出てくるとも思いますが。
なかなか、面白い論点だと思います。













 


Chiyo

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