2023年10月20日金曜日

「ふだん塾」おいとま中


 ただいま「ふだん塾」は、おいとま中です。

それまで、みなさん、
のんびりおすごしください。
再開は、11月7日です。




*その間、「ふだん塾」の受講生の中には
オンラインではなく、
ライブレッスンをお受けの方もあります。


その方々の中には初めてお会いする方もあります。
お会いできるのを、とても楽しみにしています。











Chiyo

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2023年10月16日月曜日

上手くいかないなと思ったら


 ピアノ曲を練習していて思いますが、
上手くいかない時の方が、
圧倒的に多いのではないかと思います。

まずは、片手ずつ、よっちらほっちら。
次に両手で。
これが、またややこしい。
ゆっくり、ゆっくり、ころんでは起き上がって、
進んでいきます。

もう何十年もこれをやっているので、
少しは慣れていますが、
毎回、じれったくなります。

さて、
上手くいかない、という悩みがしつこいときは、
たいてい、イライラしてきて、
基本を忘れていたりします。

経験からして、一番いいのは、
ゆっくり、ゆっくり、ちょっとタッチを深めに、
さらっていることです。
そして、
すぐに、できるようになろうと思わないこと。
これを数日つづけていると、
だんだん改善してくるのですから、あせらない。

そんなことを思い出しながら、
また、何度も、何度も、繰り返し練習をしたりします。

だんだん、
できあがってきます。


* まとめ

良い方法で繰り返し練習していれば、
だんだん改善してくる




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2023年10月10日火曜日

ピアノでも、お国柄が


わたしの勤めている音楽院には、
色々な土地からやってきた人が多いです。
まずは、私。
日本からフランスに来たのです。

一方、生徒さんの方には、
ヨーロッパあちこち、

アフリカ大陸、
アメリカ大陸、
もちろんアジアも。

中には、アルバニアやコモールという国など、
申し訳ありませんが
私はその存在を全然知らなかった国も。

この数年で、
さらにその傾向は増して、
フランス出身の人の方が、少数になってしまいました。

というわけで、
私は、さまざまなオリジンの人たちと
仕事をしています。
それは、大変おもしろい。
なぜかと言いますと、
皆、同じフランス語で生活してはいますが、
やはりお国柄というのがあります。

体型、筋肉のつき方、
体の使い方に、お国柄があります。
そういうことを言い始めますと、
今では人種差別、となってしまいますので、
あまり言いませんが、
それでも、お国柄があるからこそ、
旅行をしたくなるのです。
私は動かなくても、毎日、旅行しているようなものです。
それが、おもしろいです。

さて、
一番、差が出るなと思うのは、
「反射神経」かと思います。
楽譜を見てから、指が動く、
それまでの時間です。

その点、
アジアの人は、反射がとてもよろしい。
卓球などにそれがよく表れていると思います。
ピアノでも同じです。

残念ながら、それが遅い人は、
うんと練習しなければなりません。
もちろん、練習していれば、必ずできるようになります。
でも、
練習をするのが苦手だと、
ちっともうまくなりません。

その点は、
かなり不公平だな、と感じます。






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2023年10月9日月曜日

ピアノを再開する


毎年、新しい生徒さんが入ってきます。
その中には、たまに、
◯年以上ブランクがあります、という
再開の方もあります。

最初のレッスンではわかりませんが、
しばらく進むうちに、だんだん以前のことが
話題になります。

たいていは、
以前の先生の、ここが苦手でした、というような話になります。
それは、往々にしてある事です。
ピアノの教え方には色々ありますし、
先生のキャラクターだって、さまざまです。

それでも、わたしが感心してしまうのは、
「にもかかわらず」ピアノのクラスに戻ってきた、
という点です。
それほど、ピアノが大好きなんですね、と言うと、
「うーん、そうかもしれませんね」というお答え。

そして、そういう方は、
かなりのモチベーションがありますから、
進み方が速いです。
やっぱり、わたしはピアノが好きだったんだと
自分でもおどろいていらっしゃる様子。
再開なさって、よかったなぁと、
わたしもそばで、うれしくなります。

「よくぞ、またピアノに戻ってらっしゃいました!」と
拍手したい気持ちです。



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2023年10月6日金曜日

ペダルを使うタイミング


 ピアノで一つの曲を習い始めるとき。
「どの段階でペダルを使うのですか?」
という質問を受けます。

結論を先に言ってしまうと、
これは、最後の最後だと思います。
1)まずは、片手ずつ。
2)次に、両手で。
3)次に、音色、曲の流れなどを考えて、
曲作りをしていきます。
そのあたりでペダルも使い始めます。

つまり、
指の方は、もう解決した時点で、
足の方を使い始める、と覚えておけばいいでしょう。

また、上のような疑問を持たれずに、
最初からペダルを使って譜読みをする方も、
たまに、あります。
それは極端な例かもしれませんが、
それですと、
指のほうが曖昧になりますし、
ペダルの方も、アバウトになってしまいます。

ペダルなしの練習を積んだ後は、
ペダルを踏む段階に入ると、
「わ〜素敵」とうれしくなります。

まるで、
プラモデルを組み立てていくとき、
だんだん形になっていく、
その嬉しさのような
ものがあります。


*まとめ

ペダル練習は、最後の方で




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2023年10月4日水曜日

なんとなくスランプ



ピアノの練習は、地道に続けていきますと、
必ず、上達します。
それは、老若男女、どんな人でもです。

ただ、
たまに、なんとなくモチベーションが下がったりすることもあります。
そういう時には、

1)ちょっと一息入れる。

ということもできます。
思い切って、ピアノの練習はお休みにします。
大事なのは、
「あー、、まずい」と思わないことです。
れも、練習のうち、と思って休養を取ります。

しばらくして、
すっきりした気持ちでまた取り掛かれます。

また、それでもモチベーションが下がったままの時は、
人によりますが、

2)少しでいいから、やってみる。

という方法もあります。
その時大事なのは、
ほんの少しだけでストップする、ということです。

「完璧でなくていい」と自分に言い聞かせるのも、
効果があります。

それをしばらく続けていますと、
軌道に乗れることもあります。





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2023年10月2日月曜日

電子ピアノの場合


 都会に住んでいますと、
アコースティックピアノで練習するなんて、
ぜいたくなものです。
お隣近所の方に迷惑にならないように、と
とても気をつかいます。

そんな時、電子ピアノは、本当に便利です。

オンラインレッスンでも、
電子ピアノをお使いの方はあります。
そういうケースの時は、
たまに、アコースティックピアノを弾くといいと思っています。

最近では、
スタジオや、コンサートホールが
時間貸しをしてくれます。
都会ならでは、のサービスですので、
どんどん利用されるといいと思います。

1ヶ月に1ぺんでも、
6ヶ月に1ぺんでもいいのです。
たまに触れると、体がタッチを覚えてくれます。

そして、
また、地道に
電子ピアノで訓練を続ければ良いと思います。

いいタッチが身について、
この先、どんなピアノでも、
自由自在になれると思います。





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2023年9月29日金曜日

ミスタッチを減らしたかったら

これを言ってもあまり信用されませんが、
ミスタッチを減らしたかったら、
わざとミスタッチをやらかしながら
練習するのがいいです。

説明しますと、
ミスタッチをするときに、
あまりにも「正確に弾こう、正確に」と思いすぎて、
体に力が入ってしまうことがあります。

そんな時、
少しテンポを下げて、
もうちょっとちゃらんぽらんに弾いてみますと、
とたんに、メチャクチャになりますが、
実は、その時にいわゆる「脱力」状態になっていることが多いです。

その状態で、
少しずつ、それでは
「今度は、もうちょっと右に」とか
「もうちょっと左寄りに」と気をつけながら、
あくまでもちゃらんぽらんに繰り返します。

すると、
だんだん、正確な音に当たるようになってきます。

それが、理想的な弾き方だったりします。
つまり、
脱力していて、かつ、コントロールされている状態です。
また、
その方がラクに弾けます。

お試しください。


* わざとミスタッチを許して弾く



 


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2023年9月28日木曜日

ピアノという楽器の、不思議


先日は、ピアノの音色を決めるものについて、
お話ししました。

あと、もう一つ不思議なことがあります。
ピアノの音色が、
ピアニストによって変化しているようだということです。

これは、科学的にどう説明できるのか?
よくわかりませんが、
ピアノテクニシャンも同じことを言いますので、
私の気のせいだけとも言えないようです。

ピアニストが弾き込んでいると、
その楽器が、
だんだん、ピアニストの音色になってくる、ということです。
実に、変ですが、
そういう経験をしたことがあります。

音楽院で、
長年使っていた部屋を変わることになった時。
それまで使っていたピアノは、
私の音色になっていました。
私の生徒さんも、同じような弾き方をするのでしょう、
そうなってしまったようです。

そして、
別な部屋で、別なピアノを使い始めた時、
しばらくは、テクニシャンにお願いして、
色々手を加えてもらいました。
最初の2年くらいは、安定しなくて、
困りましたが、
あるとき、今年の春くらいから、ぴたりと安定しました。
そして、
音色が、私の音色の理想になってきたのです!

これには、びっくりです。

古いですし、
ハンマーもだいぶ疲れている楽器ですので、
あまり期待はしていなかったのですが。
この変化は、
ほぼ、奇跡のようなレベルです。

こんなことを
テクニシャンに話しますと、
「そうなんですよ、わかりますか」と喜びます。

技術だけではどうもうまくいかないところがある、
説明のつかない、
マジックな部分がある。
だから、どんどん弾いてください、ということでした。

私の今の楽器も、
まだまだ変化すると思いますので、
どんなふうになるかしら、と
ちょっとワクワクしながら、毎日弾いています。


* 科学では割り切れない、不思議な部分



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2023年9月26日火曜日

ピアノの音色を決定するもの


ピアノの音色を決定するものは、
もちろん、私たちピアニストの弾き方です。
今日は、ちょっと角度を変えて、
楽器のことを考えに入れて、のお話です。

私は、長いこと、
楽器というのは、

*木の共鳴板と、
*金属の弦で、

響きが決まるものだと思っていました。
それは、
まったくそうではなかったということに、
気がつきました。

もちろん、それも大事ですが、
かなり大事なのは、
弦をたたくハンマーでした。

ハンマーの頭は、徐々に変形します。
硬さも、変わります。
毎日毎日たたいているので、
少しずつ変化しますから、音色の違いにも、
なかなか気づきませんが。


今年、私は、ハンマーを全とりかえしました。
すると、
楽器が変わったように、音のキャラクターも変わりました。
そして、
調整してもらうたびに、変化していきますし、
私が弾けば、これまた変化します。

なるほど、
これほど影響力があったとは、と
今になって、感心しています。

また、
変化のしかたについて、
おもしろいことを経験したので、
また、次に、お話ししたいと思います。




* まとめ

ピアノのキャラを決めるのは、
主に、ハンマーの頭









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2023年9月25日月曜日

ミスタッチの直し方


 ピアノを練習している時に、
知っておくと得するコツがあります。

それは、
ミスタッチをしてしまった時のことです。

「あ、ミスタッチをしてしまった、
そうならないように練習しよう」という考えが起こります。
そして、
そこを繰り返す。

その時に、
その音のひとつ前、とか、ちょっと前から
取り直すようにすると、いいのです。

ミスしてしまった音を、正確にしたい、という気持ちで、
その正しい音から始めたくなってしまいますが、
そこをぐっとおさえて、
ちょっと前からとる。

なぜかと言いますと、
ミスしたのは、厳密にはその音ではなくて、
その前の音から、その音までの移動が、
うまくいかなかったからなのです。
その移動をマスターするのが目的です。

まずは、試してみてください。
きっと変化が起こると思います。


* まとめ

「音」ではなく、「移動」をマスターする




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2023年9月20日水曜日

小さい時に感じていたこと



 

 先日、高校時代の友人とパリで落ち合いました。
高校以来、まったくの音信不通でしたから、
おしゃべりすることは、たくさん!

高校時代には彼がフルート、
私がピアノという形で、
アンサンブルをよく楽しんでいたのです。
そして、彼が思い出していうには、

「あなたはよく、バッハのことを熱く語っていたね」
ということです。
へーぇ、私は、ちっとも覚えていないのですが。

言われてみれば、
バッハは好きでした。
弾くのも、
聞くのも。

そして、
ずーっと好きでしたし、
今でも大好きです。

それで
なるほど、と思います。
小さい時に感じていたことは、
もしかすると根強く残っているかもしれない、
そして、それは、本当の自分の一部かもしれないです。

もちろん、
それ以来、いろいろな別なことを知りましたが、
バッハの気に入りは、
やはり、ちょっと別格なようです。
それを忘れていました。

みなさんは、いかがでしょう?
何か、特別気に入っていたことはありますか?
忘れているかもしれないけれど、
もしかすると、
根強く、どこかで眠っているかもしれません。


* まとめ

「本当の自分」










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2023年9月19日火曜日

「今、ここに」で集中

ピアノを弾くときには、もちろん
集中力があった方がいいのですが、
それにはどうしたらいいのでしょうか?

はじめのうちは、
音をとるのに夢中ですし、
いろいろなことに気をつかうので、
集中はできています。

問題は、
曲がある程度でき上がって、
ラクに弾けるようになった時です。
他のことを考えながらでも、弾けちゃったりします。

そういう演奏は、
聞いていますと、すぐわかってしまいます。
「心ここにあらず」という日本の表現がぴったりの
演奏になります。
これでもいいですが、
せっかくでしたら、
あなたらしい、いい演奏をしてほしいと思います。

それには、いろいろやり方があると思いますが、
私は、どうやっているかと言いますと、

音楽を心の中で歌っています。
それをしていると、
「あ、今のはうまく弾けたかな」
と思うヒマはありませんし、

「あ、あの難しいパッセージが待ってる」
などと心配しているヒマもありません。

これで、
私はかなり救われています。


* まとめ

音楽でも、「今、ここに」いることは効果あります


 


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2023年9月7日木曜日

きらさんの、3ヶ月プログラム

 



今日は、前にも登場したことのある
「きらさん」というオンライン受講生の方のお話です。

こんなうれしいメッセージをいただきました。

「3ヶ月プログラム、最終分の
録音よろしくお願い致します。


3ヶ月プログラム、ありがとう
ございました。
この3ヶ月は、貴重な体験でした。

樹海の糸は、私には難しい
レベルの楽譜でしたが、
先生のおかげで、最後まで、
通す事ができました。
ありがとうございました」


どういうことかと言いますと。

きらさんは、
「樹海の糸」という曲を練習なさっていました。
しばらく、勉強なさっていましたが、
この夏には、終えたい、ということでした。

さて、今まで、
きらさんは、数小節ずつ進む、というペースでした。
それを、夏には終える、となりますと、
もう少しペースを上げなければなりません。
そういう時に、私だったらどうするか?

プロの人は、当たり前ですが、
いつも締め切りとにらめっこしています。
ですので、そういうことには慣れているのです。
どうやって、効率よく仕上げるか
これが一番に優先することです。

というわけで、
まるで、私が締切を出されたように、
計画表を作りました。
大事なことは、
少しずつ進んでいくのではなく、
難しい部分から、取り組んでいくことです。
そこに一番時間がかかるのですから。

そして、逆算して、
どのようなペースでいけばいいのかを計算します。
こんな感じです。



















そして、きらさんは、見事に、
この計画表にしたがって、
完成なさいました!

ブラボーです!
おめでとうございます!



「樹海の糸は、私には
難しく、練習もあまり
できなかった時期があり、
かなり時間がかかりましたが、
3ヶ月プログラムで最後まで
通すことができて、
本当にありがとうございました」


お仕事をしながら、
子育てをなさって、
ピアノも弾いて。
よくがんばられたと思います。
拍手。


*まとめ

一つの曲を仕上げる時は、
難しいところから取り組んでいく




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2023年9月1日金曜日

現実的かどうか、を見極めます


たまに、
生徒さんに曲を提案しますと、
遠慮なさる方もあります。

私には無理、と思ってらっしゃる。
まぁ、そうかもしれませんが、
私は、できる、と思いますが。

先ほど、
庭先で、ささっと、
4つ葉のクローバーを見つけました。
これは、それほどむずかしいことではないそうです。

絶対見つかる、と思って探せば、
割とすぐに、見つかるそうです。
あるわけない、と思って探すと、
見つからないそうです。
これは、アンドリューワイルというアメリカの医者が
書いていることです。
病気は、治るかもしれないと思って努力すれば、
治る可能性がぐんと上がる、というような内容です。

もしかすると、
ピアノの曲も、そうかもしれません。
どうせダメと思って取り掛かれば、ダメかもしれませんが、
できる、と思って練習すると、
できてしまうかもしれません。

私は、そこが面白いと思っています。
現実的かどうか、を
プロの私は、まずは見極めます。
あとは、
ご本人が、その気になるかどうか、に
かかっているのかもしれません。







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2023年8月27日日曜日

野ばらさんの「悟り」

 




「ふだん塾」受講生のお一人、野ばらさん(アメリカ在住)は、
近ごろ、グンと上達されたように感じます。

それは、ふだんからコツコツ練習なさっている、
その賜物です。
それに加えて、
拍を優先していく、という練習をなさったことで、
さらにグンと、かもしれません。

きっと、ご本人もそのように感じられているのでは
ないかと思います。
動画と共に、次のようなコメントをいただきましたので、
載せておきます。


「拍の取り方はまだ十分ではありませんが、

拍を正しく弾くことの大切さに気付かされたことは

大きな収穫だったと思います。

初めは物凄くゆっくりで、

慣れたら少しテンポを速くする。

もしそれが上手く行かなかったら、

元のテンポに戻したり、『さらにゆっくり』を繰り返しました」


それからもう一つ。
とても感心したことがありましたので、
これも載せておきます。




 「伸びやかに弾いていると仰って頂き嬉しく思います。
というのは、実は必死でした。
だけど、何十回も失敗して、
『頑張り過ぎても、今のレベル以上のことはできないのだから』
と自分に言い聞かせ、
リラックスして弾くように心がけました」



「何十回も失敗して」というのは、
野ばらさんのあきらめない、頑張り屋さんぶりが
伝わってきます。
そのあと、「今のレベル以上のことはできないのだから」と
お考えになって、動画を撮ることに。
これは「悟り」のようなものなのでしょうか。

その結果、
とてものびのびと、いい演奏をしていらしたのです。
バッハのインベンションでしたが、
とても美しい、いい演奏でした。

すばらしいなと、
とてもうれしく思いましたので、
ここに載せておきます。


いいお話を、
ありがとうございました。






* まとめ

うんと練習したあとは、開き直るのがコツ







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2023年8月25日金曜日

キーに、指をどう置くか

  


よく質問されるテーマです。

「指そり」は、よくない、と先生にいわれて、

そうならないよう努力します。
手のアーチ、のことも、気をつけます。

ですが、
上手に弾いている人をみると、
指がそっている!
アーチも、関係なさそうでもある!
と、
思うことがあります。

たしかに、
私も、自分で撮った動画を見て、
指が立っていないと、思います。
特に、メロディーを弾く時。
こういう音質のとき、
ちょっと平らめに指をおくと、いいのです。

しかし、
初級の生徒さんには、
指立てを、頑張ってほしいと思います。

理由は、こうです。
指を、ミシンの針のように、
垂直に立てて弾くのも、この先、必要になります。
たとえば、トルコ行進曲を弾きたい人は、
必須です。

いったん指立てができるようになったら、
そのあと、指を平らにして弾くことは、できます。
チョイスできます。

けれど、
指が平らな弾き方しかできない人は、
「指立て垂直弾き」が必要なとき、
困ります。
「平ら弾き」しか、できないです。

すると、近い将来、
キラキラ、粒のそろった音色がほしいとき、
困ります。
真珠のような音色で、速いテンポで、弾きたいとき、
困ります。

ですから、
まずは、手のアーチと、
指立ての弾き方を、じっくりさらってください。

応援しています。



まとめ

* 指そりも、指立ても、両方必要
* アーチは、ほとんどいつも、必要






 
Chiyo

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