2022年11月25日金曜日

小さな子どもに、ダジャレは言うものでないと反省する

音楽院でのことです。
毎年のように、まだ楽器を始めていない
ちいちゃな子どもたちが、
楽器クラスに見学に来ます。

先日は、私のピアノレッスン室に、
4人の子どもが来ました。
6〜7才くらいです。
目は、私をしっかり見つめています。
いったい、この人は何をいうのだろう?

そして、
レッスン中の、女の子生徒のピアノを、
じっと見つめて、聞きます。

さて、
私は、ピアノという楽器の話をちょっとします。
これはアップライトピアノ
そして、これはグランドピアノです、と
いう説明の時、
どういう魔が差したのか、

私は、左右の手でそれぞれさしながら、
こちらが「piano droitアップライト
そして、こっちが
piano gauche」と、言ってしまいます。


フランス語で、
アップライトは、droit ドロワ(右、もしくは突っ立っている)なのです、
その反対語として、
グランドピアノの方を、
gauche  ゴーシュ(左)に変えて、ダジャレにしてしまった。

もちろん、
「、、、ではないです。
本当の名前は、piano à queue」です。
と続けたのですが。

大人なら、苦笑いするかもしれませんが、
もちろん、この、まっすぐなチビちゃんたちは、
笑いません。
ちょっといやな予感がします。


そして、
20分ほどの、デモンストレーションを終えます。
最後に、
念のために、復習で、
「はい、このピアノは何と言いますか?」
piano droit! と、正確な答えが返ってきます。

「そして、こっちは?」
すると、
今まで何も言わなかった女の子が、
piano gauche   と、答えるのです。
それも、すらっと。

あああぁあ、と、思いますが、
遅かりし、です。
何でそっちの方を覚えてしまったの、と
後悔します。

そして、
あぁ、ダジャレを言うときは、
相手をよく見なくては、と大いに反省しました。
この先、
このチビちゃんの人生に、
混乱が起こらなければ良いのですが。。








 


Chiyo

動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師

レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
(中期、長期割引あり)

↓ もっと読む
https://tateitoyoko.blogspot.com/p/blog-page.html


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

0 件のコメント: