2025年2月28日金曜日

「ここまで沼ってます」

けさ、
オンライン「ふだん塾」受講生の方の写真を見て
びっくり。
SNS上に載っていたのですが、
とても感心したので、載せておきます。

Sさんは、ただいま海外に1週間の旅行中。
ピアノを持っていかれ、
ホテルの部屋で練習中、ということなのですが。
写真には、
ショパンのタブレット楽譜も見えます。

それが、
なんと、持っていかれたのは「紙」のピアノなのです!
以前に、ロールピアノも考えておられたようなのですが、
結局、こちらの軽い方をお選びになったのでしょうか。

「音が出なくて、難しい」ということです。
そうでしょう、そうでしょう。

たぶん、長時間は弾けない(?)だろうと思います。
でも、これは、とても意味があると思うのです。

私も、以前に、
紙ピアノではありませんが、
楽譜のみの練習、というのをおこなっていました。
移動中の電車の中、また、
ピアノがある我が家でだって、楽譜のみの
練習をしたことがあります。

これは、暗譜をすること、
それから、
曲想や流れを考えるのに使った覚えがあります。
私のお師匠さんも、
「指揮者の練習法と同じ」と言っていました。

これは、とても効果があります。
ピアノは、筋肉だけで弾いているのではないのです。
頭やこころを大いに使っているのですから、
それを練習することになるのでしょう。

もちろん、
指を動かすことができれば、
これもいいですね。

その昔、モーツァルトや、リストが、
最近では、シフラが、
音の出ない小さいピアノを持って旅行したのですし、
パリの楽器博物館には、
音の出ない旅行用ピアノ、というのが見られます。
また、

極端な例ではありますが、
政治犯でろうやに入れられていたピアニストが、
机の上に鍵盤を描いて、
そこで練習していた、という感動的な話も、
私は、本人から聞いたこともあります。
(Miguel Angel Estrella)

たとえ、少ない時間でも、
このように楽しみながら曲に触れていると、
どんどん上達すると思います。

「ここまで沼ってます」とおっしゃるSさん、
すごいです。
どうぞ、楽しいご旅行を〜。





















 





Chiyo

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