2022年9月26日月曜日

前は弾けたのに!!



しばらく弾いていなかった曲を出してくると、

あらまぁ、
思うように弾けません。

あれだけ練習して、
ちゃんと、きれいに弾けたのに!

がっかりです。
あれだけの努力が、水の泡となって消えたような気がします。
ちゃんとキープするには、
毎日、同じ曲を、弾き続けなければならないのでしょうか。

絵描きさんだったら、
いったん描いた絵は、
何年たっても、変わらずに、そこに、
そのまま、あるのに。

というような、
がっかりシーン。
これは、がっかりですが、
しかたないようです。

でも、
冷凍しておいたお料理を、出してきたようなものです。
そのまま、ほおっておけば、
ぐちゃぐちゃになりますが、
じょうずに解凍するには、
まずは、
落ち着きをとりもどして

そして、
最初の一歩から始めていくといいです。

右手、左手、ゆっくり、
などなど。

すると、
案外早くに、元に戻ったりします。
やっぱりこれは、
あの時、あれだけ練習しておいたからなのだ、と
わかる瞬間もあります。

ですので、
のんびりと、まるで新曲のように、
新たに始めていく、というようなつもりでやると、
大丈夫です。
それがコツです。

すぐ、戻ります。

*まとめ

  ピアノ曲は、しまっておくとサビる。
  でも、また、すぐに戻ります。


Chiyo

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2022年9月23日金曜日

「一生懸命」やってるのに。。

 


一生懸命、練習する。
テクニックも、練習して、
毎日弾いて、頑張ってるのに、ちっともすすまない、

ということは、あります。
だから、ちっとも楽しくありませんし、
先生も、明るい顔になりませんから、
ますます、くじけます。

それにしても、腹が立つのは、
これだけ「一生懸命」やってるのに、というところです。
それなのに、結果が出ない。

こういう経験は、私は、
いくらでもあるのです。
生徒さんにも、そういうことはあって、
まれにですが、
私に、怒りをぶつけてくる人もあります。

そういう時、思うのですが、
やはり、
「一生懸命」だけでは、足りない、と。

では、何が必要なのか。

それは、
いつも私が絶賛してやまない「独学パワー」です。
好きで、楽しくて、弾いてる、というパワー。

もちろん、そういう方にも、
うまくいかない、という時期はあるのですが、
「弾きたい」気持ちの方が、ちょっぴり大きいのです。
だから、
あまり気にせず、進んでしまいます。

人がなんと言おうと、
自分が楽しいから、いい、という、
パワーです。

それがあると、
たいていのことは、乗り越えられてしまいます。

「一生懸命やってるのに!」という文句は、
どこかへ行ってしまいます。
どなたかの弾き方を、マネするなり、
コツを盗むなり、
他の曲をやってるうちに、
気がついたら、解決していた、ということになります。

と、
思います。

* まとめ

「一生懸命」やってるのに、という文句が
出たら、独学パワーを注入する








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2022年9月22日木曜日

「上がり」恐怖の治し方


ピアノ演奏の本番では、かなり緊張するものです。
プロ演奏家は、慣れているから、ラクラク舞台で弾いていると
思いそうになりますが、
実は、プロでも、緊張はしています。
よほど鈍感でないかぎり、上がります。

その点、趣味ピアノの人は、
気楽でいいなぁなんて、プロの人は考えているかもしれません。
プロには、生活がかかっています。
実際、趣味ピアノの人の方が、
楽しんでいるかもしれません。

それは、よくわかりませんが、
「上がり」について、1つ、コツがあると思います。
きちんと曲を準備した、という前提での話です。

緊張するのは気分が悪いからと、
それをなくそうとしない、ということです。
それよりも、開き直る、
もう、これは仕方ない、として、
さからわない。

緊張してるかな、どうかな、
などと、いちいち確認しない。
すると、心の中の戦いが、1つ減ります

そして、
たとえ、緊張しても、
心臓がバクバクしても、
電車に乗って、
時間通りに、ホールへ着いて、
ちゃんとドレスアップすることはできるということを思い出します。
ピアノのことを考えながら、同時に、腹ごしらえをしたり、
いろいろなことができるのです。

人間には、そういう力が備わっていると思います。
舞台の上でも、
いくら緊張していても、
その中で、演奏するということはできるのです。
弾いているうちに、
いつの間にか、音楽の中で楽しくなったりします。



* まとめ

いくら緊張していても
同時に、ピアノは演奏できる








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2022年9月21日水曜日

ミスタッチの、上手な減らし方

ミスタッチをなくす、というのは、録音技術でなら、できますが、
ライブ演奏では、100パーセント保証は、できません。

とはいうものの、
ミスタッチを減らすことは、じゅうぶん、できます。
そのために、こんなに練習しているのです!

さて、
そのやり方ですが、
ひとつ、勘違されている場合が、よくあります。

何が何でも、ミスタッチはいけないコトだから、
ミスタッチをしないように弾く、というやり方です。
何が何でも、というのは、
テクニックがどうでも、構わないから、ということです。

目指すテクニックは、
体が、なるべく、ダランと、
ラクな状態になっていること、です。

ですので、
まずは、ミスタッチをなくすことを目指すよりも、

「いい加減に」
「ちゃらんぽらんな」
「適当な」

やり方で、
弾いてみることを、
おすすめします。

すると、たいがいは、あさっての方に体が行ってしまいます。
ミスタッチになります。
「あ、まずい!」と思われるでしょう。
ところが、どっこい、
それが、いいのです。
それが、いいテクニックなのです。


それを、しばらくやって、体にその感覚を覚えさせる。
そして、
あとは、

1)遠くに行き過ぎたのなら、近くにする、

2)近過ぎたのなら、遠くにする、と調整すればいい。

これに気づけば、たいていのことは、
クリアできるのです。

ぜひ、試してみてください。


*まとめ

  (なかなか信じられないことですが)
 「ラク」「いい加減」「ちゃらんぽらん」が、
  いいテクニックにつながる


 


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2022年9月20日火曜日

アーチ型の手、作り方


 

ピアノの鍵盤に、どう手を置くか、というのは、

なかなか説明のしにくいことです。

なにしろ、ピアノを弾くときは、たえず動いていますから、
「こうしましょう」と言っても、
次の瞬間には、別な姿勢になってしまいます。

ひとつだけ、
チェックするといいことがあると思いますので、
書いておきます。
アーチ型を作るのに、いい目安になります。

親指に注目します。

これもまた、いろいろ動きがあっていいのですが、
打鍵している時には、だいたい、
べたっと、寝そべっているのが、いいです。
(オクターブや、手が広がっている時をのぞく)

そうでなくて、
たえず、
親指の「つま先」で弾いているような方もあります。

たとえば、ドミソの和音を弾くのに、
「つま先」スタイルになっていたら、
これは、見のがさないほうがいいです。
べたっと、親指の外がわ全部で、打鍵する。

そうすると、
結果的に、手首の位置や、
肘のテンションなどが、理想にもどります。
の、はずです。

ちょっと、観察してみてください。


まとめ

* 親指の位置に、注目




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2022年9月13日火曜日

楽しんで、弾けてしまった!

オンライン「ふだん塾」受講生の方から、うれしい知らせを受けました。
また、あとで、詳しく書きたいと思いますが、
とりあえず、お話ししたいのは、
駅ピアノを初めて体験なさったという知らせです。

大人の女性の方。
駅ピアノで弾きたい、という夢を持って、
ずいぶん前から、綿密に準備をなさっていました。
どうやって暗譜するか。
どうやって、楽しんで弾けるか。
などなど、
とても真剣に準備なさっておられたようです。

そして、
晴れて、駅ピアノで弾かれたわけです。
それが、思ったほど緊張せずに、
楽しんで弾けてしまったということで、
そこが、いいなぁと、私も感激してしまいました。

こういうことがあるので、
教える仕事は、やめられない、止まらない、と、
またしも
思ってしまいました。






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2022年9月12日月曜日

ショパンのアドバイス


 ショパンがレッスンをしていた時に、よく、
「facile, facile(=イージーに)」という言葉を使っていたそうです。

もし、これが本当ならば、
ヘンテコなアドバイスのようにも聞こえます。
だって、こんなに難しい曲に挑戦しているのに、
「まるで易しいかのように」弾けるわけがない、と
思ってしまいます。

もちろん、
弾くのが難しい曲なのですが、
それを聞いていて、まるで易しいかのように聞こえたら、
成功!という意味なのかもしれません。

なんとなく、言ってることは、わかるような気もします。
それでは、どうしたらいいのか。

いつものように練習するのは、そのまま続けるとして、
その上、
なんとなく、その気になって、
「まるで易しいかのように」弾く演技をしてみる。

私もやったことありますが、
それで、何かが打開することも、あります。
とてもいい演奏を見て、
そのつもりになって弾く。
そうして、だんだん、コツがつかめてきたようなこともあります。

ショパンのアドバイスの応用です。
こんな風にやってみると、
また、違う景色が見えてくることがあるかもしれません。











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2022年9月9日金曜日

ストリートピアノでは、何を弾く?



 

ストリートピアノというものがあります。

駅、飛行場、ショッピングモールなどに、
アップライトピアノがあって、
だれでも、自由に、弾いていいのです。

あなたは、
どんどん、積極的に、ピアノの前にすわって、
どんどん弾くタイプですか?

それとも、
私だって、ピアノは弾けるけれど、
今は、人が弾くのを見ていよう、というタイプでしょうか?

そんなこと、どちらでも、
かまわないのですが、
大人ピアノを再開なさった方、始められた方は、
いつか、体験なさることも、いいのでは、と思います。
もしかすると、楽しいことかもしれませんから。

私は、
弾く時の方が、少ないです。
でも、たまに、
駅で、夜、
人を迎えに行くような時、
ガラガラの構内で、時間つぶしに、
弾いたりします。
まるで大聖堂で弾いているように、音が響いて、
気分がよいです。

一方、
聞いている側としては、駅に入ってピアノが聞こえると、
「おぉ、やってるやってる。いいな!」と、思います。

ちょっと、残念なのは、
いつも、同じような曲ばかりということです。
このあたりでは、
映画の曲で、
「アメリープーラン」か、「カライブのパイレーツ」
が、8割です。

のこりの2割の中には、
いろいろ、バリエーションがあって、
それはそれは、楽しいです。
小さい人が、ていねいに、いっしょうけんめい、弾いているのを見るのも、
かわいらしくて、楽しいです。
生徒さんの中で、試験が近づくと、
昼休みに駅まで行って、課題曲を弾く、という人も、あります。

この先、ストリートピアノがもどってきたら、
みなさん、また、弾いていただきたいですし、
聞いていただきたいです。

あなたは、どんな曲を弾きたいですか?






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2022年9月2日金曜日

ピアノタッチについて(基本的な考え方)


ピアノタッチについて質問がありました。

ピアノタッチのほとんどは、

1)まず、指をキーにおいてから、押す

2)そのあとに、指を上げる

となります。

1)について、

強く弾きたい時など、
キーを、上の方から、たたきたくなりますが、
それは、おすすめはできません。
指先が痛くなるだけで、
音は、大した変化がないです。

次に、

2)は、

指を上げるという動作です。
これをしっかりやると、歯切れが良い音になります。

もし、
レガートにしたい時は、
これを、もう少し調節して、
上げるタイミングを、ほんのちょっと遅らせると、
レガートになります。

それが、行きすぎると、
べったりと、きたならしい音になります。

指をよく上げているのに、
べったりした音になってしまう、という時は、
この、1)と2)が、逆になっています。
つまり、
弾く前に指を上げて、
弾いたあとに、指がそのままになっている。


この2フェーズを、分解して、
よく見てみると、解決につながるかもしれません。


* まとめ

キーをさわってから、弾く。
弾いたら、さっさと、どく、というのが基本






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2022年9月1日木曜日

ハノン、(効果ある)練習の一例

どうやって、ハノンを練習するか、その一例です。
 
ところで、
フランスでも、このごろでは夏が長くなりました。
9月になった今でも、袖なしの服を着ています。
袖無しで、ピアノを弾いていますと、
腕がぷりぷりと動いているのが見えます。

ピアノは、手で弾くものですが、
手の中には、あまり筋肉はないそうです。
もっぱら、スジが多いのだそうです。

一方、指を動かすためには、
腕のいろいろな筋肉が、働いているそうです。
よく観察してみると、
前腕や、二の腕に、動きが見えます。

たとえば、
ウォーミングアップに、今、
ハノンを弾いていますが、
そんな時、腕がプリプリ動くような弾き方と、
そうでない弾き方ができるのがわかります。

1)まずは、出だしですので、
やさしく、
ゆるやかに、体をあたためていきます。
プリプリなしの弾き方ではじめます。
(ウォーミングアップ)

2)そして、
徐々にタッチを深めて、
指の先で、キーの底をいちいちつぶすような弾き方にします。
すると、腕が、プリプリします。
力こぶのできるあたりが、特に動きます。
そんな感じで、
筋トレ効果が出てくると思います。

まずは、ストレートで、
次に、リズム練習、
そしてスタッカートで、など、
バリエーションを弾いて、終わりにしています。

これで、練習スタートします。


* まとめ

ウォーミングアップの一例

まずは、筋肉プリプリなしで、
次に、プリプリありで。







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2022年8月31日水曜日

かっこよく、キメたいのに



 

いっしょうけんめい、ちゃんと弾いているのに、

ちっともサマにならなくて、
あがいた経験があります。

学生だったころ、
クラスの中には、かっこよく、
なに弾いても、キメている人がいました。

私は、どこがちがうのか、さがしもとめましたが、
なかなか、わかりませんでした。

今なら、少し、わかるような気がします。
リズムとか、タイミングだと思いますし、
フレージングもあると思います。

生徒さんをみていて、
「あ、ここを、こうすれば、必ずキマるはず」
と、思うことがあります。
だいたい、それで、成功します。


カデンツを、
D(ドミナント)の時に、強めに弾いて、
T(トニック)で、少しおとして、弾く。

と、
これを、意識すると、いいようです。

(という説明を読んで、
あくびが出そうになった方。
昔の私と、同じです。
でもやっぱり、これを知っていると便利なのです。
ぜひ、思い出してください。
もしくは、ざっくりでいいですから、
調べてみてください)

カデンツは、終止形です。
これを知っているだけで、ずいぶん楽譜が
立体的に見えてくるはずです。
曲の終わりに見られるものですが、
曲の最中にも、いくつか、カデンツはあります。

かっこよく決める場所にあたりますので、
これを知っておくと、
お得だと思います。


* まとめ

カデンツを見つけて、グッとメリハリ




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2022年8月30日火曜日

ペダル練習の、ポイント


右ペダルの使い方は、どうやって練習するのでしょう。
私の考えでは、
あまり深く考えずに、まずは、使ってみることだと思います。

これは、説明しても、なかなかはっきりしないのですが、
まずは、使ってみるといいと思います。
それを、
調整することができます。

ポイントは、

1)あまり音のにごりを恐れず、
どんどん使ってみる。

2)レガートペダルでは、まずは指でキーを押し、
そのあと、ちょっと遅れてペダルを踏みます。

もう1つ、ちょっと逆の話になりますが、
大事なポイントだと思うのは、

「ふだんピアノ練習をするときに、
ペダルを使うかどうか?」

これは、

3)使わないで練習する時間は、けっこう多いです。

細かいところを改善しようと思ったら、
ぺダルを使わない方が、お得です。
はっきり、すみずみまで、聞くことができます。




まとめ

* ペダルは、理屈より、まずは使う
* レガートペダルは、指の後に踏む
* 指の練習中は、ペダルを使わない










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2022年8月29日月曜日

さわってると、いつの間にか(三日坊主対策)


やりたいことがあるのに、
または、
やりかけ中のことがあるのに、なかなか手につかない、という
時があります。

いったんやり始めてしまえば、あっけなく
終わらせることができたりします。
あぁ、結構カンタンにできた、
と、ガクッとした、
などという感想になります。

それは、
片付けものでも、
ほころび繕いでも、
ピアノの譜読みでも、
なんでもそうなのですが、
私の場合、なぜか
「ほったらかし」になっているものがあるのです。
気になればなるほど、
手をかけられない。


それでも、
長年生きているうちに、だんだんコツがつかめてきます。

これは、祖母が言ってたらしいのですが、
「さわってると、いつの間にか仕上がる」
ということです。
メンドくさがり屋の、ごくフツーのおばあちゃんでしたが、
そうやって、いろいろ、縫い物をしていたそうです。

コツは、
最後までやりきろう、と思わないこと。
中途半端で、終える、です。
やりきろう、と思うから、
なかなか手につかない、らしいのです。

でも、このやり方って、
なんとなく、ちゃらんぽらんな感じがするなぁと、
感じた方!

そういう方にこそ、これは効くかもしれません。
ピアノでも、そうです。
ともかく、さわる。
そして、中途半端で終える。
そんな風に、あれこれやっていると、
そのうち、できるようになります。


* まとめ

なかなか手につかない時は、
ともかくさわってみる。
そして、途中でやめるのがコツ。





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2022年8月25日木曜日

レガート奏法について(ちょっと上級)

レガート奏法について、書いています。
きょう書くことは、ちょっと上級向けです。
初級の方は、そこまで考えなくてもいい、というものです。

ねっとりと、
濃厚なレガートで歌いたい、というような時。
もう、すでに自然にそうなさっている方もあると思いますが、

「オーバースラー」というものです。
チェンバロで使う技法です。
次の音を弾いても、
前の音を、しばらく押さえ続けている、という方法です。
「しばらく」というのは大げさで、
もちろん、またその次の音に行ったら、
もう、離します。

2つの音を、同時にちょっと弾く、ということです。
「大げさなスラー」と考えればいいです。
チェンバロで、そういうのを習いましたので、
ピアノでも試してみたところ、
なかなか、いい感じで使えるのです。
あまり、知られていないやり方です。




* まとめ

わざと前の音を残しておく、レガート奏法



 


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2022年8月24日水曜日

レガート奏法について(中級編)

 


 レガートに気をつけて弾きたいのですが、
どうしても音をつなげられないこともあります。
そういう時は、
まずは、ぴったり合う指づかいをさがします。

いろいろな組み合わせをやっていると、
見つかることが多いです。
見つかった時は、うれしくなります。

それができない場合は、
しかたなく、ペダルに手伝ってもらうことになります。

ただし、
ペダルがあるから、といって、
指で音をつなげることをあきらめるのは、よくありません。
まずは、指で音をつなげて弾く。
この方が良いのです。

理由は、おもに、

1)和音の都合でペダルが使えない時、音が切れてしまう

2)指でつなぎながら弾くと、心を込めて歌いやすくなる

3)厳密には、音の質も違ってくる

ということでしょうか。


ですので、
ペダルなしでレガート練習をするのは、
効果があります。




* まとめ

ベストなレガートは、指で


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2022年8月23日火曜日

レガート奏法について(初級編)


 レガート奏法というのは、ピアノの技術の独特なものです。
歌うときや、
フルートなど管楽器をそうするときは、
わざわざ「レガート」なんて考えなくても、
もう、自然にレガートになっていることが多いです。

ピアノという楽器は、
打楽器のように、弦をハンマーで叩いていますから、
どうしても、ポロン、ポロン、と
音が離れやすいのです。

ということは、皆さんも、もうお気づきだと思いますが、
実際、
弾いてみると、そう簡単にはいかないこともあります。

そういうときは、
まず、ブレスをしていないか、
離れている音程を弾く時に、ジャンプをしていないか、
などを、チェックします。


まず、これが基本です。


* まとめ

まずは、
音がつながっているか、にだけ
注意していれば良い


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2022年8月22日月曜日

いっぱい練習してるのに、ちっとも良くならない




これほど練習しているのだから、

もう少し、良くなってもよさそうなのですが、
なかなか、うまくなりません。
くじけないように、と、
自分を、ふるいたたせるのですが、
状況は、変わらないので、悲しくなります。

そういうことは、
私は、なんども経験してきていますし、
今でも、しょっちゅうです。

そういう時は、
プロである、先生に、お尋ねしてしまうのがいい、と、
思います。
でも、私は、そういうことをしなかったです。
いつも、一人で悩んでいました。

(それでも、試行錯誤したことは、
無駄にはなっていなかったのですが)

ですから、
今、思いますが、
解決法は、次のようになると思います。

1)先生に打ち明けて、相談してみる。

2)自分で、車の修理みたいに、
中をのぞいてみる。分解してみる

3)その曲は、いったん、脇へ置いておく。



その、2)ですが、
これが、一番、効果があるはずなのです。
車の修理でしたら、ボンネット(ふた)をあけて、中をのぞく、
という作業と同じです。

ちょっと、むずかしく感じるかもしれませんが、
できないこともありません。

両手で弾いているものを、片手ずつにする、とか、
いつもより、ゆっくり目に弾いてみる、とか、
どこがメロディで、どこ伴奏なのか、考える、とか、

どうして、ここでつまずくのか、仮説を立ててみる、とか、

いろいろ、できます。
ちょっとずつでいいですから、
だんだん、できるようになります。

これができると、
ずいぶん、練習効果が出るはずです。

そして、
調子が悪いのに、
ボンネットを開けて調べることなしに、
そのまま車を走らせる、っていうのは、
まずいな、とわかるようになります。

* まとめ

ボンネットを開けて、中をのぞく習慣








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