2024年2月15日木曜日

クラシック以外の場所では、結構使われている

  



ハノン練習曲は、有名なわりには、
近ごろのフランスクラシック界では
あまり使われていないように見えます。

先日も、音楽院で話題になりました。
ある生徒さんが
「この16分音符、速く弾きたいんですけど、
できないんです」と。
「ふーむ、ふだんから、ツェルニーとかハノンの練習を
課題に出しているのにぃ」と私は心の中で思います。

フランスの作曲家ですので、「アノン」と発音する方が、
正しいのですが、
実を言うと、
フランス語では、「アノン」と言ったら、
「オーノー!」と言っているようになるのです。
どうも、人気が出ないのは、そのせいか、と思ってしまいます。

とは言うものの、
ひと昔前までは、フランスでもよく使われていたのです。
ハノンは、ただの指の訓練ですから、
これだけ弾いていても、上手くならないかもしれないですが、
これを弾いて、キビキビした指をゲットできれば、
いい演奏をするのに、重宝するのも確かです。


大事なのは、

* 姿勢、フォームを正しく
* 粒をそろえることに、気を配る

ことでしょうか。
これさえしっかりしていれば、
いい習慣が身につきます。

また、
リズムなどで、変化をつけて練習するのは、
特に、効果があります。
いずれにしても、いい耳で鋭く見張りながら
練習するのが、いいです。





Chiyo

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