ミスタッチをなくす、というのは、録音技術でなら、できますが、
ライブ演奏では、100パーセント保証は、できません。
とはいうものの、
ミスタッチを減らすことは、じゅうぶん、できます。
そのために、こんなに練習しているのです!
さて、
そのやり方ですが、
ひとつ、勘違されている場合が、よくあります。
何が何でも、ミスタッチはいけないコトだから、
ミスタッチをしないように弾く、というやり方です。
何が何でも、というのは、
テクニックがどうでも、構わないから、ということです。
目指すテクニックは、
体が、なるべく、ダランと、
ラクな状態になっていること、です。
ですので、
まずは、ミスタッチをなくすことを目指すよりも、
「いい加減に」
「ちゃらんぽらんな」
「適当な」
やり方で、
弾いてみることを、
おすすめします。
すると、たいがいは、あさっての方に体が行ってしまいます。
ミスタッチになります。
「あ、まずい!」と思われるでしょう。
ところが、どっこい、
それが、いいのです。
それが、いいテクニックなのです。
それを、しばらくやって、体にその感覚を覚えさせる。
そして、
あとは、
1)遠くに行き過ぎたのなら、近くにする、
2)近過ぎたのなら、遠くにする、と調整すればいい。
これに気づけば、たいていのことは、
クリアできるのです。
ぜひ、試してみてください。
*まとめ
(なかなか信じられないことですが)
「ラク」「いい加減」「ちゃらんぽらん」が、
いいテクニックにつながる
Chiyo