2024年10月3日木曜日

本番を控えて



最初は楽しみにしていた発表会、コンサートですが、

いざ、その日が近づくと、
緊張してきたりします。

もし、もう曲が出来上がっていたりすると、
何回も弾き直したりしては、
「あぁ、早く本番になって、終わってほしい」
と思ってしまったりします。
この緊張からのがれたい、と思う。

本番前のこの時期は、ちょっと、
微妙な時期でもあります。

これこれこのように弾く、と
予定を立てて、
それを練習して、というのは、いいのですが、
あまりにも、がんじがらめですと、
これまた、苦しくなります。

そういう時は、
もう少し、「今日はどうなるかな」と、
ゆるめに考えるのもいいかもしれません。
毎回同じように弾くことは、できません。
ですので、
だいたい曲のあらすじをつかんだら、
あとは、
それをその日のやり方で、表現する、ということができたら、
楽しめると思います。

ステージの明るさは?
観客席は見えるかどうか?
音はどう聞こえるか?
座っている感じは、どうか?

などなど、その日の感じをつかむ。
そして、
いつものストーリーを、
ピアノで表現していく、というような感じです。
少しぐらい間違えても、大丈夫です。
あらすじが合ってれば、良いのです。

そうこうしているうちに、
流れに乗って、演奏を楽しめているようになります。



* まとめ

毎回同じように弾くことは、不可能


Chiyo

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2024年10月1日火曜日

大人受講生の方、発信中!


前回の記事「片手練習はタイクツ」を書いた
まさしくその日、
タイムリーにも、
音楽院の生徒さんが、
「ボクは、片手練習はしないのです。
だって、ものすごくタイクツだから」とおっしゃいました。
うーむ。

そうなのです、確かに。
この練習は人気がないのです。
両手でただ弾いているだけでは
あまり進歩、進展しないのも確かなのですが。

それはさておき。

オンライン「ふだん塾」の受講生Sさんが、
弾き合い会での演奏動画を送ってくださいました。

Sさんは、
プロのダンサーでもあります。
表現する、ということに、
とても慣れておられるからでしょうか、
「一を聞いて十を知る」という感じで、
ちょっとお話しすれば、さっとわかって
実行なさいます。

ちょっと緊張しながらも、
よく歌っておられる演奏でしたので、
私も嬉しく思いました。

ここに動画をアップしておきます。














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2024年9月27日金曜日

片手練習はタイクツ

 



 


ピアノ曲を上手に仕上げたかったら、
片手練習を、よく行うといいのです。

ですが、
この練習の、人気のないことと言ったら!
それに、この退屈さは、私もよくわかるのです。

早く、
ペダルをつけて、両手で弾きたいのです。
それなのに、
ペダルもなく、
片手ずつ、なんて。。。

それに、「これはこんな曲」と言うイメージもありますから、
早くそれに近づきたくて、
すぐに、そっちのやり方で弾いてしまいます。

あぁ、もうすぐ弾けそう、と言う段階では、
ペダルをつけると、
なんとなく、その気にもなれますし、
気も早まります。
まぁ、パーフェクトでなくても、
そのうち、なんとかなるだろう、
レッスンで、先生がなんとかしてくれるだろう、と
思う方もあるかもしれないです。

その気持ち、よく分かります!






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2024年9月24日火曜日

ピアノにこき使われている感じ

 



 



ピアノは、人生と同じように、長期戦とも言えます。
山あり、谷あり。
それでも、マイペースで続けていくのが、
上達のコツとなると思います。
長く続けていれば、必ず、変化してきます。

ずいぶん前に、あるプロボクサーが言っていました。
これだけ長いこと続けられたのは、
「練習したくない時は、しない」ということを、
心がけてきたから、ということでした。

私も、それを聞いてからは、
ふだんの練習では、同じようにしています。
もちろん、仕事の依頼のある時とか、
コンクール、とか、
そういう時は、そうも言っていられませんが、
それでも、なるべく、自分の気持ちを優先します。

それが、私にとっての、
一番、楽しく弾けるコツだと思っています。

フランス人は、バカンス好きですから、
あまり、そういう心配はいりません。
日本の方は、どちらかというと、
ずっと詰めて練習なさる方が多いように感じます。

そんな日本にも、
学校には、夏休み、冬休みなど、適当なリズムがあります。
たまには、コーヒーブレークをとるのも、
いいのではないかと思います。

そのあと、また、
意気揚々としてきます。
ピアノに向かうのが楽しくなると思います。




* まとめ

ピアノは長期戦。
ダッシュばかりでは、息が切れます。
たまには、一息。






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2024年9月16日月曜日

再出発!


せっかくの夏休みというのに、
夏風邪をひいて寝込んだり、
歯の治療などと、しばらくピアノが弾けないでいました。

いろいろ計画がありましたので、
それが台無しになって、
悔しいやら、
悲しいやら。

でも、もう元気になりましたので、
再出発です。

さて、
せっかく今まで練習してあった曲を
再び取り出してきますと、
まず、
手が、
そして腕も、
体全部も、ですが、
なんとなくサビついている感じです。

これには、ホントにとほほと思います。
もし、作家や、画家の方だったら、
少なくとも、今までの成果は、
そのまま残っているだろうと思います。

そこへくると、
ピアノは、スポーツと同じ、
体調維持が大切になってきます。
(私のお師匠さんは、
体調管理もピアノの技術のうち、と言っていました)

さて、こんなとき、どうするか。
気持ちはせいても、
少しずつ体を慣らしていきます。

ゆっくり。
そして少しずつ練習量を増やしていきます。
急激にガンガン弾きたくなりますが、
それは、やめておきます。

数日かかりますが、
でも、怪我することもなく、
スムースに、元も体調に戻れます。
そして、
サビつきも取れて、再出発することができます。

人生は思うようにいかないことが多いですが、
しなやかに、かわしていきたいと思います。

また、よろしくお願いいたします。







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2024年9月4日水曜日

トリル練習のコツ


私は、長いトリルが得意な方ではありませんが、
まぁ、練習すれば、弾けるようになります。

コツは、
キーが上まで上がらなくても良い、ということです。
ピアノのキーは、打鍵のあとわかりますが、
ここまではなせば音が消える、という箇所があります。

その境界線あたりを、
弾いていればいいのです。

そうでなく、
キーをいちいち上まで持ってくるように弾くと、
とても労力が要ります。



* まとめ

節エネで、トリル練習するには、
キーのレベルの真ん中あたりを弾く







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2024年9月2日月曜日

上手な練習のしかた


生徒さんを見ていて、「あぁ、こうすればいいのに」と
やきもきすることがあります。
練習のしかたについてなのですが、

実は、私も、しょっちゅうその罠に落ちていますので、
「あぁ、おかめ八目」ということになります。
他人のことは、よく見えているのに、
自分のことは見えていない、のです。

それは、どういうことかと言いますと、
どういう練習をするのが一番効率的なのか、の、
私の答えは、
よくできないところを、練習する」です。

それが、
「よくできているところを弾く」になってしまっています。
それは、気分がいいから、つい、そうなってしまうのです。
そこさえ気をつけていれば、
うまくいきます。





* まとめ


効率のいい練習のしかたは、シンプルすぎてすぐ忘れる。
「よくできないところを、練習する」




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2024年8月29日木曜日

途中で止まらない!


ピアノを弾いていて、ちょっと間違えてしまった時。
あなたは、どういう反応をしますか?

戸惑ってしまいます。
そして、たいていは弾き直しますので、
拍が、とどこおります。

でも、中には、
ミスは無視して、そのまま続けるという芸当を
できる人もあります。

良い反応の仕方は、
こちらの、「ミスは無視」なのです。
その方が、がぜん、ダメージを最小限にとどめられます。
うまくいけば、
聴衆の中には、気づかない人もあるくらいです。
つまり、
音楽性は、キープされたことになります。


さて、
このような反応ができるようになるには、
ちょっと訓練が必要です。
難しいとは思いますが、ふだんから身につけておくのは
とてもいいことだと思います。
ステージでご披露するときも、この習慣があると、
うまくいきやすいです。

大きく分けて、
2つ方法があります。

1)
どなたかと合奏を楽しむ。

これは、ピアノ連弾でも、
別な楽器とのドュオでもいいですし、
合唱の伴奏でも、なんでもいいです。

一人で弾いているときは、
どんなに拍がくずれても、なんとなく
やり直していればよかったですが、
ほかの方と演奏すると、そうはいきません。

ですので、こうすれば、
一発で、悪い癖はなくなります。

あなたが弾いても、弾かなくても、
あれよあれよと
楽譜は進んでいくのです。
なんとか、対処せねばなりません。



2)
ふだんの練習の時に、
特に、新しい曲を手掛けるときに、
ポロポロっと弾いては止まり、ということを
することが多いと思いますが、

それは、それでいいのですが、

それと、
ある部分、もしくは全曲を通して弾く
ということ、この2つの区別を
よくつけておく、という習慣をつける。
通して弾くときは、
何があっても止まらない、
いくら穴ぼこだらけでも、
最後まで行く、という習慣です。


これは大事なことです。
意気込みが違うと思います。
「ポロポロっと弾き」ばかりしている人は、
なかなか、通しで弾くことができません。
途中で止まらずに弾く、という訓練を、
日頃からしておけば、
かなり強力になれると思います。

本番に強くなれます。







* まとめ

シューマン先生ご推薦の、
「途中で止まらない訓練」






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2024年8月28日水曜日

モチベーションの件


 先日、12ヶ国語を数年で覚えたという人の話を聞きました。
あぁ、なるほど、と思いましたので書いておきます。

12ヶ国語を話せるようになるなんて、
もともと能力の高い方だとは思いますが、
それにしても、練習しないことには
覚えられないだろうと思います。

それでは、
その方の勉強法は?
それは、
朝、モチベーションがあってもなくても
勉強する、ということでした。

モチベーションがあるか、ないかは、
日によって変わるものなので、
そんなのを基準にしていては続けられない、
というようなお話しでした。

確かに。

ある程度の練習は、ピアノでも、
モチベーションがなくてもやっておく方が得、
という感覚は、私も持っています。
やっておけば、次の日に
スムースに展開していきますし、
「イマイチの気分だったのに練習した」という
達成感というのも、これまたさわやかなものです。

そんなことを思って、
あるブランドのモットー、
Just do it
 が浮かんだりしました。








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2024年8月12日月曜日

日ごろの訓練に、敬服!

 


パリオリンピックは、昨日で終わりました。
私は、生でいくつか観戦できましたし、
テレビでも、よく観ました。

一番印象に残ったのは、
レスリングの、とっても有能な日本女性の試合。
生で観ることができました。

試合前の、
その自信を持った顔、
歩き方。
試合のテンポの速さ。
すぐに勝負がついてしまった、その
カッコよさ。

それを思い出しただけでも、
勇気をもらえそうな、素晴らしい体験でした。

試合の後には、退場するご本人は、
観客席の中で、スッと立ち上がって、
大声でブラボーと手を振るおばさん(=私)に、
すぐ気がついてくれて、
サッと、手を上げて会釈してくれました。
(わっ、うれしい)

そして、
その観察力、注意力にびっくりします。
日ごろから、
まわり(相手)の動きに、ものすごく敏感なのだなぁ、
そうでなくては、勝てないだろうなと
感心しました。

日ごろの訓練に、敬服します。
彼女だけでなく、
全ての選手の皆さんに、敬服です。

さて、今回のオリンピックで、
ピアノと関係なさそうなところで、
ピアノと同じような話を聞きましたので、
それは、また書きたいと思います。






















* 藤波朱理選手 レスリング金メダル












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2024年8月1日木曜日

軽々しく考える人が多いですが、これは重大なテーマ


曲選びをするときの、色々な問題について。
このテーマでは、言いたいことは
いくらでもあるのです。
でも、言葉で説明しようとしても、
しきれない要素が多いです。

それでもあえてお話ししますと、

まずは、
1)あまり難しすぎない曲を選ぶ方が、
教育学的にも、
コンクールでの成功率を上げるのにも、
効果的となると思います。
そして、とことん追求して、
質の高い演奏をめざすことです。


もちろん、難しい曲にチャレンジするのはいいですが、
現実的に考えることは必要です。



*ネット上で、
難易度が表に出ていたり、
楽譜の会社が表を作ったりしていますが、
だいたいは、当たっているかもしれませんが、
当たっていない部分も、とても多いと
私は感じています。
これを鵜呑みにしない方がいいと思います。


さて、次は、
2)音楽的に、どうするか、という問題です。
これは、
楽譜の面(つら)だけを見ていても、わからないのです。

例えば、
ラベルの曲をとことん追求した経験があるのなら、
そのあとにラベルの曲を選べば、
割とすんなりいくと思います。

けれども、
モーツァルトばかり弾いていた人が、
突然ラベルの世界に入ろうとするときは、
少し時間がかかります。

これは、極端な例ですが、
そういうことは、楽譜を見つめて、
音の数が少ないから、もしくは、
テンポがゆっくりめだから、という理由で
選んでも、うまく行かないことが多いです。

これは、先生に相談するのが良いです。
そして、ここは、
先生のセンスが問われるところだと思います。


適切な曲を選ぶことは、
モチベーションの元になりますし、
また、無駄なく上達するコツになるはずです。
とても、重大なテーマだと思います。









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2024年7月29日月曜日

携帯ピアノ


ずっと前に、
「旅行中は、どのようにピアノを練習したらいいのですか」と
聞かれたことがあります。

そうですねぇ、
旅行中なら、旅行を楽しむのが良くて、
ピアノのことは少しお休みにしてもいいのではないかしら
と思ったのですが。

それでも、
3日以上の休暇でしたら、
携帯ピアノを持ち歩く、という手もあります。

リュックサックの旅では無理かもしれませんが、
車で移動する、
もしくは飛行機でならば、
なんとか、この折りたたみピアノを持ち歩けます。

4〜5キロだと思います。
大きさは、バイオリンケースより一回り小さい。
あとは、
楽譜をコピーや、タブレットに入れて持ち歩きます。

音色やタッチは「とても」イマイチですが。。。
(パソコンにつないで、
スタインウェイの音色を使うことはできる)

コロナの時、
ホテルで待機しなくてはならなかった時、
この楽器を使っていたプロを
私は知っていますし、

その昔、
モーツァルトや、
最近では、シフラなどが、
音無しピアノを旅行に持ち歩いていました。
生徒さんにも、利用する人はあります。

私も。
イヤホンで、おもに譜読みの作業に、
このピアノを使ったりします。
ぜんぜんピアノがないのより、
数倍もいいと思います。






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2024年7月20日土曜日

「最短」で、上達をする

 


オンライン受講生の中に、
とてもスムースに進んでおられる方があります。
このブログでもたまに出場なさる、Mさんです。
お仕事が忙しくても、
送られてくる動画ごとに、
必ず毎回、上達なさっている感じです。 

ご本人のセンスの良さもあるのでしょうが、
練習方法も、お上手だろうと思います。

そんなことをお話ししましたら、
こんなお返事が返ってきました。



***

練習の仕方が上手と褒めていただき、ありがとうございます。

自分ではあまり分かりませんが、
先生がお話し下さった事は、
とにかくそれをやってみるという事は心がけております
(お話しいただいた事が私の理解不足で、?がつく時でも、
その道のプロの方が仰るのだからそうだろうと、
とにかくその通りにする事は大切だと考えております)

曲に取り組む時は、最短で仕上げたいと思いますので、
自分にとって難しく感じる所を重点的に取り組みます。
今お勉強しているショパンのノクターンですと、
3ページ目のPiu mosso以降です。

通し練習は曲の仕上がりが近くなるまでは、あまりしません。
出来ない所を集中的に練習して、
通して弾けるようになったら、通して弾いた時につまづく小節や
前後の小節を抜き出して部分練習するという感じの繰り返しで、
仕上げに向けて練習しております。

子供の時は、このような練習が出来ていなかったので
あまり上達しなかったというのが
大人になった今は理解出来るからこそ、
地味な練習でもコツコツ取り組めるのかもしれません。


私はこんな感じで練習しておりますが、
これもChiyo先生はじめ、
YouTubeやSNSでピアノの先生方が仰っている事ですので、
それをそのまま実行しているだけです。
ですので、
私が上達するために必要な事をご指摘下さり、
そこをクリアする為に必要な練習法をレクチャーしてくださる、
Chiyo先生の的を得たレッスンが上達のカギだと思っております。


いつも、有益なレッスンをありがとうございます

***



***

効率を追求するとこれが「一番最短」だと思うので、
そうしております。
つい通して弾きたくなりますが、その気持ちをグッとこらえて、
譜読み中は地味な練習に徹して、
通して弾くのは仕上がってからの楽しみにとっておくと、
ご褒美のような感じで、
また次の新曲に取り組むモチベーションになっている気がいたします。



練習方法、どなたかのお役に立てれば幸いです


*** 

Chiyo: そうですか、はい、ありがとうございます。
それではそのように(ブログの記事に)使わせていただきます。
「気持ちをぐっとこらえて」と言うところ、
私も同じようです
ペダルをつけてアバウトに弾くのも楽しいんですけれどね。
どんなプロの方でも同じようにしていると思います。
***
Mさん: そうなのですね。
プロの方々の素敵な演奏は、
地道な努力の上に築かれているのですね。

独学時代は片手練習もそこそこに、
すぐ両手でペダルを付けて練習しておりましたが、
Chiyo先生にレッスンして頂くようになってから、
片手ずつの譜読み、
ペダル無しでの両手練習に、
特に時間をかけるようになりました。


これも効率的に曲を仕上げる助けになっていると感じております。

その道のプロに教わり、
その教え通りにするのが、
最短で上達する近道だと感じております!

***






と、こんなやりとりがありました。
やっぱり!
Mさんは、練習の仕方の「達人」でおられたようです。

だから、こんなにスラスラと、無駄なく
前に進んでおられるのだなぁと、
感心しています。





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2024年7月18日木曜日

「思うようにできるようになる」方法


私は夫によく「おんなじこと繰り返し言ってる」と
文句を言われます。

何か言っても、
聞こえないふりをしているのか、
本当に聞こえていないのか、
よくわからない時、
同じことをリピートしてしまうのが、私のクセのようです。
どうもスミマセン。

そこで思うのですが、
ピアノ練習の仕方を考えてみますと、
私は、繰り返しばかりしているのです。

一回弾いてできなくても、
何回か繰り返すと、思うようにできるようになる
という時が、必ずくるからです。



それを知っていますから、
私は、(たぶん、どんなプロでも)
「繰り返し練習」をします。
あせらず、何度も何度も、
ゆっくり、正しく、を繰り返す。
すると、あら不思議、
必ず、できる時がくるのです。

ピアノだけではありません。
YouTubeのダンスチュートリアルでも、
「リピートが、成功の鍵」とよく聞かれます。
やっぱり、なるほど、
と思ってしまいます。


* まとめ


同じことを繰り返すのは、ピアノやダンス限定
(夫には、NGかもしれない)




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2024年7月10日水曜日

ただいま、上達中!


オンライン「ふだん塾」の受講生の方の中に、
ただいま、もうれつに上達なさっている方がおられます。

当のご本人は、気づいていないかもしれません。
それどころか、
Chiyoは、小姑のようにうるさいなぁ、という感想で、
頑張っておられる最中なのではないかと思います。

上達しようとする時、
多少は、めんどくさい作業が必要となります。
すらっといく場合もありますが、
長年の習慣を少しずつ変えようとする時、
たまには、「手術」をするように、ごっそり
変えなくてはならない時もあります。

具体的には、
「わかってるけど、できない」という指のタッチ。
指の形がよくないとしたら、
もしくは、
指を離すタイミングがよくないとしたら、

それを変えていくことが必要になります。
今までと違うことをしますので、
めんどくさく感じます。

もともと、そういうクセがついていなければよかったのです。
が、
もしついてしまっていても、直していくことは
可能です。
ちょっと、今のところはめんどくさいかもしれませんが、
やっていれば、必ず変化していきます。
そして、それが、自動的にできるようになります。
身につきます。

そこを頑張っておられる受講生の方に、
シャポー!(敬服)


* 長年の習慣を変えるのは、めんどくさい。
でも、変えられる。





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2024年7月8日月曜日

モチベーションが、上がる


もう大人ですし、
趣味で練習しているピアノですので、
そもそもモチベーションの問題はないはずです。

それでも、
繰り返し練習が必要だとわかると、
やはり、
そんなことをしなくても、早く弾けるようになりたい!
と、思ってしまいます。

そういう方が、ほとんどのようですので、
もし、そう思われても、
あたりまえのこと、とやり過ごしてしまうのがいいと思います。

さて、
私が、長年音楽院で働いてきて
思うことがあります。

先生と気が合っている事、これはまず第一の、
モチベーションの元です。
次に、
練習している曲が、好き、ということ。
これは、2番目にくる、モチベーションの元のようです。

ごく初めの基礎を覚える期間を
終えてしまえば、
あとは、私は、なるべく生徒さんの希望にそうように
しています。
そのために、時間をかけて、
「どんな雰囲気のものが弾きたいか」と
考えてもらいます。

次に、私の方から、それに沿って
色々リクエストしていきます。
「それ!」という気持ちが起こるまで、
いくつもの曲を弾いて、聞いてもらいます。

生徒さんによっては、
いくらリクエストしても、NGが続きます。
8〜9曲くらい弾いても、まだ、「ノン」と言われ続け、
こちらも、ストック不足になってきたりします。

もう少しレベルが上だったら、こちらのレパートリーも
豊富になってきますが、
始めて2〜4年ころが、一番困る時です。

まぁ、そうやって、感性を育てる機会にもなっています。

というわけで、
時間をかけて曲を選んだあとは、
私としては、ラクになります。
理由は、生徒さん自身が、もう「やる気」満々になっているからです。

これは、大人の方にも、
同じことが言えるのではないかと
思っています。





* まとめ

モチベーションの元、その一つが、
曲選び



Chiyo

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2024年7月4日木曜日

凡人の私は。。。(練習の仕方)


先ほど、YouTubeで、マルタ・アルゲリッチの演奏を
見て、聞いていました。
ずいぶん古い動画ですので、
マルタさんも若く、
プロコフィエフの曲を、いとも簡単に弾いています。
私のような昭和の人間は、
マルタに圧倒されます。

今ですと、
若手のたくさんのピアニストがいます。
同じく、スラスラ弾いています。

そんな動画を見ていますと、
もう、やる気も失せそうになります。
「世界の7不思議」とか、
「ワンダーランド」「神業」という次元の、技術に見えます。

私のような凡人は、
地道に練習して、マルタさんの何十分の一を
ようやくできるかできないか、というレベルです。

ずいぶん昔のことですが、
長い髪でピアノを弾いていましたら、
「髪の毛がマルタに似てますね」と言われました。
「はい、そうだとしたら、
そこが、マルタとの唯一共通点です」と思って、
いじけそうになります。

長くなりましたが、
何が言いたいのかと言いますと、
マルタとか、かてぃんさんでない限り、
たぶん、
やはり、ゆっくり練習や、
繰り返し練習が必要だということです。

また、どんなレベルでも、
心を込めて表現することはできますし、
その結果、他人の心を動かすこともできる、ということです。
これは、私は、実地にいて、毎日感じています。

あまり速く弾きすぎずに、
よく音を聞いて、
じっくり練習していく価値はあると思います。


* まとめ

凡人の私は、ゆっくり練習、繰り返し練習。





Chiyo

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