2025年1月23日木曜日

大人初心者の方への、アドバイスその2


これは、大人になってピアノを再開なさる方にも。
ケガを防ぐ、ということが大事です。

ケガは、主に、手首にきます。
(まれに、首、肩に)

もし、これにかかってしまうと、
6週間は休養しなくてはなりません。
こんなに長いこと、ピアノを弾けなくなるだけでも
悲しくなりますが、
実生活で、6週間手首を使わないことなど
なかなかできないことなのです。

これほどつまらないことはないですので、
私はとても注意しています。

それには、まず、
* 正しい弾き方をすること。
椅子の座り方、ピアノとの距離は?

そして、
* 定期的に少しずつ弾くこと。

(今日は時間ができたから、と
一生懸命弾きすぎる時は、注意)

* ウォーミングアップをすること。

この3つに気をつかっていれば、大丈夫だと思います。

ウォーミングアップでは、
指先だけでなく、
歩く、腕の上げ下げなど、
体全体も。


子供さんですと、
無理をしても、あまりケガにはつながりません。
が、
大人の場合は、どういうわけか(?)
なりやすいです。
というわけで、
私は、自分自身についても、
そして、受講生の方についても、
この点に、とても気をつかっています。

そして、おまけとして、
こういう弾き方をしていれば、
技術もどんどん伸びるはずです。


* まとめ

これは、なってしまってから治療をするよりも、
ならないようにした方が、お得。







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2025年1月20日月曜日

大人初心者の方への、アドバイスその1

ピアノを始める、となると、
大人の方も、子供さんも、
ワクワク、そしてドキドキなさっているようです。
それは、当然、
お気持ちよくわかります。

さて、
間違えることをあまり気にせずに、
どんどん弾かれることをお勧めします。
 
そして、いくつかコツがありますので、
書いておきます。
初めのうちから、これを習慣としていれば、
あとで、ラクです。

まず第一は、
練習するときに、片手ずつよくマスターすること。

これができるようになったら、
両手に入ります。
初めのうちは、曲もシンプルなので、
あまり気にせずとも、うまくいってしまうものですが、
まずは、これを習慣とすることを
第一のアドバイスといたします。

これができる人と、
できない人とでは、数年後、大きな差が出ます。
スムースに、
音楽的に弾けるようになることを目指す人は、
どうぞ、今のうちからお始めください。


* まとめ

まずは、片手ずつよう弾けるようにしてから、
両手に入る習慣。


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2025年1月16日木曜日

指が思うように動かない



指が思うようにうまく動かない、
というのは、どのレベルの人でも突き当たる
むずかしさです。

新しい動きだから、習得しなくてはならない、
というのでしたら、
ゆっくり繰り返し練習していれば、
慣れて、
うまくいくようになります。

その一方、
いくら頑張っても「筋力不足」の感じがする時。
事態はもうちょっと複雑です。

色々な練習法がありますが、
最近になって私が悔やんでいることがあります。
もっと若いうちにも、
こうしていればよかった、ということ。

それは、
腕立て伏せをすると、
ラクに弾けるようになることが多いということです。
これは、誰も教えてくれなかったことです。
私の腕にだけの特有の問題なのか、
それとも、
どんな人にとっても、なのか、
そこはよくわからないのですが、

フォルテでたくさんの和音を弾くような時、
ショパンのエチュードのような持久力の必要な時、
など、
ピアノで練習するのも良いですが、
並行して、
腕立て伏せをしておくと、割と速くに解決に向かいます。

もしかすると、
私以外の人にも当てはまるかもしれません。


* まとめ

腕立て伏せをしなくてもいい男性と、
しなくてはならない女性の違いかもしれない?



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2025年1月15日水曜日

人それぞれ、とは言っても共通点がある


昨日は、音楽院では、
職員会議がありました。
ソルフェージュの先生と、楽器の先生が集まって、
生徒さん一人一人の成長具合について、
話し合います。

まぁ、生徒さんそれぞれ、
個性は違います。

*8歳なのに、赤ん坊っぽい態度の人

*10歳なのに、お年寄りのような練習の仕方の人

*ソルフェージュはうまくいっても、楽器がいまいち

*前は全然ダメだったのに、突然うまく行くようになった人

などなど、色々です。

100人いれば、100の違う進み方があるのが
よくわかります。
(実際は、もっとたくさんの生徒さんがいます)

さて、
それでも、我々も、経験を積んでいますから、
今、ちょっといまいちでも、
そのうち変化が来る、というのがわかっています。
ですので、今、あまりうまくいっていなくても、
あまり心配はしません。
ジタバタ、しないです。
ソルフェの先生も、私たち楽器の先生も、
それは同じことです。


ともかく、
ちょっとやそっとで匙を投げないことが
大事。
続けていけば、まるで山道を進んでいくように、
色々なカーブ、
天候、
景色がありますので、
続けていれば、
必ず、収穫するものはたくさんあるでしょう。

そして、
振り返ってみれば、
ああ、このプロセスが大事だったのだなぁと
思う時が来るとも思います。

若い人には、
なかなかわからないことでしょうが、
年寄りの私には、
ちょっとそういうのがよく見えてしまいます。


* まとめ

成長の仕方は、人それぞれ違いますが、
同じことは、
続けていれば、必ず収穫があるということです







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2025年1月13日月曜日

ピアノで、自由度を感じていますか

めんどうくさい譜読みをしたり、
指づかいに注意したり、
ここはどの声部をメインに歌わせようか、などなど、
ピアノには、
ずいぶん細かい作業が多いです。
先生も、うるさいことを言います。

それでも、
この苦労を通り越せば、
その後に自由が待っている、というのは、
大人になった私たちには理解できることです。

まるで、
「いや、いや」と地面に身を投げて駄々をこねている子供に、
社会のルールを教えるようなものです。
大人になった時に、
自由度が増すわけです。
法に触れたりして、
かなりの自由度を失ってしまうリスクも下がります。

さて、
そんな風に、
立派に育った大人が落ちるワナがある。
ピアノについての話です。
とても微妙なので、
なかなか目には見えませんが、
確かな割合で存在しているようです。
これは私自身が落ちたワナです。

それは、
本番で弾くときに、
すべてをコントロールしようとすることです。
準備万端に練習したものを、
まるでCDのように、同じように再生しようとすること。

これは、必ず失敗します。

まず、
完璧に同じことはできませんし、
また、
そのことで音楽的にがんじがらめになります。
ミスを恐れるようになり、
かえってミスをし始めます。
恐れているので、
音楽性から、だんだん離れていきます。
などなど、
良いことはひとつもない。

それとは逆に、
コントロールしない、
これはむしろ即興、と考えて、
「何を伝えたいか」だけに集中していくのです。
すると、
だんだんと、潜在能力が表面に出てくるようになります。


それが、素晴らしいのです。
自由感、というのか、
自己実現、というのか、
言葉では言い表しにくいですが、
あ、こんなことが言いたかったんだ、
こんなこともできるのだ、という感じがします。


これはとても楽しいものです。
そして、何より、ラクなのです
音楽(ラク)です。
これは、どんなレベルの人でもできます。

また、これは、
そうなってしまうもの、ですので、
人工的に一生懸命作ろうとしても、
できません。


たぶん、同じことが、
どんな芸術活動にも言えるのではないかと
思っています。





* まとめ

すべてコントロールしようとしない。
いったん、この仕組みがわかってしまえば、
練習の仕方もおのずからわかるようになる。




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2025年1月10日金曜日

才能が、見えかくれ


自分ではわからないこと、の一つに、
「自分の才能」というものがあると思います。
(中級〜上級レベルで)

例えば、レパートリーの好みで、
ショパンが好き、と言っている方が、
実は、バッハをとても上手に表現なさっていたりします。
ちっとも苦労しないので、
手応えがなく、当たり前のようにいい演奏になります。

すらっと、出来上がったりします。
そして、
そういうことは、よく起こります。

私は、
洋服を選ぶときに、そういうことが起こりました。
自分が見ていていいな、と思っていても、
いざ、着てみると、
ちっとも似合わない色、形というのはあります。
そんなことを思い出してしまいますが、


それでは、
たいして興味がないレパートリーがうまくいってしまう時、
それをうまく利用する手はあるのでは?と思います。

まず、
しっかり、「どう」うまくいっているのかを
つかんでいると良い。

それをお手本として、
それ以外のレパートリーにも当てはめていったら
良いのではないでしょうか。

自分の才能というのは、
当たり前のように持っているので、
他人だってそうだろう、と思い込んでいます。
あまり苦労しなくてもできてしまうこと、
ですから、ありがたみもないかもしれませんが、

実は、ここに才能があるのです。
外側にいる者には、見えたりします。




* まとめ

あまり苦労せずにできてしまうこと、
なので、気がつきにくいのが、才能。







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2025年1月9日木曜日

長続きさせるコツ



 

以前に、プロボクサーの方が書いていたことです。
それを読んでからは、私もそうしています。

それは、長続きさせるコツ。
自分が長続きできたのは、
「やる気がしない時は、練習しない」
というペースだったからということです。

私には、それがよくわかります。
若いころは、
なんでも、長時間弾けばいいと思っていましたので、
「弾きたい気持ち」がするかどうかなど、
あまり気にしていませんでした。

しばらくするうちに、
だんだん、このボクサーの方が言っていることが
よくわかるようになってきます。
長い人生、
色々ありますから、
そう一律にやっていけるわけではありません。
それに、長い目で見ますと、
無理を続けていても、結局は
心が燃え尽きることもあったと思います。

今では、
弾きたくない時は、無理しない、というのが私のペースです。
しばらくすると、
また心の底から
弾きたい気持ちが泉のように湧き出てくるのです。

依頼の仕事では、
弾きたくない曲もありますから、
その場合どうするかといえば、
あまり考えずに、
ともかく、機械的に譜読みをしたり、
難しそうなところを、部分練習したりします。
そうこうしているうちに、
また、弾きたい気持ちが湧いてきます。

また、
弾かなかった時期のことで、
反省はしない!
というのも、いいと思います。

これが長続きのコツではないかと思います。
ピアノは長い道のりを進んでいくと
ますます面白くなってくるもののようですので、
マイペースで、じわりじわりと進みたいと思います。





* まとめ

長続きさせたかったら、
弾きたい時に弾く(マイペースをつかむ)





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2025年1月7日火曜日

音楽的ではない練習も必要


この話は上級者向けになります。


ピアノを練習する時に、
ちょっとわかりにくい点があるのです。

それは、
音楽的に弾くのが目的なのに、
機械的に練習するのも必要だということです。

そこをとり違えて、
音楽的に弾こうとして、
譜読みの段階から、なんとなく「それっぽく」
表情をつけて弾き始めると、
行き詰まる原因となるようです。

どんな人も、「あぁ素敵な曲、弾いてみたい」と思う曲があれば、
それなりに、
頭(耳)の中ではその曲が響いているでしょう。
それは、どなたかの解釈かもしれません。

そこが肝心です。
それにしたがって、譜読みをしていくと、
初級、中級くらいの曲でしたら
なんとかなるかもしれませんが、
上級の曲ですと、
難航するかもしれないのです。

私もよく落ちるワナですが、
大事なことは、
まずは、解釈をつけずに、
楽譜を棒読みのように弾いて練習していくこと。
あまり「思い込み」だけでリットをつけたり、
勝手な表情をつけるのは、まだ待ちます。

まずは、
技術的に自由になれるように、
よく訓練すること。
そして、どのように表現していくか、を
ゼロから考えていく(感じていく)
というのがいいように思われます。

すると、
ミスも避けられますし、
作曲家の意思を尊重した、上品な演奏
しかも、心の伝わる演奏が
できるようになると思います。


* まとめ

まずは、楽譜に忠実に、機械的に練習。








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2025年1月6日月曜日

今年は、どんな年に?


新年のごあいさつ申し上げます。

カレンダーの数字が変わっても、
何も変わらない、という人がいますが、
やはり、
新しい年が明けると、気持ちも新しくなる感じがします。

フランスでも、
願をかけたり、
「今年こそは、これこれこういうことをしよう」
などと、決心したりします。

私はといえば、
去年の決心は、
「初夏に、種を蒔く」でした。
初夏のころは、毎年仕事がピークとなります。
そのため、
つい忘れて、蒔くのをのがしていた種が、
わんさこらあるのです。
東京でひろった朝顔の種、おしろい花の種、
もらったバオバブの木の種など、、、。
それを、去年はほぼ実現できました。

今年の決心は?

五感をまんべんなく楽しませる」にします。

耳、
目、
香り、
感触、
味わい、この5つを、
まんべんなく。

というと、
そうですね、私の場合は、
「耳」が大部分を占めています。
何が足りていないかというと、
たぶん、感触と、香りだと思います。
お花の香りを嗅ぎにいったり、
砂を触ってみたり、と
心がけていきたいです。

ピアノの方は、
皆さん、どんな決心をなさいましたでしょうか?

今年も、たくさんのレベルアップのある一年となりますように。
私も、
日々、練習を続けていきます!









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2024年12月27日金曜日

「ふだん塾」スローモード


2024年も、そろそろ終わりに近づいてきました。
ほんのちょっとスローモードになっていますが、
「ふだん塾」は、年末年始も開いています。

皆さんにとって、
この年は、どんな年でしたか?

私にとっては、
カゼをよくひいたりしましたが、
色々な発展があって、ワクワクの多い年でした。

また、
新しい年は、
リミットレスで、
ますますシンプル、
楽しい年になるような気がしています。

まずは、
楽しい暮れの日を。













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2024年12月26日木曜日

レッスンの受け方、コツ


ピアノのお勉強で、ますます上達したいと思ったら、
もちろん、練習は大事ですが、
またその上、レッスンの受け方にもコツがあるようです。
それは初級でも、ハイレベルでも。

よく目にするのは、
感覚的にレッスンを受けている人たちです。
上達がラクにいくようです。

たとえば、
「ここはレガートに」と私が言ったとします。
その時、
1)楽譜にそれを書き込む人があります。

また、
2)実際にすぐやってみて、
あぁ、こんな感じか、と
指の感じと、耳で聞こえたものとを
結びつけている、その作業をする人がいます。

この2つのケースで、
どちらの方が手っ取り早いのかは、
想像がつくと思います。

おまけに、
メモをする、ということは
その分、
頭を使わない、
頭に留めておかない、ということですから、
ちっとも身(頭)についていないことになるようです。

ピアノは実技ですから、
知識として「レガート」と覚えるよりも、
実際に弾くこと、
感覚を感じるが大切、といえましょう。

メモをしすぎたり、
考えすぎたり、
「知識」でお勉強している方は、
もう少し、
感覚的に変化を楽しまれるといいかもしれません。

聞こえてくるもの、
指の感触、
腕の感じ、
音色の印象、
リズム感のワクワク感、
などなど

それは、もう無限です。
楽しいです。



* まとめ


ピアノは実技。
感覚で覚えるのが、確実。






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2024年12月24日火曜日

楽譜に「書き込む」?


今日は、フランスではノエル(クリスマス)の前日、
みなさん、いろいろ準備に忙しい時です。

フランスと日本で、
ピアノのお勉強に何が違いがあるか、と良く聞かれますが、
話し出せばキリがないですが、

一つ思いつくことに、
楽譜に書き込む、というのがあります。
日本でも、そうするかもしれませんが、
少なくとも、私のお師匠さんたちは、
鉛筆で、
割と控えめに、
大事なことをちょっと書き足してくれました。


それが、なんと、
フランスでは、
色とりどりのサインペンや
ボールペンで、
毎回、色々なことがかき重ねられていく、
というのが多いように見えます。
(消したくても消せない)

その様子は、
まるでクリスマスツリーのようです。

私は、
ピアノの前で、
作曲家とダイレクトにつながっていたい、
という気持ちがあります。
楽譜には、
なるべく書きいれないようにしています。
かろうじて、指遣いの数字。


もし、注意事項を書いたとしても、
それがクリアされたら、消しゴムで消します。

ピアノを弾く、ということは、
楽譜を見ながら交通公園で
標識を見て進んでいくということではなく、

体、耳、感覚で覚えたことを元に、
その場で即興していくようなものです。

暗譜で弾かないのならば、
なるべくまっさらな楽譜を使って
弾く方が、音楽的なのではないかと思います。

 

 


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2024年12月18日水曜日

パーキンソン病の方が

「オンラインレッスン」の受講生、
大人女性の方から、コンサートの動画が送られてきました。
施設をまわって、
同級生のソプラノの方とピアノを弾いておられます。

オーベルビリエの「ノエル」、そして
ヘンデルの「私を泣かせてください」の2曲。

それが、美しいのと、
心に染みるので、感激もの!

私は、その時、とあるカフェテリアで
聴かせていただいていたのですが、
場所も構わず、
泣きそうになってしまいました。

あとで曲名を知って、「そうなのか」と
納得しそうになりましたが、
でもこれは、曲のせいではありません。
この曲は前にも聞いたことありますが、
泣きそうになったのは初めてです。
演奏が素晴らしいのです。

まだ本調子ではない、と書かれてありましたが、
いえいえ、
うっとり、そして、
心にグッと動きます。

お二人の演奏は、息がよくあっていて、
それだけでも感激なのですが、

あともう一つ、すごいなと思うことがあります。
このソプラノの方は、パーキンソン病をお持ちなのだそうです。
ところが
この春にヴァイアレブという機械をつけたら、
声が出るようになった、ということなのです。

ということは、
色々な試練を乗り越えて来られた方。
そして、晴れて声が出るようになった、
そのご披露の場だったのですね。
びっくりです。

「引き続き、施設の皆さんをうっとりさせて下さい」と
お返事しました。
とても嬉しく、誇らしく思いました。








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2024年12月17日火曜日

アルペジオの弾き方

 


 アルペジオを弾く時に、どのように手を回すか。
これは先生によって、色々説明のしかたが、ちがったりします。
また、
これ以外にも、もう一つ違うやり方がありますが、
今日は、一般的な方を説明します。


まず、
1)音が均一であること

次に、
2)音が切れないこと

ができるようにします。

そのためには、
なるべく、すばしこく手を回して親指を運びます。
その時、前の音に影響がないように、
普通に弾きます。
そして、弾いたすぐ後に、
その指を軸足として、コンパスのように手首を回します。

そして、親指を次のキーまで運ぶ。
(タッチするだけで、弾かない)

これを、少しスローで練習しておくと、
なめらかなアルペジオが弾けるようになると思います。







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2024年12月13日金曜日

大人初心者で、ショパン?



 

大人初心者で、一体何が弾けるようになるのか?
みなさん、
あまり楽天的なお考えはお持ちではないようです。
質問がありましたので
お答えしますと、

その方の反射神経の差で、
時間のかかり具合は変わりますが、
コツコツやっていれば、
数年で、簡単なショパンワルツ、ノクターンが
弾けるようになると思います。
平均で、4〜5年。

正しいやり方で練習することが大事です。
あと、
毎日、少しずつで良いですから、
続けていることも、コツの一つです。

必ずできるようになります。




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2024年12月10日火曜日

自分では、なかなかわからない

 


 


ピアノで、上達しているかどうかは、

なかなか、自分ではわからないようです。


音楽的なこと、
技術的なことを、正しく、
コツコツとやっていれば、必ず上達するものです。
ただし、
少しずつ変わっていきますので、
なかなか自分では気がつきません。

そばで、お供をしている私には、
わかりますけれど、
それをお伝えしても、なかなか信じない方もあります。

特に
アドバイス差し上げた、あの練習法で、
できるようになったのに、
すごいことなのに、
その価値を認めないで、
「いえ、まだまだです」と言う方も。
そういう時は、本当に
残念な気持ちがします。

(まぁ、ありがたがられないのは、
教師の宿命のようです!)

それはともかく、
上達がわからないときは、
以前の動画と、聞き比べることをお勧めします。

それでもわからない場合は、
それはそれで、よし、とします。





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2024年12月6日金曜日

「イマイチ」を「気に入る」に変える



自分では気持ちよく、うまく弾けていると思っていても、
録音を聞いてみると、
何だか、イマイチ、ということがあります。

考えてみれば、毎回、そうです。
ですので、自分の録音を初めて聞くときは、
ちょっと、イヤな気持ちがします。
それでも、勇気を出して、
聞いてみます。

そして、
「あぁ良かった、このまま本番を臨まなくて」
と、冷や汗をかいたりします。

さて、
その「イマイチ」というのはどういうことか
というと、私の場合は、だいたい、

* テンポが不安定
(つまり、自分勝手。
弾きにくいところは、自然とのろくなり、
ラクなところは、スルスル滑るように走る)

* リズムがハキハキしているはずのところが、
何となく間伸びしている

* フレージングが、不自然
(外国人が、たどたどしくしゃべっているのと似ている)

* 和音が、べちゃっと聞こえる
(音が、うるさく聞こえる)

などです。

その点、
いったん自分のアラが見えたあとは、
そこを直してゆけばいいだけです。
(そこが難しいといえば難しいのですが)
服を買うときに、試着室でいろいろ試すのと
同じような作業。

以前は、
カセットテープを使って、録音していました。
音もそれほど良くなく、
時間のかかる作業でした。

今では、スマートフォンで、
とてもいい音質で、
それも、即座に聞き直すことができて、
これは便利だと思っています。


* まとめ

「イマイチ」を、「自分の気に入る音楽」に変えていく


 


Chiyo

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