2020年10月16日金曜日

わがままに、好き嫌いをする


曲選びの時、生徒さんとお話ししていますと、
なんでもオッケー、という方があります。

きっと、「先生が、ためになる曲を選んでくれる」だろうと、
なんでも来い、というスタンバイの状態に、
なさっているのだと思います。

それは、わかります。

ただし、
心の中では、
好き嫌いを、わがままに、うんと育ててほしいです。
これが、音楽では、情緒、感性を育てるとっかかりになると、
私は、思うのです。

好き嫌いを言うのは、だいたい、
しつけでは、悪いこととされています。
それは、フランスでも見ますし、日本では、
私は、そうやって育てられてきました。

ですが、音楽では、
それなしには、まるで、舵取りなしの船に乗ってるようなものです。
ぜんぜん、話が進まないのです。

「このフレージングは、どう?」
「この音色は、気に入った?」
「このテンポは、いいテンポかどうか」

これに答えられるのが、いいのです。
はっきり、好き嫌いを自問しましょう。
先生が、なんと言おうと、
自分は、こう言うのが好き、と言えるくらいが、
私は、いいと思います。

それから、もうひとつ。

好き嫌いは、時とともに、変わることがある、
ということです。

年を重ねたり、
色々な演奏を聴いたり、
経験をして、
変わってきます。


その、移り変わりを楽しむ、というのも、
音楽の、醍醐味のひとつ、と思います。


* まとめ

好き嫌い」センサーを育てる




Chiyo

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