きのうは、ミスタッチの、なくし方について書きました。
ミスタッチは、ない方が、いい、とだれでも思います。
私も、そう思います。
CDの録音をした時は、
テクノロジーで、ミスタッチを消すように、お願いしたりしました。
さて、
そこが、ワナだとも思います。
私は、自分の録音が、
まるで、ミスをしなかったようにしてしまいました。
種明かしをしてしまうと、
そういう作業をする人は、私だけではありません。
50年前の録音と、
今の録音を比べれば、わかりますが、
ミスタッチが、がぜん、少なくなっています。
そして、
コンサート、ライブ演奏でも、
ミスタッチは、少なくなってきています。
ミスタッチなしで弾くことが、
以前より、大事になってきている、といえます。
理由は、
みなさんの耳が、ノーミスの録音に慣れてしまっているからだと、
思います。
ノーミス要求度が、上がっているのです。
つまり、録音のミスを消しながら、
私は、
自分で自分の首を、しめているようなものです。
「ミスタッチかどうかよりも、
音楽の流れ、感動、を大事にして〜」と、
私のようなピアニストは、
願ったり、ため息をついたり、です。
Chiyo
動画添削レッスン
フランス在住ピアノ教師
月6000円 (動画回数、無制限)
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