2020年10月7日水曜日

ピアノの先生の役割は?


 きのう、「合格かどうかは自分で決める」というお話をしましたら、
では、
「先生は、なんの役割をしているのですか」という質問を受けました。

そうですね、
ほかの先生のことは、わかりませんが、
私は、

おもに、

* こういう風に聞こえていますよ、とフィードバックする

ということが、まず第一。
ピアノはコミュニケーションの一種ですから、
それがどう伝わっているか、ということに注目します。
そうでないと、
鏡なしでお化粧をしているようになります。

次に、

こういう練習をすると、そこが改善されますよ

というような、解決手段を、提案しています。
これは、私みずからの経験と、
あと、今までの生徒さんの経験から、いろいろ
データバンクを持っています。

そして、

あなたのここをぜひ、掘り下げてみて

というような、
それぞれの方の、埋もれたお宝のようなものを、
感じますので、
そこを開発していってはどうでしょう、と、
お伝えしています。
「ここ掘れワンワン」みたいなものです。


(最後に、わかりにくいことなので、かっこに入れておきますが、
もしかすると、これが一番大きな部分かもしれないとも思っています。

*「一緒にいるということ

これは、
目に見えず、言葉にも説明できないことです。
一緒にいる、と知るだけで、
いろいろなエネルギーがまじわって、
影響をうけます。
それだけで安心できたり、ぼやいたりすることができる、
と知っている、などなど。

これが、一番大きな役割ではないかと、
私は思っていますが、
こればかりは、教科書にやり方の説明はありませんし、
いくらがんばっても、どうにもできないことです)

と、こんなところです。
お答えになっていますでしょうか。



Chiyo

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