2025年1月31日金曜日

あまのじゃく的、練習法


私の日本のお師匠さんは、若いころに肺結核をわずらい、
しばらくピアノを弾けない時期があったということです。
そのせいか、
「何はともあれ、たくさん弾くこと」ということを
よく言っていました。

私も、それには同感なのですが、
ただやみくもに弾くのもいいとして、
もう一歩進んで言いますと、

ちょっと弾き方を変えて練習しておくと、
これまた、おもしろいように上達することもあります。

たとえば、
*速いパッセージでしたら、ゆっくり弾く。
*粒をそろえたかったら、わざと付点練習する。
(びっこリズムで)
*音楽的に弾きたかったら、額面通りのぶっきらぼう弾きをする。
*レガートにしたかったら、スタッカートで練習。
*強く弾くところを、弱く練習。

などなど、わざと反対のことをするのも、
なかなか効果があるのです。

信じられませんが、
わざと下手に弾く、というのも。
この場合、とことん下手に弾くのです。
音楽的にそれを追求する。

なぜか、意外と難しいです。
すると、だんだん、どこをどうすればいいのか、
まるで方程式を解くように、
わかってきたりもします。

長いこと練習していますと、
だんだん想像力がついてきて、暇つぶしのようなことまで
考えるようになります。
そして、
今、私がこんなことを言えるのは、
いろいろトライ、エラーを繰り返してきたからです。

読者の皆さんも、どうぞ、いろいろ
発明、開発なさってみてください。



* わざと、逆をやってみる













Chiyo

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