私の日本のお師匠さんは、若いころに肺結核をわずらい、
しばらくピアノを弾けない時期があったということです。
そのせいか、
「何はともあれ、たくさん弾くこと」ということを
よく言っていました。
私も、それには同感なのですが、
ただやみくもに弾くのもいいとして、
もう一歩進んで言いますと、
ちょっと弾き方を変えて練習しておくと、
これまた、おもしろいように上達することもあります。
たとえば、
*速いパッセージでしたら、ゆっくり弾く。
*粒をそろえたかったら、わざと付点練習する。
(びっこリズムで)
*音楽的に弾きたかったら、額面通りのぶっきらぼう弾きをする。
*レガートにしたかったら、スタッカートで練習。
*強く弾くところを、弱く練習。
などなど、わざと反対のことをするのも、
なかなか効果があるのです。
信じられませんが、
わざと下手に弾く、というのも。
この場合、とことん下手に弾くのです。
音楽的にそれを追求する。
なぜか、意外と難しいです。
すると、だんだん、どこをどうすればいいのか、
まるで方程式を解くように、
わかってきたりもします。
長いこと練習していますと、
だんだん想像力がついてきて、暇つぶしのようなことまで
考えるようになります。
そして、
今、私がこんなことを言えるのは、
いろいろトライ、エラーを繰り返してきたからです。
読者の皆さんも、どうぞ、いろいろ
発明、開発なさってみてください。
* わざと、逆をやってみる
Chiyo
動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師
レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
2週間無料、試し。
0 件のコメント:
コメントを投稿