2022年12月9日金曜日

痛みが出たら、いいチャンス(かもしれない)


 ピアノを弾いていて、痛みが出てしまったら、
まずは、安静。
そして、しばらくしても治らなかったら、
ドクターに診ていただくことが大事です。

原因はいろいろありますが、
主なものは、

1)まだそれなりの筋肉、スジがないのに、
すごい技術で弾いてしまっている

2)正しくないフォームで弾いている

のようです。


1)の対策は、

*テンポを下げる、

* いっぺんにやろうと思わないで、
少しずつ、毎日練習する。



2)の場合は、

炎症がだんだんおさまってきたら、
そして、
ほんのちょっとだけの痛みになったら、
また、弾いてみます。
ちょっとだけですが。

そして、
いろいろ角度を変えたりして、
「この角度だと痛くない」というのを見つけます。


これは、
ちょっと微妙ですので、
そーっと、デリケートにやってみてください。

そして、その「痛くない」角度が見つかったら、
それが、だいたい正しいフォームと言えると思います。
それを覚えておいて、
完全に治ったら、それを身につけます。


正しいフォームが見つかると、
ラクで、
もっともっと弾けるようになります。
技術的に、ぐんと上達します。







Chiyo

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2022年12月8日木曜日

クリスマスソング

私の勤める音楽院では、40年前には、
フランス人の生徒さんがほとんででした。
ですので、
ノエル(クリスマス)シーズンになると、その関係の曲を弾きたいという
生徒さんの希望が多かったです。

その習慣で、私の方から、
「クリスマスソング、ひきたいですか?」と
尋ねる事もありますし、
「お母さんが喜ぶから」と
弾きたがる生徒さんもあります。
それは、特に、男の子生徒さんに多い。
なんだか、ほほえましいです。

この時期の音楽会でも、
クリスマスキャロルを連弾で弾いたりすると、
私も、
昭和時代の、教会学校のいい思い出が戻ってきて、
楽しくてしかたありません。


一方、
アメリカでピアノを教えている仲間たちは、
以前から、それには気を遣っているということでした。
ユダヤ系の生徒さんが多かったりすると、
クリスマスは無し、です。
したがって、
クリスマスキャロルは、提案しません。

と、このごろでは、
同じようなことが、フランスの音楽院でも、
見られるようになってきました。
だんだん、ムスリムの生徒さんが多くなっています。
その中では、
クリスマスを祝いする人と、
そうでない人とあります。
クリスマスでなくても、
暮れのお祝いはする、という人もあります。

ですから、
最近では「クリスマス、祝いますか?」と聞いてから、
曲選びをします。

いずれにしても、
暗くて、寒いこの時期、
色とりどり、
明かりのついたクリスマスは、
本当に、楽しくって、いいなぁと思います。
もう、大したモノは必要なくったて、
クリスマスプレゼントを開けるのは、
楽しく思います。

だいたい、
12月に、もみの木を祝う習慣は、
キリスト様の生まれる前にも、あったそうです。
なんだか、
わかるような気がします。





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2022年12月7日水曜日

ソリューションについて

ピアノを弾いていて、うまくいかない時。

どうもスムースに弾けない、
このテンポでは弾けるけど、速く弾けない、
弾き終えるのに、くたびれる、
などなど、
技術的な悩みは、しょっちゅうです。

そんな時、
これにソリューションはあるのだろうか?
と、思ってしまいます。

私は、だいたい、ある、と思って進むのです。
気長に繰り返し、何週間か練習していれば、
うまくいく、と思います。
ただし、
体の使い方が正しい、ということは大事だと思います。

「正しい」というのは、
自然、というようなことです。

ラクにしていられる、
関節が、自由に動いている、
弾き終わったあとには、まるで
筋肉がほぐれたような、
マッサージされたような感じがする、というのを、
私は、目印にしています。

もっとも、
注意力を使いますので、
頭の方は、ほんのちょっとくたびれるかもしれません。




* まとめ

「正しい」体の使い方をして、ソリューションを目指す





 


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2022年12月6日火曜日

「ハ短調の気分」とは、どういうこと?

こんな話を聞いても、何の足しにもならないかもしれませんが、
でも、やっぱり不思議なので、
書いておきます。

日本の受講生の方が、バッハを練習なさっています。
その中で、
お二人が練習中の曲は、
よりにもよって、ハ短調の曲。
数あるフーガや、小品の中から、
お二人が選んだのは、ハ短調。

一つは、シンフォニア、
一つは、フーガです。
雰囲気が、似ています。
偶然なことです。

すると、
気がつきます。
フランスでも、ただ今、一人、
ハ短調の「前奏曲とフーガ」を練習中です。
国境を越えて、
これまた偶然です。

まるで、
ハ短調の雰囲気が、地球上に
漂っているのか、と思いたくなります。
たった3人ですけれど、
私のクラスから見たら、かなりの率です。

これは、本当に不思議なのです。
だれも、話し合ったり、
打ち合わせたわけでもないのに、
同じような気分になったりすることがある。

前にも、
コロナが始まったころ、
小さな生徒さんが、そろって
「明るく、楽しい曲を」リクエストし始めました。
いつもは、
「悲しく、泣きたくなるような曲」ばかり弾きたがっていたのに、です。

もしかすると、
何調の曲を弾きたい、とか、
聞きたい、
というテストをすると、
私たちの心の中が、ちょっとわかるようになるかもしれません。

もしかすると、
もうすでに、そういう研究はあるのかもしれません。



 


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2022年12月5日月曜日

時短でいく


 私の人生の中で、何時間くらいピアノを練習したのでしょう。
ずいぶん、ガンガン弾いてきたように思います。
試行錯誤も、たくさんしていると思います。
今だったら、あんなことはしないな、と思うこともあります。

というわけで、
のべ時間は、かなりのものになります。
ですので、
どこをどうすれば、省エネになるか、というのも、
だんだんわかってきます。

一番、もったいないのは、
1)よくないやり方で弾き続けて、
2)あぁ、これはまずい、と気がついて、
3)それをアンインストールして、
4)次に、
いいやり方を、インストールする、というパターンです。

これは、損ですし、
つまらない作業です。

それなら、はじめっから、
きちんと、
丁寧に、
細かいことを気にしながら、
段取りをふんでいけばいいのに。

それができなくて、
すぐに両手で、おおざっぱに弾いて、
あぁ、いい気分、なんてやってしまう、
というのは、今でも、しょっちゅうあるのです。

(気がついて、すぐにUターンする)




* 時短でいくには、
出だしの作業を丁寧にするといい


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2022年12月2日金曜日

日本の音楽、大人気!


 先日、あるところで、フランス音楽と、
日本の音楽を演奏しました。

それは、宮崎アニメの音楽、
久石譲氏の作品です。
私は、はじめはよく知らなく、
フランスの生徒さんに教えてもらいました。

このレパートリーが好きな人は、
ほとんど、「ものすごく」大好きです。
そればかり弾いている人だってあるくらいです。

ほんとうに、心に沁みるものが多いです。
私も、大好きです。
作曲の様式は、西洋風だと思いますが、
日本の、歌心がよく表れていると思います。
フランスでは、かなり人気があります。

同僚にも、しょっちゅう、
楽譜を貸してください、と
頼まれたりします。

先日の演奏の後に、
クラシックしか聴かない、というような、
お年寄りが幾人かやってきて、
とってもよかった、
「これは、どういうものですか、
また聴きたいです」とか、
「自分も弾いてみたい」という人が、
声をかけてくださいました。

これも、また、
とてもうれしいことです。

年代や、
地理を超えて、
たくさんの人に愛される、というのは、
これは、ホンモノの成功品だな、と
思いました。



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2022年11月30日水曜日

外付けピアノ

ピアノという楽器は、持ち運びができません。
同じ音楽家でも、オーケストラの人たちは、
コンサートが始まる前には、楽屋で、
自分の楽器を弾いて、指慣らしをしています。

その点、
ピアニストは、手持ち無沙汰。
まぁ、立派なホールなら、
楽屋にもグランドピアノが置かれたりしています。
直前まで、ピアノを弾いていられます。
でも、そんなことは、
めったにありません。

手をすり合わせたり、
ぴょんぴょん跳ねて、体をラクにしたりします。

さて、
そういう意味でも、
ストリートピアノ、というのは、
ピアニストにとって、なかなかいい存在だと思います。

本番前の、リハーサルに使ってもいいのです。
また、
それだけでなく、
そこを、自分の発表の場として、
どんどん使っている方もあります。

これは、どんどん開発したらいいと思います。
それについては、
また、書きたいと思います。



* ストピは、ピアニストにとって、
ありがたい存在

 


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2022年11月25日金曜日

小さな子どもに、ダジャレは言うものでないと反省する

音楽院でのことです。
毎年のように、まだ楽器を始めていない
ちいちゃな子どもたちが、
楽器クラスに見学に来ます。

先日は、私のピアノレッスン室に、
4人の子どもが来ました。
6〜7才くらいです。
目は、私をしっかり見つめています。
いったい、この人は何をいうのだろう?

そして、
レッスン中の、女の子生徒のピアノを、
じっと見つめて、聞きます。

さて、
私は、ピアノという楽器の話をちょっとします。
これはアップライトピアノ
そして、これはグランドピアノです、と
いう説明の時、
どういう魔が差したのか、

私は、左右の手でそれぞれさしながら、
こちらが「piano droitアップライト
そして、こっちが
piano gauche」と、言ってしまいます。


フランス語で、
アップライトは、droit ドロワ(右、もしくは突っ立っている)なのです、
その反対語として、
グランドピアノの方を、
gauche  ゴーシュ(左)に変えて、ダジャレにしてしまった。

もちろん、
「、、、ではないです。
本当の名前は、piano à queue」です。
と続けたのですが。

大人なら、苦笑いするかもしれませんが、
もちろん、この、まっすぐなチビちゃんたちは、
笑いません。
ちょっといやな予感がします。


そして、
20分ほどの、デモンストレーションを終えます。
最後に、
念のために、復習で、
「はい、このピアノは何と言いますか?」
piano droit! と、正確な答えが返ってきます。

「そして、こっちは?」
すると、
今まで何も言わなかった女の子が、
piano gauche   と、答えるのです。
それも、すらっと。

あああぁあ、と、思いますが、
遅かりし、です。
何でそっちの方を覚えてしまったの、と
後悔します。

そして、
あぁ、ダジャレを言うときは、
相手をよく見なくては、と大いに反省しました。
この先、
このチビちゃんの人生に、
混乱が起こらなければ良いのですが。。








 


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2022年11月18日金曜日

お散歩も、いい栄養

これは、季節柄でしょうか、
それとも、コロナがしずまったせいかもしれません。
ピアノ発表会が行われることが多いです。

「ふだん塾」の受講生の中にも、
本番を準備中の方が、いく人かあります。
それぞれ、準備のお手伝いをしているところです。

さて、
一生懸命、練習するというのは、もちろん大事です。
それから、
もう一つ大事なのは、
息抜き、です。

バーベキューや、暖炉で火を燃やすときに、
燃料を入れすぎると、かえって
火が燃えない時があります。

ある程度、空気の流れがあったほうがいい。
それには、
たき木を、ぎゅうぎゅうに詰めないで、
風がよく通るように、工夫します。

同じように、
ピアノの練習でも、風を入れるのは、いいと思います。
ピアノで表現しようとしていることは、
指や音符の問題よりも、
弾いてるご本人そのものの表現だったりします。

まぁ、
それは、なかなかつかみにくいことですけれど、
ふだんから、
景色を見たり、
美味しいものを食べたり、
泣いたり笑ったり、ということも、
ふと、
ピアノの表現にあらわれるかもしれません。

という風に、
私は、感じています。






 


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2022年11月17日木曜日

あなたは、どういうダイアモンドか?

プロとアマチュアの差は、何かと考えます。
才能ということは確かにあるのかもしれませんが、
それだけではないように思います。

才能だけでは、
発掘したばかりのダイアモンドのようなもの。
原石は、まだ、キラキラしないのです。

プロは、
うまくいかなくても、練習すれば何とかなる、と
知っています。
だから、めげずに、繰り返し練習をします。
すると、
必ず、いい方に向かう、ということを知っています。

ですが、アマチュア初心者の方は、
うまくいかないと、すぐに、これは才能がないからだと
思ってしまうことが多い。
でも、
もともと、プロでも人間なのです。
超人だというわけでもないのです。
(まれに、そういう人はありますが)

毎日、少しずつ練習していると、
いつか、しまいにはできるようになる、ということを
プロは知っていますので、
正しいやり方で、(のんきに、淡々と)練習しています。

あなたは、どういうダイアモンドか
それは、やはりカットしてみないとわかりません。
正しいやり方で、
段階を踏んで練習していけば、
必ず、できるようになっていくと思います。

キラキラ光る方に行くと思います。













 


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2022年11月14日月曜日

同じ曲を、キープ


食べ物でしたら、冷凍する、とか、
乾物にする、とか、
いろいろな手があるのでしょうが、
仕上がったピアノ曲を、保存するのにはどうしたらいいのでしょうか。

私は、
冷凍庫に入れておくつもりでいます。
問題は、それを取り出してきたとき。
なんだか、
いい調子が出ませんから、焦ります。
それでも、最初のころのように、
片手ずつ、ゆっくり練習していると、すぐに元に戻ります。

それどころか、
新たな発見があったりします。

そういうことができる大人はいいです。
子供さんの場合は、ちょっとやっかいです。

ですので、
本番の日に、出来上がるような工夫をしなくてはなりません。
あまり熱が入って、弾きすぎても、
うまくいかなかったりもします。

そういう時は、
しばらく放っておくのもいいです。





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2022年11月10日木曜日

音楽的に解釈をするって?


これは、ちょっと中級以上のお話になります。

音楽的解釈、といいますが、これは、
一体何をするのか。
自分勝手に解釈するわけにもいかないですし、
どの程度、自分の思うままに弾くのか。
そもそも、音楽的、ってどういうことなのでしょう。

これは、
なかなか、すっぱりと答えは出ないかもしれません。
まずは、
楽譜に忠実に弾いていくことだと思いますが、
やはり、様式というのはあります。

色々な演奏を聴いて、
色々弾いて、
感覚をつかんでいくものかもしれません。

それでも、
やはり、コツみたいなのはありますので、
それをお話ししますと、
楽譜をよく読む、ということです。

そして、
その作曲家の、他の曲を聴いたりするのもいいです。
作曲家の雰囲気が、わかってくるかもしれません。

あまりいただけないのは、
その曲をyoutube で聴いて、
その演奏を真似る、ということです。
いかにいい演奏だとしても、それを
完全に真似ることはできないどころか、
作曲家の意図から、どんどん外れていくようなこともあります。

ですので、
作曲家とダイレクトにお話をするつもりで、
どんな気持ちだったか想像してみる、というのが、
一番シンプルなようです。

ずっと効率がいいですし、
品の良い演奏になるような気がします。




* まとめ

私たちの意図よりも、
作曲家の意図を、優先する







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2022年11月9日水曜日

もう少し、フマジメに?


 ピアノ練習を毎日していますと、
飽き飽きしてくることはあります。
私も、
生徒さんも、同じだと思います。
最初の新鮮さが欠けてくる時、というのはあります。

ところで、
先日、ダンスの先生が話していたことで、
あぁ、なるほどと思ったことがあります。

練習する時に、
もっと楽しんじゃえ」ということです。
真面目すぎるということです。
そんなに真面目な顔して練習してたら、
うまく踊れないし、
飽きちゃうでしょう、と先生は言います。

そういえば。
私も、ゲーム感覚で、ピアノ練習をしていることもあるかもしれない。

ゲームなんて、そもそも、勝ったからといって、
なんの得にもならないかもしれないのに、
勝ちたいと思って、楽しんでいることはあります。

「この部分を、均一で弾けるようにしよう」と、
リズムに注目したり、
音質に注目して、訓練します。
それをクリアできると、
嬉しくなります。

クラシック音楽のテーマには、
ドラマチックな曲、
悲しい曲が多いのです。
ですので、練習するこちらまで、
深刻になってしまうこともあります。

ですが、ピアニストがいちいち深刻になっていては、
身が持たないのかもしれません。
ベートーベンのような顔して、練習する必要もないなと
思ったりしました。






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2022年11月8日火曜日

ピアノ調律、タイミング


 

よく調律されたピアノというのは、気持ちよいです。

こんなに、きれいに響くなんて!と、
ついつい、弾き続けてしまいます。

しばらくすると、
そんなことも忘れて、普通に楽しみますが、
さらに、しばらくすると、調律のことなど、
すっかり忘れてしまいます。

でも、とつぜん思い出して、
調律をお願いして、また、ステキなピアノを再発見する。
と、いうことの繰り返しが多いです。
忘れるのか、後回しになってしまうのか、
のびのびになってしまうことも、あります。

ですが、
費用を倹約する、という見地からいいますと、
定期的に、調律してもらうのが、一番です。

あまりに、調律がはずれたピアノは、
一回の調律だけでは、足りなかったり、
すぐにまた、はずれたりします。
ですので、
お金がもったいなかったら、
一年に一回くらい、同じ時期に、調律してもらうのが、
一番、お得になりましょうか。

(ガンガン弾く方は、
もう少し、ひんぱんの方がいいです)

もちろん、
普段から、
温度差、湿度が安定している場所に、
ピアノを置く、というのも、いいことです。
節約になります。

日が当たるようなところ、
風が入ってくるようなところは、NG。

環境や、調律が安定していると、
ピアノも喜んで、長生きするような気がします。



* まとめ

調律は、定期的にしてもらうのが、
一番、倹約になる





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2022年11月7日月曜日

自分のペースで


 ツェルニーのような練習曲には、メトロノーム速度が書かれています。
その速度といったら!
もう、何かが狂ったように、速いのです。

幸い、ゆっくりでも、
とてもためになる練習曲です。

と、このように、
自分にできる速さに合わせて弾きます。

これは、なかなかいいポイントだと思います。
できないのに、無理して速く弾くと、
いろいろな故障が出てきますし、
無理なフォームを身につけてしまいます。

また、
長い目で見て、
仕事をしながらピアノを習っていたり、
いろいろな出来事が起こって、
ピアノに手をつけられなくなる時期があったりします。
そんな時にも、
自分にできる速さで、進めていくのがいいと思います。

そういう時は、「ダメだ」と思ってしまいます。
私もそうですが、
そういう時には、マイペース、マイペース、と
言い聞かせています。

そうすると、
筋肉の隅々まで、ゆったりできるような感じになります。
大丈夫です。
続けていれば、
必ず変化は起こりますので。


* まとめ

「自分のペースで」が、一番




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2022年11月3日木曜日

嬉しくなる質問を、もらいました


 先日、受講生の方から、
ある質問があって、とても嬉しくなりました。

「この部分は、キラキラした感じのイメージで弾きたい。
どうしたらキラキラ感を出せるか」
というような内容です。

なぜ、私が嬉しくなったかと言いますと。

その方は、
曲の作りに注目して、
ここはこう、
ここはこうしたい、
というイメージを持ってらっしゃる。
そこが、とてもいいと思います。

先生が、「こうしましょう」というのを、
はい、そうします、と従って、
努力するのもいいのですが、
「習う」身であっても、
「こんな風に弾けたら」というイメージを持っているというのは、
とてもいいと思います。

取り組み方が、一層ダイナミックになりますので、
ぐんぐん進みます。

それから、
「ここをこうしたい」と思うのは、
曲の作り(設計)をつかんでらっしゃるという証拠でもあります。
これも、いいことです。

それは、大きな家に行って、
最初は、よくわかりませんけれども、
しばらくすると、
ここは、玄関、
廊下、
こちらは、居間、
寝室、などなど、
そして、入口や出口が分かってくるのと同じです。

その方が、
がぜん、弾くときの音楽表現にも、役に立つと思います。



* まとめ

自分で弾きたいイメージを持つことは、とてもいい









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2022年10月31日月曜日

頭より、体で覚える


 
新しい曲を習う時、
譜読みをして、
片手ずつ練習して、
次に、やっと両手で弾いたりします。
まぁ、よっちらオッチラ、頼りない感じです。

そんな時、
「あぁ、できない、ちっともサマにならない」と
嘆きたくなりますが、

そこは、ドンマイドンマイです。
それで、当然です。
新しい言葉を習っている赤ん坊のようなものです。
おぼつかなくて、当たり前。
(それは、プロだって同じです)

それより、
そこは、どんと構えて、
ゆっくり、何回も繰り返し、さらいましょう。
(その点、プロは「どんと構えて」ます)
そして、また次の日に、繰り返す。
頭で覚えるのではなくて、
体が覚えてくれるのを待ちましょう。

そうこうしているうちに、
必ず、うまく弾けるようになります。
いっぺんに、たくさん練習するよりも、
少しずつ積み重ねるほうが、効果があるくらいです。
体にお任せしましょう。


* まとめ

新しい曲は、少しずつ、
繰り返して、体で覚える







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