2023年11月16日木曜日

スタッカートにも、種類がある



 

いちがいに、スタッカートと言っても、
いくつか種類があります。

私は、3つくらいあると思います。

1)まず、これは、古典派に多いですが、
まれにですが、
スタッカートが
小さなアクセントのように扱われていることがあります。
もちろん、ノンレガートで弾くのです。
そして、少し強めにはっきりと弾くとうまくいきます。
(ベートーベンソナタでお目にかかった方もあるでしょう)

2)そして、
ふつうのスタッカート。
ぴょんぴょんよくはねて、弾きます。

3)同じく、ふつうのスタッカートなのですが、
あまりにも速度が速いため、
どうはねていいか、戸惑う連続スタッカート。

そういう時は、
腕で跳ねているヒマはありません。
ですので、指先だけで、まるで引っ掻くように
パラパラ弾くと、うまくいきます。


2番目のケースがほとんどですが、
たまに、うまくいかなくて困ったら、
3番目のケースである可能性は高いです。

3番目のケースなのに、
2番のように弾いていないか
チェックしてみると、
解決することが多いです。





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2023年11月15日水曜日

大人の初心者、数は増えています


このごろでは、オンラインでも、対面でも、
私のところでは、
大人の初心者の方が増えています。

どういう理由だかは、よくわかりませんが、
私としては、とても嬉しい現象です。

なぜ嬉しいのかと言いますと、
大人の方が、
ものすごくモチベーションを持ってらっしゃるからです。
すると、
色々なことが、わりと簡単にクリアできてしまうのです。

また、
再開なさる方も多いです。

もう大人なので、子どもと比べると、
覚えがおそいだろうとか、
手が動かないだろうか、という心配を持っていらっしゃいます。
昔の、ちょっとしんどい思い出も
持っていらっしゃることもあります。

けれども、いったん
勇気を振りしぼって、レッスンを始めてしまうと、
なんのことはないようです。

着々と、少しずつ階段を登るように、
ピアノにさわっていますと、
少しずつ上達しているのがわかります。
すると、拍車がかかって、
楽しくてしょうがない、というふうになるようです。

それは、
親の考えでピアノを始めた子どもさんには、
見られない現象です。
私も、お供していて、
楽しくてしょうがない、ということになります。







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2023年11月14日火曜日

ピアノ椅子の、座りかた


前回は、「脱力の仕方」についてお話ししました。
さて、
弾きやすい姿勢でいるためには、どう座ったらいいのでしょうか。



1) まず、高さです。

高さは、手を鍵盤に置いたときに、
腕が、だいたい水平になっているのがいいと思います。
これは、肩で調節するのではなく、
椅子の高さで調節します。

(私は、肘のほうがやや高めです)

2) ピアノとの距離は?

これは
最近パソコンを使う習慣が入ってきましたので、
同じように、割と近くに座る方が増えてきたようです。

横から見たときに、
肘の角度が、直角以上に開いていることは大事です。
肘が、胴よりも前に来ていれば、大丈夫です。

3) 椅子にどう座るか

これには、色々な説がありますが、
左右に楽に動けるようにするには、
半分くらい腰かける、と考えていたらいいと思います。


これらのことは、
自分では、なかなか見えませんので、
動画に撮るとか、
どなたかにチェックしてもらうのがいいです。




* この3つを押さえていれば、オッケーです。






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2023年11月13日月曜日

どう脱力するのか


よく聞かれますが、ピアノを弾いていて、
どのように脱力するのか、ということがあります。

結論から言いますと、
私の感じでは、「脱力しよう」と思っても、
あまりうまくいかないということです。
まず、感覚として、
「ピアノを弾きながら、脱力している状態」
というのをあまりよくつかめません。

それでも、脱力しようとがんばるわけですから、
ますます力が入ってしまいます。

そして、
もう一つワナがあります。

完全に脱力することはできないのです。
完全に脱力しているのは、
例えば、だらんだらんに酔っ払っている時や、
(それでも完全とは言えないかもしれない)
意識を失って、眠っている時くらいです。

ピアノを弾くには、
力も要ります。
筋肉、筋は、モリモリと働いているのです。
それなのに脱力というのは、どういうことか、
疑問が残ります。

それでは、どういうことかといえば、
手首や肩に、余計な力が入っている、ということだと思います。
これは、ある程度しかたないと思います。

まずは、
あ、力が入っているな、くらいに思っていれば、
いいと思います。
そして、大事なのは、
椅子の高さ、座り方、
ピアノとの距離、を理想的にしておくことです。

まずは全体の姿勢を正しくすること、
そして、正しい技術で練習していれば、
どんな人でも
だんだん余計な力は抜けていきます。


座り方については、
また書きたいと思います。









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2023年11月10日金曜日

こういう録音の仕方もある


秋晴れの、気持ちいい日本から戻りますと、
フランスは、いつもどおり湿っぽい秋になっていました。
これからクリスマスに向けて、
ちょっとうす暗い毎日です。


さて、日本で、
受講生の方一人が、お話ししてくださったことがあります。
「ふだん塾」オンラインレッスンの特徴の一つです。

お仕事に忙しく、
また日中は子育てに忙しかったり、
または、ほかにも色々なことで
時間が取れなかったりします。

夜になって、
やっと静かな時間が取れた、という時に、
ピアノが弾けたらいいのです。
そんな時、電子ピアノですと、
練習もできますし、
オンラインレッスン用の動画を撮ることもできる、
という長所があります。

夜でも、ヘッドフォーンやイヤホンで
ピアノを練習することができます。
ここまでのことは、よく知られています。

それが、動画を撮るときに、
音を出さなくても、直接楽器から音がとれる、
という方法があるのです。
これですと、
何時でも、動画を撮れます。

実際、この受講生の方は、
なんとなくですが、夜遅くに弾いていらっしゃる動画が
多いような気がしています。
なるほど、こういう使い方もあるのかと、
昭和生まれの私はちょっとびっくりです。

こういう道具があるそうですので、
送っていただいた写真を載せておきます。




















参考になりましたら。




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2023年11月7日火曜日

「ふだん塾」再開です

しばらくの間、「ふだん塾」はおいとまをいただいていましたが、
本日より、オンライン再開いたします。

この2週間ほどは、一時帰国。
東京で、オンライン受講生の方と、
対面のレッスンを行ないました。

初めてお会いする方もありました。
でも、
いつもオンラインでレッスンをしていますので、
何となく、「初めて」という感じはしませんでした。
遠くから足を運んでくださった方もあり、
うれしく思いました。

みなさん、素晴らしい演奏でした。

ふだんの録画よりも、さらにイキイキとしているように
聞こえました。
あ、これなら、安心、と思いました。

いつもとは違うお話もできました。
特に、ペダルの使い方をご説明するのは、
動画よりも対面の方が、てっとりばやいと思いました。

つかの間でしたが、
おしゃべりもできて、これまた楽しい時でした。

この次は、来年春に行う予定です。
「ふだん塾」受講生でない方でも
レッスン参加は、可能です。

またお会いできるのを楽しみにしています。









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2023年10月20日金曜日

「ふだん塾」おいとま中


 ただいま「ふだん塾」は、おいとま中です。

それまで、みなさん、
のんびりおすごしください。
再開は、11月7日です。




*その間、「ふだん塾」の受講生の中には
オンラインではなく、
ライブレッスンをお受けの方もあります。


その方々の中には初めてお会いする方もあります。
お会いできるのを、とても楽しみにしています。











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2023年10月16日月曜日

上手くいかないなと思ったら


 ピアノ曲を練習していて思いますが、
上手くいかない時の方が、
圧倒的に多いのではないかと思います。

まずは、片手ずつ、よっちらほっちら。
次に両手で。
これが、またややこしい。
ゆっくり、ゆっくり、ころんでは起き上がって、
進んでいきます。

もう何十年もこれをやっているので、
少しは慣れていますが、
毎回、じれったくなります。

さて、
上手くいかない、という悩みがしつこいときは、
たいてい、イライラしてきて、
基本を忘れていたりします。

経験からして、一番いいのは、
ゆっくり、ゆっくり、ちょっとタッチを深めに、
さらっていることです。
そして、
すぐに、できるようになろうと思わないこと。
これを数日つづけていると、
だんだん改善してくるのですから、あせらない。

そんなことを思い出しながら、
また、何度も、何度も、繰り返し練習をしたりします。

だんだん、
できあがってきます。


* まとめ

良い方法で繰り返し練習していれば、
だんだん改善してくる




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2023年10月10日火曜日

ピアノでも、お国柄が


わたしの勤めている音楽院には、
色々な土地からやってきた人が多いです。
まずは、私。
日本からフランスに来たのです。

一方、生徒さんの方には、
ヨーロッパあちこち、

アフリカ大陸、
アメリカ大陸、
もちろんアジアも。

中には、アルバニアやコモールという国など、
申し訳ありませんが
私はその存在を全然知らなかった国も。

この数年で、
さらにその傾向は増して、
フランス出身の人の方が、少数になってしまいました。

というわけで、
私は、さまざまなオリジンの人たちと
仕事をしています。
それは、大変おもしろい。
なぜかと言いますと、
皆、同じフランス語で生活してはいますが、
やはりお国柄というのがあります。

体型、筋肉のつき方、
体の使い方に、お国柄があります。
そういうことを言い始めますと、
今では人種差別、となってしまいますので、
あまり言いませんが、
それでも、お国柄があるからこそ、
旅行をしたくなるのです。
私は動かなくても、毎日、旅行しているようなものです。
それが、おもしろいです。

さて、
一番、差が出るなと思うのは、
「反射神経」かと思います。
楽譜を見てから、指が動く、
それまでの時間です。

その点、
アジアの人は、反射がとてもよろしい。
卓球などにそれがよく表れていると思います。
ピアノでも同じです。

残念ながら、それが遅い人は、
うんと練習しなければなりません。
もちろん、練習していれば、必ずできるようになります。
でも、
練習をするのが苦手だと、
ちっともうまくなりません。

その点は、
かなり不公平だな、と感じます。






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2023年10月9日月曜日

ピアノを再開する


毎年、新しい生徒さんが入ってきます。
その中には、たまに、
◯年以上ブランクがあります、という
再開の方もあります。

最初のレッスンではわかりませんが、
しばらく進むうちに、だんだん以前のことが
話題になります。

たいていは、
以前の先生の、ここが苦手でした、というような話になります。
それは、往々にしてある事です。
ピアノの教え方には色々ありますし、
先生のキャラクターだって、さまざまです。

それでも、わたしが感心してしまうのは、
「にもかかわらず」ピアノのクラスに戻ってきた、
という点です。
それほど、ピアノが大好きなんですね、と言うと、
「うーん、そうかもしれませんね」というお答え。

そして、そういう方は、
かなりのモチベーションがありますから、
進み方が速いです。
やっぱり、わたしはピアノが好きだったんだと
自分でもおどろいていらっしゃる様子。
再開なさって、よかったなぁと、
わたしもそばで、うれしくなります。

「よくぞ、またピアノに戻ってらっしゃいました!」と
拍手したい気持ちです。



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2023年10月6日金曜日

ペダルを使うタイミング


 ピアノで一つの曲を習い始めるとき。
「どの段階でペダルを使うのですか?」
という質問を受けます。

結論を先に言ってしまうと、
これは、最後の最後だと思います。
1)まずは、片手ずつ。
2)次に、両手で。
3)次に、音色、曲の流れなどを考えて、
曲作りをしていきます。
そのあたりでペダルも使い始めます。

つまり、
指の方は、もう解決した時点で、
足の方を使い始める、と覚えておけばいいでしょう。

また、上のような疑問を持たれずに、
最初からペダルを使って譜読みをする方も、
たまに、あります。
それは極端な例かもしれませんが、
それですと、
指のほうが曖昧になりますし、
ペダルの方も、アバウトになってしまいます。

ペダルなしの練習を積んだ後は、
ペダルを踏む段階に入ると、
「わ〜素敵」とうれしくなります。

まるで、
プラモデルを組み立てていくとき、
だんだん形になっていく、
その嬉しさのような
ものがあります。


*まとめ

ペダル練習は、最後の方で




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2023年10月4日水曜日

なんとなくスランプ



ピアノの練習は、地道に続けていきますと、
必ず、上達します。
それは、老若男女、どんな人でもです。

ただ、
たまに、なんとなくモチベーションが下がったりすることもあります。
そういう時には、

1)ちょっと一息入れる。

ということもできます。
思い切って、ピアノの練習はお休みにします。
大事なのは、
「あー、、まずい」と思わないことです。
れも、練習のうち、と思って休養を取ります。

しばらくして、
すっきりした気持ちでまた取り掛かれます。

また、それでもモチベーションが下がったままの時は、
人によりますが、

2)少しでいいから、やってみる。

という方法もあります。
その時大事なのは、
ほんの少しだけでストップする、ということです。

「完璧でなくていい」と自分に言い聞かせるのも、
効果があります。

それをしばらく続けていますと、
軌道に乗れることもあります。





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2023年10月2日月曜日

電子ピアノの場合


 都会に住んでいますと、
アコースティックピアノで練習するなんて、
ぜいたくなものです。
お隣近所の方に迷惑にならないように、と
とても気をつかいます。

そんな時、電子ピアノは、本当に便利です。

オンラインレッスンでも、
電子ピアノをお使いの方はあります。
そういうケースの時は、
たまに、アコースティックピアノを弾くといいと思っています。

最近では、
スタジオや、コンサートホールが
時間貸しをしてくれます。
都会ならでは、のサービスですので、
どんどん利用されるといいと思います。

1ヶ月に1ぺんでも、
6ヶ月に1ぺんでもいいのです。
たまに触れると、体がタッチを覚えてくれます。

そして、
また、地道に
電子ピアノで訓練を続ければ良いと思います。

いいタッチが身について、
この先、どんなピアノでも、
自由自在になれると思います。





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2023年9月29日金曜日

ミスタッチを減らしたかったら

これを言ってもあまり信用されませんが、
ミスタッチを減らしたかったら、
わざとミスタッチをやらかしながら
練習するのがいいです。

説明しますと、
ミスタッチをするときに、
あまりにも「正確に弾こう、正確に」と思いすぎて、
体に力が入ってしまうことがあります。

そんな時、
少しテンポを下げて、
もうちょっとちゃらんぽらんに弾いてみますと、
とたんに、メチャクチャになりますが、
実は、その時にいわゆる「脱力」状態になっていることが多いです。

その状態で、
少しずつ、それでは
「今度は、もうちょっと右に」とか
「もうちょっと左寄りに」と気をつけながら、
あくまでもちゃらんぽらんに繰り返します。

すると、
だんだん、正確な音に当たるようになってきます。

それが、理想的な弾き方だったりします。
つまり、
脱力していて、かつ、コントロールされている状態です。
また、
その方がラクに弾けます。

お試しください。


* わざとミスタッチを許して弾く



 


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2023年9月28日木曜日

ピアノという楽器の、不思議


先日は、ピアノの音色を決めるものについて、
お話ししました。

あと、もう一つ不思議なことがあります。
ピアノの音色が、
ピアニストによって変化しているようだということです。

これは、科学的にどう説明できるのか?
よくわかりませんが、
ピアノテクニシャンも同じことを言いますので、
私の気のせいだけとも言えないようです。

ピアニストが弾き込んでいると、
その楽器が、
だんだん、ピアニストの音色になってくる、ということです。
実に、変ですが、
そういう経験をしたことがあります。

音楽院で、
長年使っていた部屋を変わることになった時。
それまで使っていたピアノは、
私の音色になっていました。
私の生徒さんも、同じような弾き方をするのでしょう、
そうなってしまったようです。

そして、
別な部屋で、別なピアノを使い始めた時、
しばらくは、テクニシャンにお願いして、
色々手を加えてもらいました。
最初の2年くらいは、安定しなくて、
困りましたが、
あるとき、今年の春くらいから、ぴたりと安定しました。
そして、
音色が、私の音色の理想になってきたのです!

これには、びっくりです。

古いですし、
ハンマーもだいぶ疲れている楽器ですので、
あまり期待はしていなかったのですが。
この変化は、
ほぼ、奇跡のようなレベルです。

こんなことを
テクニシャンに話しますと、
「そうなんですよ、わかりますか」と喜びます。

技術だけではどうもうまくいかないところがある、
説明のつかない、
マジックな部分がある。
だから、どんどん弾いてください、ということでした。

私の今の楽器も、
まだまだ変化すると思いますので、
どんなふうになるかしら、と
ちょっとワクワクしながら、毎日弾いています。


* 科学では割り切れない、不思議な部分



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2023年9月26日火曜日

ピアノの音色を決定するもの


ピアノの音色を決定するものは、
もちろん、私たちピアニストの弾き方です。
今日は、ちょっと角度を変えて、
楽器のことを考えに入れて、のお話です。

私は、長いこと、
楽器というのは、

*木の共鳴板と、
*金属の弦で、

響きが決まるものだと思っていました。
それは、
まったくそうではなかったということに、
気がつきました。

もちろん、それも大事ですが、
かなり大事なのは、
弦をたたくハンマーでした。

ハンマーの頭は、徐々に変形します。
硬さも、変わります。
毎日毎日たたいているので、
少しずつ変化しますから、音色の違いにも、
なかなか気づきませんが。


今年、私は、ハンマーを全とりかえしました。
すると、
楽器が変わったように、音のキャラクターも変わりました。
そして、
調整してもらうたびに、変化していきますし、
私が弾けば、これまた変化します。

なるほど、
これほど影響力があったとは、と
今になって、感心しています。

また、
変化のしかたについて、
おもしろいことを経験したので、
また、次に、お話ししたいと思います。




* まとめ

ピアノのキャラを決めるのは、
主に、ハンマーの頭









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2023年9月25日月曜日

ミスタッチの直し方


 ピアノを練習している時に、
知っておくと得するコツがあります。

それは、
ミスタッチをしてしまった時のことです。

「あ、ミスタッチをしてしまった、
そうならないように練習しよう」という考えが起こります。
そして、
そこを繰り返す。

その時に、
その音のひとつ前、とか、ちょっと前から
取り直すようにすると、いいのです。

ミスしてしまった音を、正確にしたい、という気持ちで、
その正しい音から始めたくなってしまいますが、
そこをぐっとおさえて、
ちょっと前からとる。

なぜかと言いますと、
ミスしたのは、厳密にはその音ではなくて、
その前の音から、その音までの移動が、
うまくいかなかったからなのです。
その移動をマスターするのが目的です。

まずは、試してみてください。
きっと変化が起こると思います。


* まとめ

「音」ではなく、「移動」をマスターする




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