フランスで、
ハノンや、ツェルニーを練習してる人は、
ほとんど、見かけません。
日本では、
ネットやツイーッターで見たかぎりでは、
けっこう、みなさん、
使っているので、ちょっぴり、びっくり。
ひと昔(30年くらい)前は、
ハノンや、イジドールフィリップの楽譜を、
フランスでは見たものですけれど。
音階を、ただひたすら、
弾く人もいましたっけ。
今では、ほとんど、いないです。
フランス人は、
練習曲を、練習しないことが多い。
この違いは、いったい何?
どっちが、いいの?
ハノンもそうですが、
ツェルニーが嫌われてることといったら!
まず、第一に、
教師が、嫌ってるのです(ということが多い)。
「音楽的じゃない」って。
「ちっとも、ステキじゃない」って。
(ブラームス練習曲の方がいい、
なんていう人もいるけど、
練習してる様子も、ないです)
では、どうするのかといえば、
「曲」の、技巧的な部分を、
直接、練習し始めちゃうようです。
私は、日本を出たあと、
ロシアの先生にずいぶん影響を受けたのですが、
その先生は、
ツェルニーは、すばらしい、
初心者でも、プロでも、
やった方がいい、と
言ってました。
私は、
日本でツェルニーを、とことんやらされました。
たしかに、いいような気がする。
長所は、シンプルさです。
そして、フレーズ(歌)の中で、
あらゆるレベルの技巧を学べる。
ですので、
フランスにいても、
生徒さんには、
ツェルニーを、すかさず勧めています。
そして、自分は「古い」のだと思っていましたが、
日本では、あいかわらず、現役のようです。
うーん、
この違いは。
どう考えたらいいのやら。
Chiyo
動画添削レッスン
フランス在住ピアノ教師
月3000円 短期、長期。
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