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2020年7月17日金曜日
ツェルニーと、フランス人
フランスで、
ハノンや、ツェルニーを練習してる人は、
ほとんど、見かけません。
日本では、
ネットやツイーッターで見たかぎりでは、
けっこう、みなさん、
使っているので、ちょっぴり、びっくり。
ひと昔(30年くらい)前は、
ハノンや、イジドールフィリップの楽譜を、
フランスでは見たものですけれど。
音階を、ただひたすら、
弾く人もいましたっけ。
今では、ほとんど、いないです。
フランス人は、
練習曲を、練習しないことが多い。
この違いは、いったい何?
どっちが、いいの?
ハノンもそうですが、
ツェルニーが嫌われてることといったら!
まず、第一に、
教師が、嫌ってるのです(ということが多い)。
「音楽的じゃない」って。
「ちっとも、ステキじゃない」って。
(ブラームス練習曲の方がいい、
なんていう人もいるけど、
練習してる様子も、ないです)
では、どうするのかといえば、
「曲」の、技巧的な部分を、
直接、練習し始めちゃうようです。
私は、日本を出たあと、
ロシアの先生にずいぶん影響を受けたのですが、
その先生は、
ツェルニーは、すばらしい、
初心者でも、プロでも、
やった方がいい、と
言ってました。
私は、
日本でツェルニーを、とことんやらされました。
たしかに、いいような気がする。
長所は、シンプルさです。
そして、フレーズ(歌)の中で、
あらゆるレベルの技巧を学べる。
ですので、
フランスにいても、
生徒さんには、
ツェルニーを、すかさず勧めています。
そして、自分は「古い」のだと思っていましたが、
日本では、あいかわらず、現役のようです。
うーん、
この違いは。
どう考えたらいいのやら。
Chiyo
動画添削レッスン
フランス在住ピアノ教師
月3000円 短期、長期。
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