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2020年7月25日土曜日
どの曲を弾くか
練習するにも、
試験で弾くにも、
コンサートでご披露するにも、
「曲えらび」、というのは、
なかなか奥が深い、と思います。
私は、大きくわけて、
2種類ある、と思っています。
1)その人の長所をいかして、聴きばえのするもの
2)その人の苦手な部分をのばすもの
ということは、
目をつぶって選んでも、どっちかにころぶわけです。
ただし、
試験の時、コンサートの時は、
1)の、聴きばえする方がよくて、
それ以外の、ふだんの時に、
2)たまにやってみる、というのが
バランスがとれると思います。
試験の時、
自由曲をえらぶとき、
私は、ずいぶん気をつかいます。
これがしっかりできると、
どんな人でも、かなりうまくいきます。
試験で、いい点がとれます。
その人の欠点をカバーしてしまう。
その人の長所を、前面にだす。
どういう曲がいいのか、
これには、規則はありません。
私の場合は、
予期していなかったような時に、
なにか、別なことをしている時に、
そういう曲が、
空からおりてくるように、ピーンと思いつくのです。
「あ、この曲、あの人にむいてそう」と。
もちろん、いつもいい曲を思いつくとは、かぎらず、
しばらく、勉強がすすんだ時点で、
「うーん、むずかしすぎたかなぁ」と、
内心はらはらしてしまうこともあります。
2)の苦手をのばす曲、というのは、
別にしょっちゅうやる必要はないとは思います。
たまに、
チャレンジしてみるといい、と思います。
いずれにしても、
むずかしすぎの曲は、私は、おすすめしません。
「どうしても弾きたい、
何時間も練習しますから、やらせてください」
という人が、たまにありますが、
困ってしまいます。
せっかくの「弾きたい気持ち」をそぎたくないですから、
私は、それに似た曲の、もうちょっとやさしめのを、
選びます。
なかなか、
むずかしいことです。
教師のセンスが問われる部分だと思います。
Chiyo
動画添削レッスン
フランス在住ピアノ教師
月3000円 短期、長期。
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