ふたたび、曲選びのハナシです。
フランスにはなくて、日本にあるもの。
それは、日本の楽譜のうしろの方にある、表です。
便宜上、初級、中級、などと、レベルが書かれています。
何を基準に、レベル表を作ったのかは、
だいたい、わかりますし、
それが、買う人にとって、道調べになっているのだろう、ということは、
よくわかります。
ただし、
たまに、あれ?と思ってしまうカテゴリーづけはあります。
その曲、そんなに易しくないですよ、と言いたくなります。
易しそうに見えたって、むずかしい曲は、いくらでもあります。
国際コンクールの一次の課題曲で、
ピアニストが頭を悩ます曲に、
Bマークがついているのだって、あったくらいです。
また、
練習曲のランクづけも、これは、
どう考えても、ちょっとオーバーに思えます。
ただ、弾ければいい、(指がいうことを聞けばいい)という基準のようです。
どう弾くか、は、個人に任されています。
そこが一番肝心で、そこがむずかしいのに。
その点が、ちょっとあぶなく感じられます。
こんなふうに、
ピアノ音楽を、A B C D と、ランクづけすると、
「競争社会」に入ってしまうおそれがあります。
まぁ、そこまでいかなくても、
「階段」をのぼっているような気がしてしまいます。
でも実は、
階段をのぼる、というよりも、
みなさん、どんどん個性を広げて、
どんどん輝いていく、というのが私には感じられるのです。
ですので、
私は、受講生の方のプライドを傷つけないように、と、
そして、かつ、
その方にぴったりの教材を、と考えて、
ものすごく気を遣って、
曲選びをしています。
* まとめ
ピアノ曲は、
ABCDではカテゴリ分けできないくらい、
もっともっと豊かなもの
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