日本には、「間をとる」という言い方があります。
これは、なんともいえない、素晴らしい表現です。
フランス語で、なんと言うのか、考えても、見つかりません。
落語でも、
漫才でも、たぶん、間のとり方だけで、
ずいぶん、面白さがちがってくるのでしょう。
ピアニストにとっても、これは、
知っておくと、とても便利です。
フレーズが終わって、次のフレーズに入る時。
ブレス、とも言います。
時には、空気が止まって、固まってしまったような、
そんな「間」もあります。
また、
曲を始める前。
両手を鍵盤の前にかざして、
さぁ、スタート、と言う時。
次にどんな音が出てくるのか、と言う瞬間を、
聞いてみてください。
これも「間」の一種に思えます。
素敵な、「間」。
だいたい、
ピアノを弾いていると、
先へ先へと、気持ちが行きます。
次の、あそこは、うまく弾けるだろうか、と、
考えていることが多いです。
そんな時、
「間」のとり方に注目してみると、
また、ガラッと、変わった見方ができます。
これも、また、やってみると演奏に深みが出たりします。
日本独特の、この感じを、
たまには、ピアノ音楽に当てはめてみるのも、
おもしろいように思います。
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