2021年5月28日金曜日

指のジムに、ならない

このブログの読者の方は、もう十分おわかりのことですが、
たまに、うっかり忘れてしまう方もあります。
私も、よく忘れます。

私たちピアニストが、指の練習をしていると思っている時、
実は、
同時に、耳を育てています。

たとえば、
先生に「ここはもっと軽やかに」と、言われたのならば、
いっしょうけんめい弾きながら、
耳を傾けて、「カロヤカさ」を探し始めます。

「カロヤカさ」って、どういうものだろう?
こうすれば、軽くなるかな、
いや、全部の音が聞こえなくなってしまう、
でも、
こうすれば、重くなる、

あちら立てれば、こちら立たずで、
なかなかスパッと、決まりませんが、
いろいろ試します。

そのやりくりの、試行錯誤の時間が、素晴らしのです。
これをやらずに、
ただ、
この速度で、これをミスなしで弾けるように、では、
あまり、上達しません。
指のジムになってしまいます。

指の動きと、
耳の要求を、つなげていく作業は、実は、水面下では、
ものすごいことが、起こっているようです。
筋肉の微妙な使い方、
反射神経、
表現能力、
センスが磨かれる、
耳のピクセル?が増える、
などなど、
つまり、平たく言うと、「耳が良くなる」ということが起こります。

それは、
ピアニストにとって、
ものすごく素晴らしいスキルです。



* まとめ

指の練習をしている、と思っていても、
実は、もっと色々な、すごいことが発達している可能性





 


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