2021年9月21日火曜日

「芸術の季節」と言いますが


 「芸術の季節」になりました、などと言います。
芸術、アートというと、なんだか高尚な感じがします。

ですが、
art というフランス語を見ていると、
その派生語には、
「だます」「巧妙な手管」「人工的」というような
意味合いのが、けっこうあります。

ないものを、あるように見せかける術、ワザ、というような、
意味のようです。
「アート」も、考えてみれば、
そこにないのに、
あるように見せかける、という技術かもしれません。

お芝居、だったり、
だまし絵、だったり、
作り話、だったり。

音楽も、アートの一つで、
ピアノだって、例えば、アコースティックピアノでしたら、
鋼の針金を、毎日、ひたすら叩いています。
ピアノ線、などと言いますが、
ホームセンターで売っている針金で、用は済むのです。

ということを考えていますと、
話が、シンプルになってきます。
ピアノを弾くとき、
このベートーベンの曲で、
私は、どういう作り話を伝えたいのか。
どういう音で、どういう感情があるように、見せかけたいのか。

そんな風に考えることが、
よくあります。
もともと、そこにないものを、
あるように、つくりだす、というような作業、と、
考えて、
あれこれ、試していると、これまた楽しく、
「その気にさせてしまう」ことに成功したりします。







Chiyo

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