2020年9月10日木曜日

もどってきた生徒さんの場合


ピアノの生徒さんの、V君のことを、書きます。
中学生のころに、いったんやめて、
大学生になってから、戻ってきた人です。

もともと、お兄ちゃんのまねをして、
私のクラスに入ってきました。
小さい時から始めたのです。
とてもまじめで、順調でしたけど、
中学生のころ、なんだか、酸欠みたいだなぁと思っていましたら、
やっぱり、やめる、ということでした。

(ちなみに、
やめるタイミングで一番多いのは、
中学生のころ、です)

ところが、
ある日、5年間くらいあと、
そのV君が、戻ってきました。
びっくりしたこと!
うれしかったこと!
大きい青年になってしまっていました。

その上、
バルトークの小品を弾いてくれたのですが、
その表現のじょうずなこと、
心がふるえるほどでした。

さて、
計算してみます。
その5年間で、どれだけ、時を失ったか。
(ピアノ的に、です)
それが、
ちっとも、失っていません。

モチベーションが上がった今、
がんがん弾いていますし、
音楽理解力も、熟しています。
中断していた時の分なんて、
とっくに、挽回できています。

ですから、
あの時、無理強いしなかったお母さんは、
正しかったな、と思います。
(無理強いすると、たいてい、ピアノがきらいになります)

実は、私のクラスにも、
それ以外にも、いくつか、
同じような例があります。
2度やめて、3度もどってきた、めずらしい人もいます。
その人は、今、プロになっています。

ピアノを再開する人が、スゴイのも、
そういうことだと思います。

ですので、
やめたい時は、
すなおに、やめた方がいい、と、
私は親御さんに、申し上げています。


まとめ

* やめたい時は、やめる。
あとで、戻ってくるときに、
モチベーションがすごく上がっているかもしれない。





Chiyo

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