ピアノの生徒さんの、V君のことを、書きます。
中学生のころに、いったんやめて、
大学生になってから、戻ってきた人です。
もともと、お兄ちゃんのまねをして、
私のクラスに入ってきました。
小さい時から始めたのです。
とてもまじめで、順調でしたけど、
中学生のころ、なんだか、酸欠みたいだなぁと思っていましたら、
やっぱり、やめる、ということでした。
(ちなみに、
やめるタイミングで一番多いのは、
中学生のころ、です)
ところが、
ある日、5年間くらいあと、
そのV君が、戻ってきました。
びっくりしたこと!
うれしかったこと!
大きい青年になってしまっていました。
その上、
バルトークの小品を弾いてくれたのですが、
その表現のじょうずなこと、
心がふるえるほどでした。
さて、
計算してみます。
その5年間で、どれだけ、時を失ったか。
(ピアノ的に、です)
それが、
ちっとも、失っていません。
モチベーションが上がった今、
がんがん弾いていますし、
音楽理解力も、熟しています。
中断していた時の分なんて、
とっくに、挽回できています。
ですから、
あの時、無理強いしなかったお母さんは、
正しかったな、と思います。
(無理強いすると、たいてい、ピアノがきらいになります)
実は、私のクラスにも、
それ以外にも、いくつか、
同じような例があります。
2度やめて、3度もどってきた、めずらしい人もいます。
その人は、今、プロになっています。
ピアノを再開する人が、スゴイのも、
そういうことだと思います。
ですので、
やめたい時は、
すなおに、やめた方がいい、と、
私は親御さんに、申し上げています。
まとめ
* やめたい時は、やめる。
あとで、戻ってくるときに、
モチベーションがすごく上がっているかもしれない。
Chiyo
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