私の勤める音楽院では、40年前には、
フランス人の生徒さんがほとんででした。
ですので、
ノエル(クリスマス)シーズンになると、その関係の曲を弾きたいという
生徒さんの希望が多かったです。
その習慣で、私の方から、
「クリスマスソング、ひきたいですか?」と
尋ねる事もありますし、
「お母さんが喜ぶから」と
弾きたがる生徒さんもあります。
それは、特に、男の子生徒さんに多い。
なんだか、ほほえましいです。
この時期の音楽会でも、
クリスマスキャロルを連弾で弾いたりすると、
私も、
昭和時代の、教会学校のいい思い出が戻ってきて、
楽しくてしかたありません。
一方、
アメリカでピアノを教えている仲間たちは、
以前から、それには気を遣っているということでした。
ユダヤ系の生徒さんが多かったりすると、
クリスマスは無し、です。
したがって、
クリスマスキャロルは、提案しません。
と、このごろでは、
同じようなことが、フランスの音楽院でも、
見られるようになってきました。
だんだん、ムスリムの生徒さんが多くなっています。
その中では、
クリスマスを祝いする人と、
そうでない人とあります。
クリスマスでなくても、
暮れのお祝いはする、という人もあります。
ですから、
最近では「クリスマス、祝いますか?」と聞いてから、
曲選びをします。
いずれにしても、
暗くて、寒いこの時期、
色とりどり、
明かりのついたクリスマスは、
本当に、楽しくって、いいなぁと思います。
もう、大したモノは必要なくったて、
クリスマスプレゼントを開けるのは、
楽しく思います。
だいたい、
12月に、もみの木を祝う習慣は、
キリスト様の生まれる前にも、あったそうです。
なんだか、
わかるような気がします。
Chiyo
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