すべての人がそう、というわけではないですが、
つっかえると、
弾き直す習慣を持つ方を、たまに見かけます。
つっかえる、というのは、
私も、大苦手なことなのです。
なるべく無かったことにしたくなります。
だから、お気持ちはよくわかります。
ただし、ミスをしたら弾き直す、という方は、
それで、
「ミスが帳消しになる」
と思ってらっしゃることもあります。
実は、その逆なのです。
「ミスしましたよ」と、アンダーラインを引いているようなものです。
それでは、逆効果。
それよりも、そのまま続ける方がいいです。
ごまかしましょう。
そうして、音楽の流れを、救うのです。
でも、それは、
けっこう、やりにくいことです。
ズッコケたのに、起き上がる、とか、
違う音を弾いてしまって、ショックを受けてるのに、
そのまま弾き続ける、なんて、
むずかしいです。
友人のミュージシャンが、
「まちがえても、どんどん進みましょう、
ケガ人や、死人が出ても、ほっといて、
ズンズン進むのです」
と言っているのを聞いたことがあります。
ケガ人や、死人をほっとく、とは!
そうですね、
それほど、勇気のいることなんです。
なんだか、とても納得してしまいましたので、
ちょっと、過激な言い方なのですが、
生徒さんに、そうお伝えしています。
* まとめ
まちがえても、ズンズン進む習慣をつける
Chiyo
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フランス在住ピアノ講師
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