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2021年2月3日水曜日

コロナと、子ども

今、私の勤める音楽院では、通信簿をつける時期です。

今回の通信簿は、コロナのせいで、
特殊です。

点数をつけずに、ちょっとしたコメントを書くだけになっています。
結果には、あまり注目しないで、
たゆみなく練習しているかどうかを、
上中下で、評価する、となっています。

もともと、
私は、ピアノで通信簿をつけるのには、賛成していません。
生徒さんそれぞれが、
それぞれのペースで、ちゃんと進んでいるのですから、
他人とか、基準と比べるのは、必要ないと思うからです。

とはいっても、
フランス中がこういう制度なので、
しかたありません。
適当に、あしらっています。

それはともかく。

今回の通信簿が、結果重視ではなくて、
努力に注目する、というのは、
コロナのせいで、みなさんあまり結果が出ないだろうという
前提があります。
ですが、
私の見ているかぎり、
子どもたちも、思春期の人たちも、けっこう、ちゃんとやっています。
着実に上達しているようです。

コロナでなくったって、
弾けない時もあれば、
弾ける時もあります。
どちらかというと、コロナのおかげで、
一人でピアノに向かう時間が増えている、くらいです。

今、発表会や、音楽会がないのが、
ちょっと残念ですけど、
晴れて、そういう機会ができた時には、
みなさん、喜んで、腕前をご披露するのだと思います。
ただいま、充電中。

楽しみです。





Chiyo

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2021年2月1日月曜日

嫌いだったものが、大好きになる


先日、子どもさんのモチベーションについて書きましたが、
その続きは、ちょっと不思議です。
やっぱり、親御さんは、あれでよかったのかもしれない、ということです。

子どもさんが、「ピアノを弾きた〜い」というのではなくても、
親御さんに勧められて、ピアノを始めるケース。
そして、
なんとなく、コツコツやっているうちに、
やっぱりピアノはいいな、と思ってしまうことが、よくあります。

しかし、その逆もあります。
今、そういうケースをよく見ます。
大人になって、再開された方の中で、
小さい頃は、ピアノが嫌でしかたなかった、とおっしゃるのです。
でも、
今は、大好きというご様子です。

ですので、
やっぱり、親御さんが勧めてくださったのは、
よかったな、と思います。

ご縁だったのだなぁと、
不思議で、楽しく、思います。



Chiyo






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2021年1月22日金曜日

進んでいないような感じ

以前はうまくいっていたはずなのに、
なんだか急にうまくいかなくなったような、感じにおちいることはあります。

いくらやっても、先生は、首をたてに振ってくださらない。
なんだか、自信もなくなってきます。
楽しさも、どこかへいってしまいます。

そういうことは、私には、よくありましたし、
今でも、そういうことは、起こります。
ですから、
生徒さんが、そういう気持ちでいらっしゃるようなのを、
私も感じたりします。


今、新しいことに挑戦している時に、そういうことが起こると思います。
新しい技術とか、
今までやったことのない、表現の仕方とか。
それは、あまり心配する必要もなく、
ただ、淡々と練習していればいいことなのです。

ですが、それとはウラハラに、
ご本人は、ずいぶん思いつめたりしていることもあります。

ですので、
「早く、この峠を登りつめてしまえば、
あとは、楽になれますよ、
一段階、大きくレベルアップして、
いい景色が、見えるようになりますよ」と
心の中で、応援したりしています。

そうでなくて、私が妥協してしまえば、
上達がそこでストップしてしまうほか、
また、別な時に、おんなじテーマに、
突き当たる、ということです。
ですから、私は、妥協しないことが多いですが、
相手によります。それは、様子を見ながら、です。
その手加減は、微妙です。

それが成功して、
グーンとレベルアップなされたあかつきには、
私は、すごく嬉しいです。
「冥利につきる」というのは、これかな、と
思います。

今週は、そういうケースが、バラバラっと、
いくつかありました。
とっても嬉しいです。

よく頑張られました!
拍手、拍手!




 


Chiyo

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2021年1月19日火曜日

大人になって、始めるピアノ

先日、大人の方から「ピアノを習いたい」という連絡をいただきました。
フランスの地元の方です。
お声からすると、中年くらいの男性。

それが、
機動隊のお仕事を、なさっているそうです。
来週にも、ピアノが来ます、
初心者だけれど、出張でレッスンしてもらえないか、
ということでした。

その、ピアノを習いたい、
1日も早く、というワクワクのお気持ちが、
声から伝わってくるのです。
私も、うれしい!

機動隊員の方、というと、
毎日、ヒヤヒヤするお仕事なのではないかと思います。
特に、今のフランスは、です。
そんな中、ピアノを始めよう、と
思いつかれたようです。

それにしても、
私の知り合いの中には、
機動隊員の方が一人もいないので、
お会いしたいなぁと、興味を持ってしまいました。

残念ながら、
私は出張レッスンを行なっていないので、
がっかりなのですが、

もし、いつの日か、この方とお会いできたら、
いろいろ、インタビューしてしまうと思います。

きっかけは?
弾きたい曲は?
憧れのミュージシャンは?
(ついでに、
毎日、筋肉トレーニングなさっていますか?)
などなど。

こんな風に、
年を気にせず、
新しいことを始められるのは、素晴らしいなと思いました。
人生、まだまだです。
寿命は伸びていますし、
健康になるためのやり方も、よくわかってきていますから、
大人になっても、
いろいろなことを、始められる、ということです。

こちらまで嬉しくなってしまう、ご連絡でした。





Chiyo



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2021年1月11日月曜日

生徒さんから、教わる

教える仕事をしていて、逆に、教えてもらう、ということは、
実は、多いのです。

例えば、
生徒さんを観察していて、
毎日のように「どうして、ここがうまくいかないのだろう」と、
考え続けていますと、
それが、結局、自分のテクニック向上に役立ってしまった、ということ。

その数は、もう、数え切れないほど、多いです。

それから、
もう一つ、レパートリーのことです。
私の知らない分野で、美しい作品があるのを、教えてくださるのは、
生徒さんたちです。

今までに、
例えば、久石譲さんの作品、
それから、日本のビデオゲームの曲など、
たくさんの質の高い作品を、教えてもらいました。

ですので、今では、
いつも私は生徒さんにインタビューをして、
好きな曲、聴いてる曲を、書き留めています。
そして、聴きに行きます。
おまけに、その、楽しいこと!

さて、
今回は、「ふだん塾」の日本の受講生の方に、
素敵な曲を、教えていただきました。

松任谷由実さんの、
「春よ、来い」という歌を、ピアノソロにアレンジしたものです。
歌詞を見ると、
なんだか切なく悲しい曲です。
もちろん、このアレンジも、やり場のない悲しさのある曲です。

いい曲を教えていただきました。
さっそく、私も練習して、弾いていましたら、
こちらの友人が、気に入ってしまいました。
楽譜を貸してください、と頼まれました。
というわけで、この曲は、
フランスにも、伝染しつつあります。

教えるという作業は、
だから、楽しくてたまらないです。


「春よ、来い」→







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2020年12月7日月曜日

なぜ「逆ハノン」でうまくいったのか?

オンラインではなくて、
オンラクイン(音楽院)での、レッスンのことです。

高校生のガールです。ハノンを見せてくれました。
それが、
上に登る、前半は、うまくいくのだけれど、
下に降りる時に、うまくいかない、というのです。

下降のときに、必ず、失敗する。
ハノンのどの曲でも、必ず、そうなる、と。

う〜ん、と、
私も、うなってしまいます。
いろいろ考えるのですが、
どうして、下降だけが、ダメなんでしょう。
上りは、とてもうまくいっているのに、
下りだけが、それほど難しいとも、思えません。

しかたないので、半分ジョークで、
「じゃあ、下りから始めて、登りで終わる、というのを、
やってみたら?」と提案します。


すると、
なんのことなく、うまくいってしまったのです!
下りも、上りも、です。

もう、大笑いです!
言葉も、出てきません。
あっけなく解決してしまったのと、
不思議なのと、
うれしいのと、で、
二人で、笑いが、止まりません。
大きな声で、笑って、笑って、
手を叩いてしまいました。
ずいぶん長いこと、笑っていました。


さて、
どうして、うまくいってしまったのでしょう?
このトリックは、なんなんでしょう。


カンの良い方は、もう、おわかりかもしれませんが、
そのことは、また、あした、書きます。






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2020年11月17日火曜日

音色のパレット


 フランスでは、すぐに、「音色のパレット」の話が出てきます。
日本でも、そういう表現をするのかもしれません。

つまり、
同じ強弱、フォルテ、ピアノでも、
いろいろな種類の音がある、ということです。

もちろん、
楽器によって、音色の幅があります。
写真の「ピクセル」と同じで、
音色に広い幅がある楽器、というのは、存在します。

それにしても、
先日、「やったー!」と思ったことがあります。
状態の良くない、ズームアプリで、
ある生徒さんのピアノを聞いていた時のことです。

「ちょっと、ちょっと、
そこ、もう少し弱く弾けないかしら」

と、お願いするのですが、
いっこうに弱くならないところがあります。
そこを弱くしたら、立体感が出て、
グッとステキに聞こえるはずなのに。

「もっと、弱く」
「もっと」
「もっと」
「もちょっと」
を、10回くらい、くりかえしてお願いしてみる。

そうしたら、

もうダメか、それほど、このピアノは、
音の幅がないのか、と思い始めた時。
ある瞬間、
弱い音が出たのです!

楽器のせいではなかったのです。
まさに、
ピアニストの腕が、グッと上がった瞬間です。

やったー!と、思いました。
しつこくお願いして、よかった、と
思いました。
素直な生徒さんでよかった、とも思いました。






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2020年9月19日土曜日

なんとなく、行き詰まっている感じ

なんとなく、行き詰まっている感じがする、
という、ご相談を、たまに受けます。

なかなか、つらい、
わかってもらえにくい気持ちだと
思います。

外がわから見ていますと、
たしかに、そんな気もしますが、
大したことない、とも思えます。

きっと何か、バランスを整える時なのだと、思います。
上滑りをして、
ちっとも進んでいない気がするかもしれませんが、
それは、もしかすると、

*体が、大きくなったり、
より、しなやかになったり、と、
変化がある。

*もしくは、
曲の嗜好が、変わった。

*理解度や要求度が、深まった。

*ある人の演奏を聞いて、
感覚に「改革」がおこった。

*技術が身についたので、
今までの曲では、物足りなくなった。

*上達したので、曲の難易度を上げたら、
ちょっと、むずかしいことが、ありすぎる。

*今、ちょっと忙しいから、難易度を下げたい。

などなど、理由は、たくさん、あります。
説明のつかないことも、あります。

ご苦労お察ししますが、
でも、
外がわから見ている私にしてみれば、
大したことありません。
そのまま、細々続けていれば、なんとかなります。

自然に、バランスがとれるようになってきます。
いったん、一休みしてもいいですし、
そのまま、淡々と続けてもいいです。
(もし、あがきたかったら、
思いっきり「あがく」のも、いいかもしれません)


しばらくすると、
あ、これでもいいんだ、という気持ちになれます。
そして、きっと、
以前より、ラクラク弾けるようになっていると思います。
そういう例を、ずいぶん見てきています。

ですので、
私は、
ご当事者より、
ずっと気楽な気持ちで、ながめております。




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2020年9月10日木曜日

もどってきた生徒さんの場合


ピアノの生徒さんの、V君のことを、書きます。
中学生のころに、いったんやめて、
大学生になってから、戻ってきた人です。

もともと、お兄ちゃんのまねをして、
私のクラスに入ってきました。
小さい時から始めたのです。
とてもまじめで、順調でしたけど、
中学生のころ、なんだか、酸欠みたいだなぁと思っていましたら、
やっぱり、やめる、ということでした。

(ちなみに、
やめるタイミングで一番多いのは、
中学生のころ、です)

ところが、
ある日、5年間くらいあと、
そのV君が、戻ってきました。
びっくりしたこと!
うれしかったこと!
大きい青年になってしまっていました。

その上、
バルトークの小品を弾いてくれたのですが、
その表現のじょうずなこと、
心がふるえるほどでした。

さて、
計算してみます。
その5年間で、どれだけ、時を失ったか。
(ピアノ的に、です)
それが、
ちっとも、失っていません。

モチベーションが上がった今、
がんがん弾いていますし、
音楽理解力も、熟しています。
中断していた時の分なんて、
とっくに、挽回できています。

ですから、
あの時、無理強いしなかったお母さんは、
正しかったな、と思います。
(無理強いすると、たいてい、ピアノがきらいになります)

実は、私のクラスにも、
それ以外にも、いくつか、
同じような例があります。
2度やめて、3度もどってきた、めずらしい人もいます。
その人は、今、プロになっています。

ピアノを再開する人が、スゴイのも、
そういうことだと思います。

ですので、
やめたい時は、
すなおに、やめた方がいい、と、
私は親御さんに、申し上げています。


まとめ

* やめたい時は、やめる。
あとで、戻ってくるときに、
モチベーションがすごく上がっているかもしれない。





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2020年8月28日金曜日

スピード出しすぎは、あやしい


音楽院の、私のクラスの生徒さんで、
たまに、スピードマニアの人が、います。

だいたい、若い人は、
スピード出して弾くのが好きなようです。
中でも、
「こんなに速く弾けたゼ!」と、
得意げな、生徒さんも、あります。
男の子に多い。

もちろん、
その気持ちは、わかります!
私は、スゴイスゴイと、拍手の気持ちです。

ただし、
いろんなテンポで弾くのも、メリットがあります。
ゆっくりテンポで、
虫メガネで見るように、細かいことを、
お勉強する、そんなことも、いいことです。
でも、なかなか、わかってもらえません。
なんってったって、
スピードは、気持ちいいようです。

そんなとき、
私は、どうするかというと、

「そのテンポでしか弾けないのは、ルーシュだ」といいます。
ルーシュというのは、
フランス語で、あやしい、という意味です。

すると、やっと、「は?」となります。
もしだめなら、
さかさ言葉にして、「シュルーだ」といいます。

(さかさ言葉というのは、若者のあいだのスラングみたいなものです。
お笑いの「たね」のことを、「ネタ」というような)

そして、
「シュルーか、そうか。なんとかしなきゃ」
となります。

私は、さかさ言葉はあまり使いませんが、
こういうときは、
あぁ、使ってよかった、と思います。


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2020年8月19日水曜日

かわいい、エピソード その3







「かわいい」などと言っては、いけないのかもしれませんが、
かわいいエピソードシリーズに、こんなコメントをいただきましたので、
載せさせていただきます。

「ふだん塾」受講者の方からです。
ご主人が、
こうやって、慣れない台所仕事をしてくださって、
応援してくださるのです。
うれしいですお話です。

ピアノを弾く者として、
私からも、ありがとうを申し上げます。

***
まめゆうさんの、コメント...

Chiyo先生 

先生が送って下さる動画を見て、
きっと先生のお宅には
ステキなピアノのお部屋があるのだろうなぁと、
いつも思っています。

先週、お送りしたわたしの動画の中に、
夏休み中の主人が
「今日の夕飯は自分が用意するから、ピアノやってな」
と言ってくれた時に撮ったものがあったのです。

でも、ウチは残念ながら、
ステキなピアノの部屋はなく、
キーボードはリビングダイニングの隣の
和室の片隅に置いてあります。

日頃、お台所などしない主人、
ボウルをガッチャーンと落としたり、
突然「あー!」と声を上げたり…
数度、
わたしは録画を止めなくてはいけませんでした(笑)

それでも、
いつもは忙しくてなかなか家の事をやる時間などない主人が、
ピアノのレッスンを、
ん十年ぶりに再開したわたしの力になろうと
慣れない事をしてくれた事は、
とても嬉しく心温まる時間でした。

もしかしたら、
ガチャガチャ変な物音が入っていませんでしたでしょうか?

主人の夏休みは終わり、
セミの大合唱が響き渡る午後です。

***

なお、
まめゆうさんの動画には、セミの声がきこえました。
夏らしく、なつかしく、思いました。

ありがとうございました。




Chiyo

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2020年8月15日土曜日

かわいい、エピソード その2



オンラクイン(音楽院)の、レッスンにて、
かわいい、エピソード。つづき。

***
次に、
高校生の女の子。
母国語は、インド語ですので、
彼女もまた、小さいときは、
フランス語は、あまりじょうずではありませんでした。

ピアノ曲の、情緒表現を練習しているときのことです。
このあたりは、いったいどんな感じがするか、
と、たずねたらば。

しばらくニコニコ考えて、

「妹のことです。

練習してると、よく、うしろで妹がテレビを見てるんですが(?)、
たまに、テレビの音を下げて、
「おねえちゃん、できるよ、できるよ、
がんばって」と、応援してくれるんです。
特に、つっかえてしまう部分があると、そうやって、
励ましてくれます。
そういう妹が、浮かんでくるような、パートです」

と、話してくれました。

練習中に、うしろでだれかがテレビを見ているなんて、
ちょっとびっくりしましたが、
そうやって、励まし合って生活しているんだ、
いいなぁ!と思いました。

そういえば、彼女のおとうさんも、
とっても、やさしくて、
娘が、いい点とっても、悪い点とっても、
いつも、励ましているのを、私は見たことがあります。

***

と、こんなふうに、
教える仕事は、
だから、楽しくてしかたないのです。

上達のおともをする楽しさ、だけではなく、
じーんとする、こういう「ひとこま」が、
ちりばめられているのです。



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2020年8月14日金曜日

かわいい、エピソード その1


オンラインではなくて、
オンラクイン(音楽院)での、エピソードから。

***

まず、
小学生の、モンゴルの女の子。
9才です。
フランス語は、あまりじょうずではありません。
いつも、レッスンが終わると、
たどたどしく、
いろいろ話をしてくれます。

きのうは、ちっちゃな妹、弟の話。

家へ帰ると、二人がでてきて、とびつく。
3才の弟をだっこすると、4才の妹が、
「あたしも、あたしも」と、せがむ。
だめよ、二人もだっこしたら、重たくって、と言うと、
「ねぇ、ちょっとだけ。お願い」と言って、
子犬の目をするんです、と。

その、「子犬の目」というのが、
かわいらしく、思いました。
モンゴル語で、そう言うのかもしれません。
でも、ほんとうに、そう見えたのかもしれません。

***

きょうは、
かわいらしい話、その1 でした。


(つづく)


Chiyo

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