音楽院の、私のクラスの生徒さんで、
たまに、スピードマニアの人が、います。
だいたい、若い人は、
スピード出して弾くのが好きなようです。
中でも、
「こんなに速く弾けたゼ!」と、
得意げな、生徒さんも、あります。
男の子に多い。
もちろん、
その気持ちは、わかります!
私は、スゴイスゴイと、拍手の気持ちです。
ただし、
いろんなテンポで弾くのも、メリットがあります。
ゆっくりテンポで、
虫メガネで見るように、細かいことを、
お勉強する、そんなことも、いいことです。
でも、なかなか、わかってもらえません。
なんってったって、
スピードは、気持ちいいようです。
そんなとき、
私は、どうするかというと、
「そのテンポでしか弾けないのは、ルーシュだ」といいます。
ルーシュというのは、
フランス語で、あやしい、という意味です。
すると、やっと、「は?」となります。
もしだめなら、
さかさ言葉にして、「シュルーだ」といいます。
(さかさ言葉というのは、若者のあいだのスラングみたいなものです。
お笑いの「たね」のことを、「ネタ」というような)
そして、
「シュルーか、そうか。なんとかしなきゃ」
となります。
私は、さかさ言葉はあまり使いませんが、
こういうときは、
あぁ、使ってよかった、と思います。
Chiyo
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