フランスでは、すぐに、「音色のパレット」の話が出てきます。
日本でも、そういう表現をするのかもしれません。
つまり、
同じ強弱、フォルテ、ピアノでも、
いろいろな種類の音がある、ということです。
もちろん、
楽器によって、音色の幅があります。
写真の「ピクセル」と同じで、
音色に広い幅がある楽器、というのは、存在します。
それにしても、
先日、「やったー!」と思ったことがあります。
状態の良くない、ズームアプリで、
ある生徒さんのピアノを聞いていた時のことです。
「ちょっと、ちょっと、
そこ、もう少し弱く弾けないかしら」
と、お願いするのですが、
いっこうに弱くならないところがあります。
そこを弱くしたら、立体感が出て、
グッとステキに聞こえるはずなのに。
「もっと、弱く」
「もっと」
「もっと」
「もちょっと」
を、10回くらい、くりかえしてお願いしてみる。
そうしたら、
もうダメか、それほど、このピアノは、
音の幅がないのか、と思い始めた時。
ある瞬間、
弱い音が出たのです!
楽器のせいではなかったのです。
まさに、
ピアニストの腕が、グッと上がった瞬間です。
やったー!と、思いました。
しつこくお願いして、よかった、と
思いました。
素直な生徒さんでよかった、とも思いました。
Chiyo
動画添削レッスン
フランス在住ピアノ教師
レッスン放題。動画、無制限。
初心者、歓迎中
2週間無料、試し。
2週間無料、試し。
0 件のコメント:
コメントを投稿