たまに、ピアノのペダルの使い方について、質問があります。
考えてみると、楽譜にあるペダル記号は、かなりいい加減です。
それを、とてもきちょうめんに、再現なさっている方があります。
でも、残念ながら、
それでは、うまくいかないのです。
私のように、はじめから、ちゃらんぽらんにペダルを踏んでいた人は、
そんなことを、考えたこともなかったのですが、
あれは、ほとんどが、不正確です。
まず、
P とか、Ped などという文字の花文字があります。
そして、その向こうの方に、不二家のマークのような、
花文字がついています。
*
こういうマークです。
私は、いつも不二家のミルキーなどを想像していましたので、
ここでペダルを外す、などということは考えていませんでした。
こういうマークは、
かなりアバウトな話です。
まず、
楽譜を作るのに、印刷の人が、
今では、そうでもないですが、
昔はかなり苦労して、そういう花文字やマークを
入れていたということです。
それは、ペダルのような、とても微妙なタイミングを
表現できるようなことではありません。
それから、
もし、ほぼ正確にそれを表わせたとしても、
ペダルのタイミングは、
十分の1秒だか、百分の1秒だかわかりませんが、
わずかな差だけで、雰囲気がちがってきます。
とうてい、そこまで楽譜では表わせません。
ですから、
ピアニストが、耳で聞いて、調節する、というのが
正しいです。
レシピに、
お砂糖や、お醤油の分量は書いてあっても、
お塩だけは、「ひとつまみ」となることがある、
そんな感じです。
楽譜の、ペダル記号の正しい使い方は、
ほとんどの場合、
だいたい何拍分くらい踏むのか、を理解すること。
そのあとは、
踏んだり、外したりするのは、
一動作でやること。
つまり「ペダルを、更新する」というのが、
正しいやり方であることが多いです。
* まとめ
ペダル記号で、作曲者の意図をわかってあげる
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