2021年4月9日金曜日

よそ見をして、弾く

ピアノを弾くときに、どこを見ていますか?
聞く側としては、ピアニストがどこを見ていても、音さえ良ければ良い、
とも言えます。

けれども、
目に見えるもの、というのは、強いインパクトがあるものです。
それについては、また書くかもしれませんが、
きょうは、
弾く側にとって、どこを見るのがいいか、という話です。

アクロバット的に難しいところがある場合には、
鍵盤を見なくては、とても弾けません。
もし、
よそ見をしても弾けるようなパッセージでしたら、
自分だけの世界にこもるために、目を閉じて弾くこともあります。

さて、
練習するときに、
アクロバット的なのに、わざとよそ見をする、というのは、
いい訓練になります。
目で、感覚をつかむだけでなく、
腕の動きで、その距離を、覚えられます。

目をつぶる、でもいいですし、
天井を見る、でもいいです。
ブラインドタッチで、弾いてみるのです。

最初はきっと、ボロボロと、音を外すかもしれません。
けれど、
そうやって、間隔、距離を、体に叩き込んでいきます。

しばらくして、
目をそちらに向けて弾く許可を下ろしますと、
「うわぁ、簡単!」と、思えてしまいます。

ぜひ、試してみてください。


* まとめ

よそ見でミスをしながら、距離を覚える練習





Chiyo

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