これは、中級以上の話になります。
ピアノ曲のパッセージで、練習しても、しても、
うまくいかない時に、考え込んでしまいます。
筋肉的なむずかしさでしたら、やはり、筋トレ的な練習が必要です。
ちょっと時間が必要です。
そうでなくて、
オーガニゼーションの問題、というような時もあります。
例えば、声部がいろいろあって、混み合っていたり、
リズムが複雑だったり。
何回もくりかえし練習したのに、どういうわけか、
いまだにだめ、という時は、
「指遣い」を疑ってみる、ということもします。
どうも、しっくりこない、ということがあります。
もう、長いこと練習してきたのに、本番の直前に、
もっといい指遣いが見つかって、
すらっと弾けるようになった、という経験は、よくあります。
最初から、そういう指遣いが見つかっていればいいのですが、と
文句を言いたくなりますが、
だれに言っていいか、わかりませんし、
いずれにしたって、もうできるようになったので、
嬉しいです。
指遣いは、万能のものが一種類あるわけではなく、
手によって、いろいろ、ということです。
* まとめ
どうしてもうまくいかない時に、
指遣いを疑ってみる。
「もっとやりやすいのは、ないか?」
Chiyo
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フランス在住ピアノ講師
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