2022年6月21日火曜日

ピアノに、こき使われている感じ


ピアノは、人生と同じように、長期戦とも言えます。
山あり、谷あり。
それでも、マイペースで続けていくのが、
上達のコツとなると思います。
長く続けていれば、必ず、変化してきます。

ずいぶん前に、あるプロボクサーが言っていました。
これだけ長いこと続けられたのは、
「練習したくない時は、しない」ということを、
心がけてきたから、ということでした。

私も、それを聞いてからは、
ふだんの練習では、同じようにしています。
もちろん、仕事の依頼のある時とか、
コンクール、とか、
そういう時は、そうも言っていられませんが、
それでも、なるべく、自分の気持ちを優先します。

それが、私にとっての、
一番、楽しく弾けるコツだと思っています。

フランス人は、バカンス好きですから、
あまり、そういう心配はいりません。
日本の方は、どちらかというと、
ずっと詰めて練習なさる方が多いように感じます。

そんな日本にも、
学校には、夏休み、冬休みなど、適当なリズムがあります。
たまには、コーヒーブレークをとるのも、
いいのではないかと思います。

そのあと、また、
意気揚々としてきます。
ピアノに向かうのが楽しくなると思います。




* まとめ

ピアノは長期戦。
ダッシュばかりでは、息が切れます。
たまには、一息。






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2022年6月20日月曜日

ピアノで「鼻歌」


 私は、ピアニストは何も暗譜して弾く「義務」はないと思っています。
聴く人にとって、それが素晴らしい演奏であれば、
暗譜かどうかは、関係ないと思います。

さて、
そういう私ですが、
それでも、暗譜することの面白さ、というのも知っています。

強迫的に、暗譜しよう、と思うと苦しくなりますが、
「あぁ、これだけ私は弾けるのだ」という視点に立つと、
全く見え方が変わってきます。

何週間も練習していれば、
曲のメロディは、鼻歌でも歌えるようになるでしょう。
それを、部分的でいいですから、
ピアノでも「鼻歌って」みてください。
楽しいですから。

一小節だけでもいいのです。
出だしだけでも。

そうすると、
あぁ、やっぱり私の耳(からだ)は、
こんなにちゃんと覚えてくれていたんだ、と
いうことに気がつくと思います。

それは、楽しいことだと思います。
また、柔軟に、音楽的に弾けるようになる、
一つのきっかけとなると思います。


* まとめ


「暗譜」というと、堅苦しくなりますが、
これくらいは「鼻歌で」と思って弾く



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2022年6月17日金曜日

恥ずかしい時の、参考


 きのうは、恥ずかしいという気持ちについて、書きました。
恥ずかしいからといって、恥ずかしくないようにしよう、と
考えたり、
工夫をすればするほど、
がんじがらめになって、うまくいかなくなったりもします。

私は、趣味で、
ダンスを習っています。
その醍醐味は、特に即興の時です。
輪っかの中に出ていって、一人、踊るのです。
はじめは、かなり抵抗があります。
みなさん、同じようです。

さて、
それでも、そういう集まりに何度も参加しているうちに、
だんだん慣れてきてしまいました。
先生に言わせると、
慣れてしまえば、あとは、カンタンだということです。

私が、とても参考になった、
衝動的思い出というのがあります。
それ以来、考えがずいぶん変わりました。
それは、集まりで、ハンディを持った方々の踊るのを、
見ていた時です。
中でも、ダウン症の方々。
その、踊り方といったら!

喜びいっぱいで踊っているのです。
それは、「うまい vs. へた」という考えを通り超えて、
「楽しい vs. 楽しくない」という世界に入ってしまった感じ。
生き生き、どんどん踊っています。
とっても楽しんでいる様子!

こういう集まりでは、
とてもうまい人が踊った後などは、
気後れがして、誰も輪っかに入らなくなったりします。
「私なんか出てくる場面じゃない」という気持ち、
私もよくわかるのです。

でも、この方たちは、
そんなの関係ないようです。
ただ、楽しんでいます。
その楽しみを、
まわりの人にも、ガンガン届けています。

あぁ、それ、それ、それなのだ、と思いました。
とってもいいレッスンを受けたような気持ちになりました。
彼らは、私の師です。











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2022年6月16日木曜日

恥ずかしい気持ちの、正体は?

 


私が小さいころ、

なにが恥ずかしかったかって、

ピアノの発表会で、うまく弾けなかった時です。
8才くらいのときです。
ちゃんと弾けていたはずの曲なのですが、
突然、頭がまっ白になって、
にっちもさっちも行かなくなりました。

止まってしまいました。
足は、ふるえだし、
焦りました。
しばらくして、また続きが弾けたのですが、

その、いやな気持ちといったら、
そのあとも、
長いことひきずっていました。
ほんの一瞬のことだったのですが。

その後、
私も大きくなって、
そういうことに対策できるようになりました。
そして、
今なら、
まちがえたり、
つっかえたりすることは、恥ずかしいことではない、と
思います。

でも、他人がなんと言っても、
本人は、恥ずかしいのです。
そのことも、わかるような気がします。
恥ずかしがっている人に、
「恥ずかしがらないで」と言うのは、
あまり役に立たない、とも思います。

最近では、
ヒップホップの集まりで、
みんなの前で踊るのが、
毎回、恥ずかしいかったです。
でも、
しばらくやっているうちに、
慣れてしまいました。

その時に、
ずいぶん参考になったことがあります。
あした、そのことを書きます。

 



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2022年6月15日水曜日

レッスン室に住んでる人


先日、音楽院でのことです。

来週は来られません、という生徒さんがあったので、
「よかったら、別の日に、都合つけてもいいですよ」と
提案しました。
いつにしようか、という話になります。
あ、その日は、レッスンはありませんというと、
あぁ、そうなんですね、と、しごく感心しています。

どうしてかと思っていますと。
その女の子は、
私は、毎日毎日、
一日中レッスンをしているのだと思っていたそうです。

考えれば、
彼女が来るとき、私はいつもレッスン室にいます。
必ず、います。
ですから、そう思ったらしいです。
すごいことだなぁ、
私にはとてもできないなぁ、と思っていたそうです。
休みの日もある、と聞いて、
少し、ホッとしたようです。

そういえば、
ずいぶん前ですが、
私は、音楽院の、
レッスン室に住んでいるのだと思っている子供さんもいました。
行けば、必ずいる人。

そうか、そういう風にも考えられるな、と
思いました。



  






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2022年6月14日火曜日

ストピなんだから、自由に!


 日本の、ある受講生の方とお話をしていて、ストピの話になりました。
暗譜しなくても大丈夫か、ということです。
いいでしょう、とお話したのですが。

はたと、考えてしまいます。

クラシック音楽は、コンサートホールで行われて、
そのために、
チケットを買ったり、
楽しみにしていて、
当日夕方は、お出かけ服を着て、
聞きに行きます。
会場では、
プログラムを買ってもらったりした思い出があります。

幕あいには、飲み物を買ってもらったりもします。
最後のアンコールは、もう、楽しくって、
拍手にも、精が出てしまいます。

などなど、
そういう楽しい思い出があるものですから、
演奏者がステージに出てくるときの緊張とか、
第一音が出てくる、あの瞬間のことも、
よく覚えています。

さて、

それでは、ストピは、と言いますと、
日本のことは、よく知りませんが、
大勢の人が、自由に聞いているのだと想像します。

聞きたくなければ、通り過ぎますし、
興味があれば、ちょっと立ち止まって。

一方、弾く人は、
弾きたいから、弾くのでしょうが、
それぞれ、いろいろな気持ちで、だと思います。
練習の成果を発表しよう、と、緊張していたり、
ラクラク、得意げだったり、
もしくは、
心の慰みのためだったり、
単に弾きたいから、と、
いろいろでしょう。

私などは、夜おそく、
駅で人を待っているときなど、時間つぶしに、
弾いたりします。
駅構内で、よく響くのが、おもしろいです。

また、
バイオリンの人とのコンサートの前に、
リハーサルをしに行ったこともあります。
「めずらしい」と、楽しんでもらえましたので、
一石二鳥。
私の生徒さんの中には、
試験曲を練習に、行く人もあります。


ストリートアートは、もともと、
規則も何もなく、自然発生したのです。
社会の迷惑にならない程度で、
自由な発想で、どんどん弾いてもらいたいと思います。










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2022年6月13日月曜日

「大人ピアノ」は先生にとってどうなのか


 大人の受講生の方から、
「大人ピアノ」というのは、先生にとっては、楽しくないものなのだと
思っていました、ということを聞いたことがあります。

えーっ、そんなことはありません。

少なくとも、私は。

それは、
子どもさんのように、手が柔らかくないから、
とか、
将来性がないから、ということを思ってのことなのかもしれません。

とはいえ、
100歳くらいまで生きるのも珍しくない今、
時間は、けっこうあるのです。
定年の年になってから、一仕事始めるのもいいのでは、と
私は思います。

私にとっては、
子どもピアノは、それなりに面白いですが、
大人ピアノも、かなり、楽しいです。
まず、モチベーション問題が、ほぼありません。
わざわざレッスンを受けにくる方に、
ピアノの楽しさを宣伝する必要は、ないのです。
もう、ピアノが大好きでしょうがない、
どうやったら、弾けるようになるでしょうか?!と、
知りたくて知りたくて、という人が多いのです。


そのぶん、ムダなく、
技術的なこと、
音楽表現について、話をしていけます。
そこが、一番面白い、と感じるところです。

そして、
少しずつ進歩なさっているのをそばで見ているのは、
これは、子どもピアノも、
大人ピアノも同じです。

楽しいことです。








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2022年6月10日金曜日

繰り返し練習の、リピート効果

生徒さんの話をしました。

なるほど、これでは、
ロウソクの火で、
ヤカンのお湯をわかそうとしているような感じになります。
なかなか、曲が仕上がりません。

気がつけば、
そういう生徒さんは、他にもあったのです。
一人、とても聡明な中学生の女の子が、
伸び悩んでいましたので、さっそく、

「ここを繰り返し練習してみましょう」と、
レッスンで、それを実体験してもらいます。
そこは、20回くらいリピートしてもいいくらいでした。
紙切れに、20個の丸を描いておいて、
一回弾くごとに、色ぬり*をしていきました。

そういう練習を、いくつか、してもらいました。
もしかすると生徒さんは、
しごきにあっているような、
いじめられてるような気がしてるかな、と
私はちょっぴり気になりました。
「これは、罰ゲームとか、そういうんじゃないですよ。
こうやって、皆、練習してるんですよ」と、念を押しました。

そして、その間、
私は、することがないので、
そばで、腕立て伏せをしていました。
(といっても、あまり回数はできません)
少し、応援の気持ちも込めて。

すると、
だんだん、改善されてくるのが分かります。
スラスラ、弾けるようになってきます。
あぁ、こういうものなのか、と
多分、わかってもらえたと思います。

その証拠に、
それ以来、要領がわかったようで、
ぐんぐん、伸びています
お家でも、そうやって練習しているでしょう。

そして、彼女の楽譜入れに、
あの、さまざまな色に塗られた、20個の丸の、
あの紙が、
まるでお守りのように、いつも入っているのを、
私は、知っているのです。

私は心の中で、
「あぁ、やって良かった」と思いました。



(*私の色ぬりの色鉛筆は、ちょっと特殊です。
一本の芯に、4色入っています。
ですので、塗ってみるまで、何色が出てくるかわからない。
だから、私は、いつも面白がっていますが、
もしかすると、生徒さんも、楽しめたかもしれません)




 


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2022年6月9日木曜日

繰り返し練習の、リピート回数は


先日、ある男の子の生徒さんと話をしていて、
なるほど、と思ったことがあります。

とてもまじめで、きちんと楽譜を読んでいるわりには、
あまり変化がない、という感じがします。
ですので、思い切って、

リピート練習、って言いますけど、
あなたは、リピート、という時、
何回くらいリピートしてますか」

と尋ねたところ。

はっきりした答えが返ってきません。
ので、
「私だったら、だいたい8回です」と言えば、
「リピートって、週に何回、っていうことですか」という反応。

「いえいえ、一回につき。
例えばこの曲、この部分、うまくいかないでしょう。
だから、ここを繰り返し、ゆっくり練習するのですけど、
回数はどのくらい?」

と、続くのですが、話がよくかみ合いません。
どうやら、
リピート練習、というのは、
もう一度繰り返せば、それですむ、と思っていたようです。

日本のピアノの生徒さんで、
そういうことはないと思いますけれど、
なるほど、ここフランスでは、
そういう理解をしている人もある、ということが
わかったのでした。

それ以来、
他の生徒さんにも、同じ質問をしましたら、
やはり、目を丸くしている人がありましたので、
6〜8回くらい、繰り返す、という話をしたところです。

それで、効果があったという話は、
また、明日書きます。









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2022年6月8日水曜日

本番に強くなるための訓練



 動画を撮るときの、コツを、書きます。


動画添削レッスンを受けている方に、役立ちますが、
これは、
本番に強くなるコツでもあります。

発表会の時、
レコーデイングの時など、
なんでも、同じです。

たとえば、
おしゃべりするときのことを、考えますと、
ふだんは、ふつうに、話しています。
ところが、
いざ、面接だの、スピーチだの、となると、
緊張します。

「まちがえては、いけない」
という気持ちが、ものすごくふくらみます。
結婚式のスピーチなんて、
だれもまじめに内容を聞いていないかもしれないのに、
ものすごく、緊張したりします。
ふつうにしゃべれたらいいのに、と思います。

この気持ちは、わかりすぎるほど、よくわかります。

ですから、
動画の時くらいは、
別に、困ることは何もないので、
まちがえてもいい、とします。
だいたい、レコーディングの時は、
撮る回数をふやせばふやすほど、
苦しくなる、というのが、私の感想です。

昔なら、録音テープの量が限られていたので、
テイク5くらいが限度だったのかもしれないですが、
今は、無限に撮れてしまいます。
ある時、
「69回、撮り直しました」と教えてくれた生徒さんがいたので、
私は、びっくりして、ころびそうになりました。

それは、ちょっとやりすぎです。
だいたい、
3回を、限度としましょう。
1回でも、いいくらいです。
どうせ、(厳密に言えば)不完全です。
でも、いいところも、たくさんあるはずです。

もっとうまく弾けるはず、と、
欲を出したとたん、音楽がどこかへ行ってしまいます。
泣いても笑っても、3回。
そして、
弾くこと、つまり、音楽を、楽しむことに、
集中したらいいと思います。






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2022年6月7日火曜日

速いテンポにしたい時


 


速いテンポを選ぶときに、

注意していることがあります。

それは、
特に、メトロノーム指示があるときです。


まだ、こんなに速く弾けない、と、
毎日、練習をかさねて、
がんばって、
とうとう、どうにか弾けるようになって、
ぎりぎり、そのテンポで、弾きます。

そのぎりぎり切迫感というのは、
あまり気持ちのよいものではなくて、
腕も、筋肉がしくしく痛みます。

そして、
あとで録音を聞いてみますと、
どうも、いまいちです。

かろやかに、速く弾きたいのに、
実際は、
なにものかに追われて、
逃げ回っている、というような、そんな雰囲気が出ている。

そういうことを、
何年間もやってきましたが、
思うには、
そういう時は、
ほんのちょっぴりテンポをゆるめて、
余裕をだすと、いいのです。

まず、
腕が痛くなりませんし、
それでも、まぁ、速いテンポですし、
ブレスも、余裕もって、できますから
(ぎりぎりの時は、ブレスの時間が惜しかった)
躍動感が、出てきますし、
フレージングを大事にする余裕もでてきます。

自分の、今のレベルで、
どれだけ「かろやか感」が出せるか、
の方に、注目してみてください。
その方が、きっと、
あなたらしい音楽になるのではないかと思います。



まとめ



*テンポを上げるための、
できることをやったあとで、
ほんのちょっと、テンポを下げる

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2022年6月6日月曜日

ピアノは、指だけで弾いているのではありません



ピアノ椅子の、すわり方について、書きます。


まず、あまり深く腰かけないことです。

そして、足が地に着きますように。
小さなお子さんで、足がぶらぶらしている場合がありますが、
できれば、台でも置いて、
支えをつくっておく方がいいと思います。

ピアノとの距離は、
横から見たときに、
ヒジが、胴よりもちょっと前にくるくらいがよいです。

ヒジが直角になっているのなら、
ピアノに近すぎ、ということです。

そして、ためしに、
右手で、一番低い音(左はし)のキーをたたいてみる。
次に、
左手で、一番高い音(右はし)のキーをたたいてみます。

さっ、さっと動けましたか?
動ければ、
足の位置も、体の位置も、
椅子の上の位置も、オッケーといえます。

弾いているときは、
お尻に2点、
足のどちらかに1点くらい、重心を感じるのが、いいです。

そして、
その重心は、たえず、動き移り変わります。

などと、
言葉で説明すると、かなりめんどくさく聞こえますが、
やってみると、ワリとかんたんなことなので、
確認してみてください。

体の使い方は、とても大切です。
ぜひ、よい習慣をつけてください。
テクニックが、ますます楽になります。

まとめ

* ヒジは、胴より前に
* 左や右に、さっさっと、動ける状態


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2022年6月2日木曜日

これは、ほぼミラクル


 音楽院では、コロナのせいで、
しばらくは、発表会や試験はありませんでした。
3年ぶりに、試験があると聞いて、
ずいぶん焦ったり、
ハラハラした生徒さんが多かったです。

また、
初めて試験を受ける、という人もいたわけです。
もう、そのストレスといったら、
2ヶ月前くらいから、想像しては、嫌な気持ちになっていたそうです。

ところが、
いざ、試験が終わってみますと。
これは、ずっと前から毎回そうなのですが、
みなさん、元気いっぱいになって、
やる気モリモリ、そして練習にも一層力がこもります。
いろいろ刺激を受けたからでしょうか。
一生懸命練習したから、だんだん要領がつかめて来たのでしょうか。

一人、
M さんという、とても内気な19歳の女性があります。
もう、毎回のレッスンでは、ブルブル震えるくらい、
神経質な人です。
発表会は任意だからいいとして、
試験は義務なのです。
だから、これにもブルブル震えながら(?)準備をしたのです。

そして、ようやく終わって、
  (ステキな演奏でした)
人前で弾いた、その感想は?と聞きますと、
なんと、「気持ちが良かった」というのです。
ちょっと想像していなかったことです!

内気というのは、中にこもっている、というイメージです。
逆にいうと、中に、いろんなものが詰まっているという印象です。

それを出せたから気持ちが良かったのか、
私には、知るすべもありませんが、
初めて人前で弾いて、
想像していたのとは違って、「気持ちが良かった」というのは、
本当に、良かったと思います。

そして、来月の任意の発表会にも、
「出たい」ということでした。
私まで、嬉しくなります。
外から見ていると、
ミラクル(奇跡)のような感じがします。

種を蒔いて、水をやっていると、
芽が出て、葉っぱが出て、じきに花が咲いたりします。
これがミラクルなのだ、という話を聞いたことがあります。
そんな感じがしました。





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2022年6月1日水曜日

ピアノ調律と、ヘアカット

ピアノ調律の話をつづけます。
あらためて質問が届きましたので、書いておきます。

*もし、なんとなく満足がいかない、という時、
どうしたらいいのでしょう、ということです。

調律が終わって、「どうですか」と聞かれても、
調律師さんが見ているその場で、ちょっと弾いて、
「はい、ここがどうのこうの」と言うのは、
ちょっと難しいかもしれません。

少なくとも私は、慣れているはずなのに、
なんとなく緊張してしまって、
細かいところまで耳が届かなかったりします。

後になって、「あぁ、ここがどう」という感想を持ちます。
でも、それでも遅くはないと思います。
一週間くらいたって、どうしてもよく響かない音があったら、
もう一度来ていただくよう、お願いします。

ピアノという楽器は生き物です。
調律が終わって、よく響くようになっても、
しばらく弾いているうちに、だんだん変化していきます。
その意味では、ヘアカットと似ていると思います。
ですが、一週間で、あまりにも一音がうねりすぎたり、
または、全体的になんとなくしっくりこない、という時は、
そのように調律師の方に伝えるのは、いいと思います。

まず、それくらい「こだわり」がある方が、
調律師の方にもやりがいがあるかもしれません。
また、そうやって、信頼関係を作れます。
もちろん、満足の時も、
一週間後に、メッセージを入れます。

そして、
それをおっくうに感じるような調律師の方でしたら、
別な人にかえた方がいいかもしれない、というテストにもなります。

方針は、その方それぞれ違いますが、
私の調律の方は、無料で、もう一度来てくださいます。
(遠い所からおいでの方には、お足代を)

「あら、ほんと。うまくいっていないわ」と言いながら、
最後の詰めを、もう一度してくださいます。
そして、次回から、
ますます本腰で、調律に臨んでくださるような気がします。









 


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2022年5月31日火曜日

曲のえらびかた

 



曲を選ぶとき、

もちろん、弾きたい曲を弾くのがいいに決まっています。

ただし、
技術的に、ムリがいくこともあります。
それは、どうやって見きわめたらいいのでしょう。

先生にお尋ねするのがいいのですが、
先生だって、まちがうこともあります。

だいたいエラーの多くは、
「むずかしすぎ」です。
これは、百害あって一利なし、だと思います。

(もちろん、むずかしい曲を、
バラバラっと譜読みをして楽しむ、ということは、大丈夫です。
ここでは、どんな曲をお勉強するか、という話です)

ムリして弾けば、怪我をすることもありますし、
変なクセがついたりします。
何よりも、きれいに弾けていないのに、
これでよし、という気持ちになってしまうことです。
それでは、いい耳、いいセンスが育ちません。

自分に合う曲を、見きわめられるようになるには、
ふだんから、
ていねいに弾く練習をしておくのがいいと思います。

そして、たまには、
ちょっとやさしすぎかな、と思うくらいの曲を、
とことん追求して弾いてみるのです。
地味ですが、
こうしていると、着実に実力がつくはずです。
自分の可能性も、わかるようになるでしょう。

その先、
どんな曲でも弾けるようになると思います。




*まとめ

ちょっとやさしすぎかな、と思う曲を、
とことん追求してみるのもいい



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2022年5月30日月曜日

耳を育てておく(調律について)


昨日、調律について記事を書きましたところ、
いくつか質問がありました。
お困りの方もあるようです。

 調律師の方に来てもらったはいいけれども、
その調律が、自分の気にいるかどうか、判断がつかない時。
どうするか。

これでは、
目をつぶって絵を描いているようなものです。
耳をふさいでピアノを弾いているようなものです。

ですので、少しずつ、
耳を育てておけたらいいと思います。
これは、耳を貸しさえすれば、どんな方にも、
できるようになることです。
少しずつでいいですので。
そして、そのことが、
ピアノ上達にもつながってくると思います。


まず、第一段階で、普段からしておくことは。



* ピアノの一音を叩いてみて、その響きを聞く
スカーッと爽やかな音になっていますか?

たいていは、メビウスの輪のような(?)、
うぃ〜んというような、うねりが聞こえてきます。
その
「うぃ〜ん」は、長いですか、短いですか?


* 1オクターブを弾いてみて、その響きを聞く
これも、うねりますか?
それとも、スカッとしていますか。

「うぃ〜ん」は、どんな感じに?



まずは、この2つを聞くことを習慣になさったらいいと思います。

ピアノ全部の音を聞くのは大変ですので、
そうですね、いつも右手で弾いているような場所を、
いくつか、試されたらいいと思います。

これをやっていると、
ピアノの音の聞こえ方も、また違ってくると思います。
ピアノの演奏にも、
また深みが出てくるのではないかと思います。


* まとめ

ピアノの響きを、最後まで聞く習慣






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2022年5月27日金曜日

ピアノ調律が与えている影響


 ピアノの調律について、あまり気にかけない人は多いです。
これは、生徒さんでもプロの方でも、です。
ですが、これほど目に見えないところで影響を与えていることはありません。

これにまつわる、マジックな話は、いくらでもあるのですが、
話しだすと横道にそれるので、それはさておき。

一番困るのは、
生徒さんには、よく判断がつかない、という時でしょうか。
普通の方でしたら、一年に一回、定期的に調律すれば良いです。
ですが、
もし、あまり腕の良くない調律師の方に当たったら。
でも、
その判断がつかない時は、どうするか、です。

かわいそうに、
その方は、ピアノがどれほど美しく響くかを知らずに、
毎年、お金だけを払い続けることになりますから。

解決法として、思いつくのは、
どなたか、判断のつく人に見てもらうこと、
そして、
そのことを調律師の方に、お話しておくことです。

調律というのは、ただ正確にやればいいというものではなく、
好み、センスが大きくものをいう職です。
ですので、いい調律師の方には、
ピアニストの感想、要求を聞く耳を持っている方が多いです。

そして、
お客さんが、まだそういう判断ができない場合、
どうしても、闇の中を歩くような仕事になってしまいますから、
ピアニストがいろいろ感想を言うことは、
実は、そのお仕事の指針にもなると思います。

コロナのせいで
オンラインレッスンになった時、
私は、音楽院の生徒さんの自宅のピアノを、
パソコンを通して、
よく観察できることになりました。
そして、調律師の方によくお願いしたので、
かなり、手ごたえもありました。
私のエリアでは、
コロナの時は、調律師の方は、かなり忙しかったと思います。

そして、
それが、また、
生徒さんのモチベーションにもつながっていると思います。
「なんとなく」と言うレベルで、
影響を与えているようです。
実は、それは強力です。

ちょっと弾いただけで、気が滅入ってしまうようなピアノ。
逆に、ちょっと弾いただけで、
気持ちがすっきり、わくわくするようなピアノ。


どうぞ、
いいタイミングで、
いい調律をしてもらって、
「私の楽器がこれほどいい楽器だったとは!」という
感激を、味わってみてください。



* まとめ

ピアノ調律について、要求度を高くするメリット



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