動画を撮るときの、コツを、書きます。
動画添削レッスンを受けている方に、役立ちますが、
これは、
本番に強くなるコツでもあります。
発表会の時、
レコーデイングの時など、
なんでも、同じです。
たとえば、
おしゃべりするときのことを、考えますと、
ふだんは、ふつうに、話しています。
ところが、
いざ、面接だの、スピーチだの、となると、
緊張します。
「まちがえては、いけない」
という気持ちが、ものすごくふくらみます。
結婚式のスピーチなんて、
だれもまじめに内容を聞いていないかもしれないのに、
ものすごく、緊張したりします。
ふつうにしゃべれたらいいのに、と思います。
この気持ちは、わかりすぎるほど、よくわかります。
ですから、
動画の時くらいは、
別に、困ることは何もないので、
まちがえてもいい、とします。
だいたい、レコーディングの時は、
撮る回数をふやせばふやすほど、
苦しくなる、というのが、私の感想です。
昔なら、録音テープの量が限られていたので、
テイク5くらいが限度だったのかもしれないですが、
今は、無限に撮れてしまいます。
ある時、
「69回、撮り直しました」と教えてくれた生徒さんがいたので、
私は、びっくりして、ころびそうになりました。
それは、ちょっとやりすぎです。
だいたい、
3回を、限度としましょう。
1回でも、いいくらいです。
どうせ、(厳密に言えば)不完全です。
でも、いいところも、たくさんあるはずです。
もっとうまく弾けるはず、と、
欲を出したとたん、音楽がどこかへ行ってしまいます。
泣いても笑っても、3回。
そして、
弾くこと、つまり、音楽を、楽しむことに、
集中したらいいと思います。
Chiyo
動画添削レッスン
フランス在住ピアノ講師
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