ピアノの調律について、あまり気にかけない人は多いです。
これは、生徒さんでもプロの方でも、です。
ですが、これほど目に見えないところで影響を与えていることはありません。
これにまつわる、マジックな話は、いくらでもあるのですが、
話しだすと横道にそれるので、それはさておき。
一番困るのは、
生徒さんには、よく判断がつかない、という時でしょうか。
普通の方でしたら、一年に一回、定期的に調律すれば良いです。
ですが、
もし、あまり腕の良くない調律師の方に当たったら。
でも、
その判断がつかない時は、どうするか、です。
かわいそうに、
その方は、ピアノがどれほど美しく響くかを知らずに、
毎年、お金だけを払い続けることになりますから。
解決法として、思いつくのは、
どなたか、判断のつく人に見てもらうこと、
そして、
そのことを調律師の方に、お話しておくことです。
調律というのは、ただ正確にやればいいというものではなく、
好み、センスが大きくものをいう職です。
ですので、いい調律師の方には、
ピアニストの感想、要求を聞く耳を持っている方が多いです。
そして、
お客さんが、まだそういう判断ができない場合、
どうしても、闇の中を歩くような仕事になってしまいますから、
ピアニストがいろいろ感想を言うことは、
実は、そのお仕事の指針にもなると思います。
コロナのせいで
オンラインレッスンになった時、
私は、音楽院の生徒さんの自宅のピアノを、
パソコンを通して、
よく観察できることになりました。
そして、調律師の方によくお願いしたので、
かなり、手ごたえもありました。
私のエリアでは、
コロナの時は、調律師の方は、かなり忙しかったと思います。
そして、
それが、また、
生徒さんのモチベーションにもつながっていると思います。
「なんとなく」と言うレベルで、
影響を与えているようです。
実は、それは強力です。
ちょっと弾いただけで、気が滅入ってしまうようなピアノ。
逆に、ちょっと弾いただけで、
気持ちがすっきり、わくわくするようなピアノ。
どうぞ、
いいタイミングで、
いい調律をしてもらって、
「私の楽器がこれほどいい楽器だったとは!」という
感激を、味わってみてください。
* まとめ
ピアノ調律について、要求度を高くするメリット
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