音楽院では、コロナのせいで、
しばらくは、発表会や試験はありませんでした。
3年ぶりに、試験があると聞いて、
ずいぶん焦ったり、
ハラハラした生徒さんが多かったです。
また、
初めて試験を受ける、という人もいたわけです。
もう、そのストレスといったら、
2ヶ月前くらいから、想像しては、嫌な気持ちになっていたそうです。
ところが、
いざ、試験が終わってみますと。
これは、ずっと前から毎回そうなのですが、
みなさん、元気いっぱいになって、
やる気モリモリ、そして練習にも一層力がこもります。
いろいろ刺激を受けたからでしょうか。
一生懸命練習したから、だんだん要領がつかめて来たのでしょうか。
一人、
M さんという、とても内気な19歳の女性があります。
もう、毎回のレッスンでは、ブルブル震えるくらい、
神経質な人です。
発表会は任意だからいいとして、
試験は義務なのです。
だから、これにもブルブル震えながら(?)準備をしたのです。
そして、ようやく終わって、
(ステキな演奏でした)
人前で弾いた、その感想は?と聞きますと、
なんと、「気持ちが良かった」というのです。
ちょっと想像していなかったことです!
内気というのは、中にこもっている、というイメージです。
逆にいうと、中に、いろんなものが詰まっているという印象です。
それを出せたから気持ちが良かったのか、
私には、知るすべもありませんが、
初めて人前で弾いて、
想像していたのとは違って、「気持ちが良かった」というのは、
本当に、良かったと思います。
そして、来月の任意の発表会にも、
「出たい」ということでした。
私まで、嬉しくなります。
外から見ていると、
ミラクル(奇跡)のような感じがします。
種を蒔いて、水をやっていると、
芽が出て、葉っぱが出て、じきに花が咲いたりします。
これがミラクルなのだ、という話を聞いたことがあります。
そんな感じがしました。
Chiyo
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