2024年2月28日水曜日

どこに私の才能があるか?


 私のところへピアノを習いに来る方で、

特に、再開なさった方。
初心者の方もそうですが、

レッスンを受け始めて、
私にこんな才能があったんなんて」と、
驚かれる方がほとんどです。

どこに才能があるかは、
その方、その方それぞれ違います。

初めは、
私がお世辞を言っているのだと思っていらっしゃる方もあります。
あまり信用されていない感じがしますが、
それでも、だんだん、
納得されるようではあります。
また、
そうと気付くことなく、
ただ単に、
ぐんぐん上達されていく方もあります。

いずれにしても、
どんな方でも、才能、素質があります。
(だいたいレッスンを受けに来られるような
大人の方ですと、
たいていは、音楽的素質に、
とても大きな資源があります)

まずは、それを見極めます。
そして、それをピアノの音に出して、聞いていきます。
どういう感じがするか、
そこにアンテナを張って、
それを頼りに、進んでいきます。

それが、上達の道のように思います。





* まとめ

どんな方にも、
才能、素質があります。
それを、見ていく。




Chiyo

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2024年2月26日月曜日

通信簿の「呪い」

フランスの、私の勤める音楽院では、
一年に2回、通信簿を書きます。

昔は、カーボン紙のついた通信簿用の
ノートがあって、
それに、書き入れていました。
今では、それ用のソフトがありますので、
パソコンから、記入します。
このソフトは、たぶん、
フランス全国、どの音楽院でも同じものを
使っているのではないかと思います。

その記入欄には、
技術的なことや、音楽的なことについて、

1)できていること、
2)この先どうするか、

ということを書くようになっています。

この1)と2)は、
昔だったら、
「長所」と「欠点」というような言い方をしていたと思います。

それを変えたのは、
「後進国」という言い方をやめて、
「発展途上国」という言い方にしたのと、
ちょっと似ている、と私は思います。

(先進国という言い方は良いのに、
後進国が良くないのは、どうしてなのか、
私には説明がつきませんが。
解決したいのなら、そういう区別をやめるのがいいと思います)

いずれにしても、
どう呼び方を変えても、
今できていることと、
今できていないこと、という区別はあるわけです。

さて、
先日、職員会議で、
ちゃんと記入欄通りに記入しましょう、という注意がありました。

私といえば、
いつも、これを無視して、自由勝手にコメントを書いています。
注意と言っても、
まぁ、先生全員に対しての勧告ですので、
今のところは、それを無視して、自分の方針で行きます。

なぜかと言いますと、
生徒さんは、自分のできていないところは、
もう、大体わかっている、と思うからです。
そのことを、わざわざ通信簿に書くこともないと思います。

それよりも、生徒さんが
意外と知らないのは、
*何ができているか、そして、
*どんなところに才能(?)がありそうなのか、
ということだと思います。
ですので、私は、それを書くことにしています。

才能、というところが、
記入欄の2番目の
「この先どうするか」ということなのかもしれません。
ですが、
欠点を克服しようとするのと、
どこに可能性がありそうなのか、を考えるのでは、
ちょっとした違いがあると思います。

このちょっとした違いは、
長い目で見ると、
かなり大きな違いになってくるのではないかと、
私は感じています。


通信簿で、
「欠点の烙印」を押されるのは、生徒さんにとっては、
とてもよくないと思います。
まるで、若い人に「呪い」をかけるようなものです。

それなら、私が怒られてもいいですから、
その欄は、空白にしておきたいと思っています。
そして、
できていること、
その人特有の才能の「芽」について、
書くようにしています。







 


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2024年2月23日金曜日

どの曲を弾くか?が問題


 


ピアノを習ってくときに、
「曲選び」という作業があります。
これは、なかなか奥が深いものだと、感じています。

曲のおかげで、モチベーションがグンと上がる生徒さんがあります。
もちろん、その逆もあります。

大きく分けて、
生徒さんに提案する曲には、

1)その人の才能が生かされて、聞きばえのするもの

2)その人が苦手としていることを、そうでなくできるようなもの

の2つがあります。

試験、コンクールなどでは、もちろん、1)の聞きばえのするものを、
選びます。

たまに、ふだん練習の時に、
2)の、苦手っぽいものを提案することも、します。


その、塩梅が、微妙ですので、
そこは、教師のセンスが問われるところです。

いずれにしても、
私は、かなりの時間をかけて、曲選びをします。
機械的に、どなたにも同じような曲を与える教師も、あります。
どちらが良い、とは言えません。

ひとつ、生徒さんに、耳打ちをしたいことがあります。
それは、
弾きたい曲を、先生にお伝えする、ということです。

先生にも、お考えがあるので、
相手にしてくださらないかもしれませんが、
もしかすると、頭の隅に置いといてくださるかもしれません。
ひょっとすると、
そうしましょう、という展開になるかもしれません。
今は、無理でも、
「あぁ、そういうものが好きなのですね」と
似たような曲を、勧めてくださるかもしれません。

お伝えするのは、ワルくないことだと思います。

そして、
私は、うれしく思います。
生徒さんが、「弾きたい気持ち」を持ってらっしゃるのが、
よく伝わってくるからです。
心に秘めたその気持ちが、エネルギー源ですから、
大切にしています。






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2024年2月21日水曜日

譜読みが上手になるには

  

私が、ピアノ曲を弾く段階で、一番いやだなぁと思うのは、
譜読みの段階です。

新しい曲を始める、という、うれしさ。
音は耳に流れるのに、手が動かない、というもどかしさ。
テキトウに、弾いてみたいけど、
きちんとやらないと、この先苦労する、という切迫感。

そして、
生徒さんのあいだでは、
この問題は、深刻です。
(特に、フランスの)

けれども、
私には、マジック解決法は、ないのです。
ふつうに、片手ずつ、やるしかありません。

けれども、
ふだんから、譜読み力をアップすることは、できます。
そして、譜読み期間を短縮できます。
筋力をつけるみたいに、

少しずつ、やるしかありませんが、
ちょっとずつやれば、確実に、
アップします。

1)今弾いている曲より、2ランクくらい
やさしめの楽譜を用意する。

2)毎日、5〜8分くらい、片手ずつ譜読みをする。

*その時、大事なのは、ぜったいテンポをくずさないこと。
ゆっくりでいいのですが、何があっても、
ぜんぜん違った音でも、前に進む。

これは、もっと上級の「初見法」のトレーニングをアレンジしたものです。

とてもやさしめの楽譜でやるところが、大事です。
地味ですが、
毎日続けてみてください。

2週間ほどで、効果が感じられます。
ちょっと勇気のいる、やり方ですけれど、
やれば、それだけのごほうびが、あると思います。



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2024年2月19日月曜日

ベートーベンも、言っていた?


けさ、ツイッターで(今はX)
ベートーベンの言葉を一つ、
習いました。

「間違った音を奏でることは取るに足りないが、
情熱を持たずに演奏することは言語道断だ」ということです。

これがもし事実だとすれば、
私にとってはびっくりものです。

あの時代にも、
ミスタッチを気にしすぎて、
情熱のことを忘れてしまう人があったのだなぁ、という
親近感まで感じてしまいます。

今、現代の時代では、
何もかもがとっても立派にできてしまいます。
今だって、
私の書く文章が、瞬時に印刷文字になっています。
一昔前には、そんなことはできませんでしたし、

音楽で言えば、
ライブ録音だって、手を加えれば、
ミスタッチを正しい音に変えることだってできてしまいます。
その結果、
誰の耳も、完璧な録音に慣れています。
そのため、
私は、情熱よりも正しい音を弾くピアニスト(?)
というのは、現代の特徴なのだと思っていました。

ベートーベンの時代にも
そういう人があったのか、
それとも、彼自身のことをいましめて言っているのか、
いずれにしても、
ちゃんと表現しましょう、という気持ちがあったのだなぁと、
大発見。

このことを
喜んでいいのかどうかは
よくわかりませんが、
音楽家のはしくれとしましては、
やはりここをよく押さえておかなくては、と、
改めて思いました。











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2024年2月16日金曜日

Mさん、新たな才能を発見!

 


先日、「ふだん塾」受講生のMさんから、 うれしいお話を聞きましたので、
書いておきます。

Mさんは、北海道から受講なさっています。
20年ぶりにピアノ再開をされて、
これで2年になります。
いつも、着々と練習を重ねられて、
この2年で、またずいぶんレベルを上げられました。

以前に、
「Mさんの素敵な演奏を、どこかでご披露できるといいですね。
ストリートピアノでもなんでも」とご提案したことがあったのですが、
その時は、反射的に、
「いえ、ダメです。
人が聞いていると思うと、緊張しすぎます」
という内容のお返事がありました。

あぁ、そういうこともあるな、と私は深く納得。
そのままになっていました。

それからずいぶん時間が経ちましたが、
先日、
何かのご縁で、
うちで、誰も使わないこのアップライトピアノを弾いてもいいですよ、と
提案してくださる方があったそうです。
(ふだんは、電子ピアノで練習)
月1回くらい、弾かせてもらえるということです。
その時の、ご感想がこれです↓



それと、
時々弾かせて頂ける事になったアップライトピアノは
低音がとても響くピアノで、
その辺りのペダルの加減が、前回は初めてだったこともあり、
戸惑いました。


緊張し、人前では弾くのは無理だと思っていたのですが、

いざ弾かせていただく時には、

自分でも意外なほど 

緊張せずに弾けたのでビックリしています。


趣味なので、自分が楽しければ良いと思っていましたが、

せっかく練習して弾けるようになった曲なので、

誰かに聞いてもらうのも良いのかもなと思いました✨


音楽は自由なので正解は無いのでしょうが、

私の性格的に、独学だと、

音楽的にこれで良いのだろうか?と不安になって、

人前で披露する事を戸惑ってしまいますが、

レッスンをして頂くと、この方向で合っているという自信が持てるので、

人に聞いて頂いても大丈夫だと思えます。


こういう心境の変化も、Chiyo先生のレッスンのおかげだと思います。

いつも素晴らしいレッスンをありがとうございます



ということです。

誰かに聞いてもらうのも良いのかもなと思いました

 これは、いいですね!

そして、
そのお家の雰囲気や、その親切な方のやわらかさが
なんとなく想像されてしまいます。
そして、Mさんは、
人に聞いていただくという楽しみも、発見されたようですので
私もうれしいです。

楽しみも、また倍になってかえってくると思います...

... と、下書きを書いていましたところ、
ふたたびご本人からメッセージが届きました。
それには、また一段と変わったお気持ちが
書かれています。
これです↓



「ちなみに、そのうちストリートピアノにも
チャレンジしてみようかなと思い始めています‼︎
家から1時間ほどの所にある、割と小さな建物の中に
ピアノが置いてあり、平日は人が少ないようなので、
そのうち行ってみようかと考えています」

ということですので、
私はこういう展開になったことがうれしく、
ニヤニヤしてしまいます。
以前のMさんからは、考えられなかったことです。

こういう変化は、
お供する私にとっては、とっても楽しいことです。
ありがとうございました。







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2024年2月15日木曜日

クラシック以外の場所では、結構使われている

  



ハノン練習曲は、有名なわりには、
近ごろのフランスクラシック界では
あまり使われていないように見えます。

先日も、音楽院で話題になりました。
ある生徒さんが
「この16分音符、速く弾きたいんですけど、
できないんです」と。
「ふーむ、ふだんから、ツェルニーとかハノンの練習を
課題に出しているのにぃ」と私は心の中で思います。

フランスの作曲家ですので、「アノン」と発音する方が、
正しいのですが、
実を言うと、
フランス語では、「アノン」と言ったら、
「オーノー!」と言っているようになるのです。
どうも、人気が出ないのは、そのせいか、と思ってしまいます。

とは言うものの、
ひと昔前までは、フランスでもよく使われていたのです。
ハノンは、ただの指の訓練ですから、
これだけ弾いていても、上手くならないかもしれないですが、
これを弾いて、キビキビした指をゲットできれば、
いい演奏をするのに、重宝するのも確かです。


大事なのは、

* 姿勢、フォームを正しく
* 粒をそろえることに、気を配る

ことでしょうか。
これさえしっかりしていれば、
いい習慣が身につきます。

また、
リズムなどで、変化をつけて練習するのは、
特に、効果があります。
いずれにしても、いい耳で鋭く見張りながら
練習するのが、いいです。





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2024年2月12日月曜日

上達の、コツ


 音楽表現で、大事なことがあります。

ここを、押さえておくと、
上達が、ぐんぐん進むように思います。

それは、
自分は、ここで、何を言いたいのか、
何を表現したいのか、を、
はっきり感じている、ということです。

それがなくて、
ただ、先生に言われたことを、
そのままやってみるだけでは、
なかなかうまくいかなかったりします。

先生は、あのように言われるけど、
私は、ここは、絶対こうしたい、
こういうことを、表現したい、
というのが、強くある、のがいいのです。

そうすれば、
先生は、「それを言いたいのですね。
それだったら、このように表現したらいいでしょう」などと、
お手伝いすることができると思います。
(理想的には) 

それがわかっていると、
今まで先生に頼っていたのが、
自分を頼って、表現することができるようになります。
色々なことが、
どんどん進むと思います。


* まとめ

「何を言いたいのか」を、わかっていることがコツ






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2024年2月9日金曜日

まじめな、クラシック音楽??


 ヨーロッパでも、日本でも、

 クラシック音楽は、高尚な音楽、と考えている人に出会います。
その逆に、もっとラフな感じに、とらえておられる方にも出会います。


クラシック音楽会に行くときは、
ドレスアップしていきますが、
ロックコンサートだと、また違う装いにします。

などと、
いろいろな外側のことに気を取られて、
肝心の、音楽自体のことを、忘れることもあります。
クラシック的な表現のし方、というのはありますし、
ロマン派、バロック、とそれぞれ、また違います。
クラシック音楽から突然話が飛んで、すみませんが、
ヒップホップだって、いろいろな派があって、
それぞれ、また表現方法が、違います。

いずれにしても、私が思うのは、
肝心なのは、皆、人間が、表現していることで、
その言葉、言葉遣いが違っても、
底に流れている、気分、気持ち、というのに、
それほどの違いはない、ということです。

どの程度の深さで、話をしているのか、
なんの話をしているのか、
いったい、ここは、悲しいのか、それとも、
悲しいふりをしているのか、
そっちの方が、表現者にとっては、大事になります。

そのために、
その「言葉」を、習う必要がある、ということになります。
言葉だけを習って、
それで楽しむこともできますが、
あ、ここでは、こういうことを感じて、これこれを言いたかったのかもしれない、と
探偵のような作業をしていくのは、
何十倍も楽しくなるかもしれません。

まじめなことなんて、
一つもなくて、
同じ人間なんだなぁとか、
ちっともわからないなぁとか、
感想は出てきます。

ものすごく昔の、
ものすごく遠い、知らない地の、
作曲家と、心が通じたような、
そんな気分にもなります。













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2024年2月6日火曜日

女性がピアノを弾く、ということ?


女性がピアノを弾く時、ちょっとしたコツがあると思います。


国際コンクールなどで、
男性が賞を取ると、私は、その骨格、手の大きさに、
うらやましいという気持ちがしてしまいます。
もちろん、
きゃしゃな女性が賞を取ることだって、あるのです。

そういう視点でコンサートを観察してみますと、
女性が、いろいろ工夫をして、
手を使っているのがわかります。

そのポイントの一つは、柔軟性です。
それを十分に使っていると思います。

そして、
その副産物(?)としてかもしれません、
音色に、幅が出てきています。

それ以外にも、
手の動かし方のコツ、というのはあります。
また、
この柔軟性というのは、
男性だって、使うといいのです。
さらに、可能性が広がりますし、
長いこと弾いてもくたびれない、など、
いろいろいいことはあるかもしれません。

そういう視点で、演奏を観察するのも、
おもしろいかもしれません。
どんどん盗んで、
自分の技術に取り入れるといいと思います。







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2024年2月2日金曜日

これが見つかったら、こうする!(効果抜群)

一つ、フランスでよく話題になることがあります。
marche harmonique という、和音進行です。
これが見つかったら、どう、ということはないのですが、
これをどう弾くか、ということを知っていると、
とても得になると思います。
では、どうすればいいのか。

答えは、
何も考えもせずに、
ただ、こうすればいい、のです。
「そのmarche (階段)ごとに、音色を変える」
ただ、それだけでいいのです。

例えばです。
まずは、濃い緑色
次は、淡い緑色
そして、そのあとは、
中間色の緑、などの音色にします。
(という想像で)
すると、グラドュエーションができます。
とても、美しくなります。

その部分の、作曲家の意図が、すぐはっきりしてきます。
つまり、
「音楽的に」なるのです。

これを、日本の方にご説明するために、
ネットで探しましたが、
あまり、話題にのぼらないようですので、
フランス語版のリンクを、ここにつけておきます。

(例がいくつか、聞けるようになっていますし、
フランス語でも、今では、
Google翻訳、DeepL など、
とてもいい翻訳ロボットがいますので、
それを使って
お読みになれると思います。見に行く



日本語では、
「和声反復進行」と言います。
なんだか、むずかしそうに聞こえますが、
例をお聞きになれば、
「なんだ、これか。
これなら、歌謡曲やポップミュージックに
よく出てくる、あれだな」と、すぐわかります。

これが、
バッハなどによく出てくるのです。
それを見つけては、
どうぞ、お遊びください。




* まとめ

これが見つかったら、考えもせずにこうする!




 


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2024年1月30日火曜日

すぐに効果がほしい

 


ピアノ練習の中には、

すぐに効果があらわれないものがあります。

ですので、

このようにずっと弾いていれば、いつかは
ステキに弾けるようになるだろうと思っていらっしゃるのが
わかります。
すぐには効果があらわれない、だから、
しんぼうづよく待ちます、とおっしゃいます。

そこが、大事な分かれ目です。

確かにそうなのですが、
どうやって、ずっと弾いていくかが大事です。
なんとなく楽しく、
ゆっくりに弾いていれば、いつかは、
延長線上にステキな演奏が待っているかどうか。

そこは、
ちゃんと見分けましょう。

私は、
即効性のある、
効率のいいのが大好きなのです。
かなり地味に見える練習になりますが、
わりとすぐに、効果が見えてくるやり方です。



* まとめ

こうやって弾いていれば、
いつかはきれいに弾けるようになるかどうか
たえず、確認する





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2024年1月26日金曜日

作曲家も、人間だった


 先日、音楽院でのことです。
コンクールに弾く予定の曲について、
作曲家のことを面接で聞かれるかもしれないので、
調べておくこと、という宿題を出しておきました。

グリーグという作曲家について。
まじめなこの生徒さんは、
次の週、色々調べてきたことを教えてくれます。
でも、
私の知りたいことは、その中に入っていません。
知りたかったことというのは、
その人は、どういう家庭の出身だったか、ということです。

民族音楽に興味を持った人ですが、
それは、どういういきさつだったのか。

ですので、一緒に、ネットで調べます。
すると、いろいろな情報が出てきます。
その中に、
2人で、わー、かわいい!と思わず叫んでしまったことがあります。

それは、
グリーグは、大人になっても、
手の上に乗るような小さなぬいぐるみ
好んでいた、ということです。
カエルや、豚のぬいぐるみ。

寝るときにも持っていたし、
コンサートの時は、あがらないように、
ポケットの中に入れていたカエルをにぎった、
ということです。

へえぇ、グリーグさんも!と、
とたんに親しみが湧いてしまいます。

もしかすると、
(その話が本当ならば)
ノルウェーのグリーグ博物館には、
このぬいぐるみのレプリカが、
お土産屋さんに、売られているかもしれませんね、
という話になりました。

コンクールを受けるのではなくても、
作曲家のことを、ねほりはほり調べるのも
おもしろくて、いいのではないかと思います。
曲を弾くときに、
また、ちがった気持ちがするかもしれません。









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2024年1月25日木曜日

ミスタッチの効用

 


先日、自動車を変えました。
慣れるまで、しばらくかかりそうです。

一つは、
今までギア付きだったのが、
オートマチックになること。

もう一つは、
車体の形がずいぶん違うという事です。
感覚をつかむまで、ちょっと緊張します。
駐車するときなどは、誰かに手伝ってもらったり。

車体の感覚をつかむのには、
やはり、壁をこすったり、
うしろの車にぶつけて、
「あぁ、ここまで行くと、ぶつかるのだな」というのがわかると
いいと思います。

ですが、実際は、
そんなことをするはずありません。
できません。

体は緊張したまま、
じゅうぶん余裕をとって、ハンドルを切ります。
もっと、そばへよってもいいはずなのですが。

さて、
ピアノでは、そういうことができるのに、と思います。
ミスタッチをしたって、お金はかかりませんし、
損害は、
自分の耳が、あっと驚くくらいです。
それに、
だれにも迷惑はかかりません。

つまり、楽な姿勢で、
気楽に弾けるのです。
もちろん最初は、あさっての方に行って、
ミスタッチになります。
でも、脱力しているという意味では、
正しい姿勢になっているのです。
技術的には、正しい。

これを続けて、
ミスをしながらじゃんじゃん弾いていますと、
だんだん、距離感とか、
ジェスチャーの感覚が自然につかめてきます。
そして、リラックスしたまま、ちゃんと弾けるようになります。


* まとめ

ミスタッチしながら、距離感をつかむ




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2024年1月23日火曜日

強力な練習法


 ひとつ、強力な練習法があります。

どうしても腕が疲れてしまって、弾きにくい、
というような時に、とても効果的です。
同時に、音の粒もそろいます。

もういつも取り入れてらっしゃる方も、多いと思います。
それは、「付点リズム練習」です。
タタタタ、と弾くところを、
タッタタッタと。

そして、それをやったら必ず、その逆の、
タタッタタッもやる。

この2つで一組。

これをやると、
なぜだか知りませんが、
粒そろいになります。
そして、ラクラク弾けてしまいます。
音が粒そろいになるのはもちろん、
リズム的にも、きれいにそろいます。

ハノン練習曲にも、
こういうバリエーションが書いてありますから、
ご存知の方も多いでしょう。
ピアニストだけが、
こういう練習をするのかと思っていましたら、
フルートの人も、やっていました。

リズムの変なクセも、とれますし、
なにも考えずに、ただやれば、いいのです。
まるで、しわくちゃのシャツに
アイロンをかけている気分です。

スケールでなくても、
小さなパートでもいいです。
これができそうなときは、私は必ず、やります。
レパートリー、どんなものでも。

片手ずつ、練習します。
キラキラ、ぴっかぴかになります。

ためしてみてください。


まとめ

*片手ずつ、付点リズムで。

1、 タッタ タッタ...
2、 タタッ タタッ...








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2024年1月22日月曜日

こんなの、あり得ない!と思っていた

(ダ・ビンチのデッサン)


 昨日、ツイッター(今ではX)で、とても不思議な楽器を教えてもらいました。
ピアニストである私にとっては、
とても感激ものでしたので、書いておきます。

ポーランドの人が制作したものですが、
元のアイディアは、ダ・ビンチのものだそうです。
設計だけで、実現していなかったものを、
この方が製作。

ピアノでは、ハンマーが弦をたたきます。
チェンバロでは、弦はギターのようにはじかれます。
この楽器では、弦はバイオリンのようにこすられるのです
名は、「ビオラ オルガニスタ」。












こんなことが可能なんて、すごいです。
こんな小さな楽器の中に、
弓を引く人が入っているのでしょうか?!

まるで、弦楽器のアンサンブルを聞いているようです。

ダ・ビンチといえば、あの「モナリザ」を描いた人。
すごく有名ですが、
いろいろ、機械を想像、発明をした人でもあります。
学校にも行かなかった天才です。

実は、このダ・ビンチさん、
フランスの、私の住んでいるところのすぐ近くで、
亡くなっているのです。
もし、私がこの地で人生を終えるとしたら、
そのことが唯一、彼との共通点になります。
それだけでも、ちょっと光栄になるくらい、
大好きな人。

このダ・ビンチが500年くらい前に発明した、不思議な楽器が見られます。
聞くことができます↓

よろしかったら。






*引用源
レオナルド・ダ・ヴィンチの幻の楽器でピアノ+チェロ
「ヴィオラ・オルガニスタ」の音色はこんな感じ - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20131121-vincis-wacky-piano/












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2024年1月18日木曜日

レッスンは、録画するといいのか


今朝、スカイプで日本の方と遠隔レッスンをしていた時に、
「レッスンを録画しても良いでしょうか」とご質問がありました。
また、
対面レッスンの時にも、
録音なら結構です、とお話ししたことがあります。

さて、
私は、昔むかしの、昭和生まれです。
レッスンを録画する習慣はないのです。
だからそう感じるのかもしれませんが、
録画されていない、と思うとかえって集中力が増すような気がします。
これを逃したら、もう2度と戻れないのです。
先生の言うことに耳を集中させて、
習ったその感覚を、その場で
しっかり身につけよう、と思います。

そこが、いいと思うのです。

その一方で、
録画することのメリットもあると思います。
先生に、「今のはこうでしたよ」と言われても、
なかなかわからないことがあります。
それを、後で録画で見たら、「あぁ、そういうことか」と
自分の演奏をよく分析できるところです。

と、この2点を活かして、

* レッスンは、一期一会。感覚をその場でつかむ。

* 録画で、自分の演奏を客観的に見る、聞く。


という作業を意識しておくのもいいと思います。
これこそ、
私たち、現代人が得をしているところだと思います。









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