2023年11月17日金曜日

ソフトペダルの豊かさ

 

ピアノのレベルが上がってきますと、
いつの日か、ソフトペダルを使う日がやってきます。

ウナコルダとも呼ばれています。
これはグランドピアノの場合、
ふだんは
一つのハンマーが3本の弦を叩くところが、
1本のみの弦を叩くことから、きています。
(現代のピアノでは、2本の弦)

さて、
ソフトペダルと呼ばれている通り、
音がソフトになります。
つまり、音色が変わります。

少し、くもった感じ、
マットな仕上がりの音になります。

一つ、覚えておくと良いのは、
強弱の、弱い音のためというわけではない、ということです。

確かに、多少弱くはなりますが、
主に、音のキャラクターが変わります。
それが目的ですので、
単に、「あ、弱い音を出すのに使おう」というのでは、
ちょっと残念になります。

理由は、
キラキラと、メロディラインを出しているときに、
このペダルを使うと、
メロディラインが、とてもボヤっとしてしまうことです。
ですので、
こういう時は、メロディを、ものすごく深いタッチで、
しっかり弾かねばなりません。

そこを覚えておくと良いです。
ソフトペダルは、
マット仕上げにするもの、と覚えておけば、
大丈夫です。


* まとめ

ソフトペダルは、音量ではなく、
音質のため、と覚えておく







Chiyo

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