YouTube で、
マルタアルゲリッチのインタビューを聞いたところによりますと、
彼女は、練習曲など弾いたことない、ということでした。
「なんで、練習曲なんて必要なの?」という顔をして、
対応している若いアルゲリッチが見えます。
なるほど、
この天才的なピアニストは、
練習曲などほったらかして、
ただひたすらに「曲」に取り組んできたということです。
天才だから、できることなのでしょうか?
私は、ずっと練習曲を練習した方がいいと思っていましたので、
考え込んでしまいます。
努めて、頭を柔らかくして考えます。
確かに、フランスでは練習曲を弾かない人が多いですし。
はて、
生徒さんには、どうアドバイスするべきなのか?
何が有効なのか?
もっとも、アルゲリッチさんは、
幼少の頃からピアノばかり弾いていたそうですから、
楽器に向かっていた時間は、相当なものだとは思います。
と、いろいろ考えましたが、
私の今の結論は、
やはり、
それほど時間がない時には、
「曲」のほかに、
もう一つ練習曲を練習するのが、早道、だと思います。
(初級、中級)
譜読みに時間がかかったり、
ゆるやかテンポの曲ばかりですと、
なかなか筋肉も発達しませんから、
シンプルな練習曲を、注意深く練習するのは、
上達の速さを、加速すると思います。
Chiyo
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フランス在住ピアノ講師
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