私のピアノの練習のし方は、こうです。
だいたい練習する時間が決まっています。
そして、この曲が弾きたいか、どうか、なんていうことはあまり考えずに、
淡々と、やっていきます。
(その点は趣味の方がうらやましいですが、プロとしてやっていると、
全然弾きたくない曲でも、弾かなくてはならないこともあります)
なるべく、継続して、少しずつ進んでいくようにします。
一つの曲は、すぐにできるようにはならないのです。
早く、弾けるようになって楽しみたい、という気持ちはいっぱいですが、
いろいろ失敗をしてきた経験上、
下ごしらえは、しっかり、行うことにしています。
(それでも、たまに、気がせいて、駆け足で進んで、また出戻ったりします)
ただし、
継続、とはいっても、
息がつまるようなルーチン化にはしません。
1週間に1度や2度は、休みをとります。
きょうは、できなそう、とか、
用事があったり、
どうもそういう気がしない、というときは、
弾きません。
そして、大事なことですが、
そのことで反省したり、悔やんだり、ということは、しないことにしています。
以前は、反省をよくやっていたのですが、
今では、
そうしても、なんの足しにもならないと、わかりました。
ゆるゆるのルーチンにしています。
言ってみれば、
「点線を遠目に見たら、つながった線に見える」みたいなものです。
もしかすると、夜空に散らばる星を、つなげて見たら、
星座の形が見えてきた、みたいなものかもしれません。
その点は、プロでも趣味の方でも、同じです。
Chiyo