インターネットができてからは、
楽譜が、とても手にはいりやすくなりました。
それは、とてもよろこばしいことです。
同時に、
いろいろな種類の楽譜が手にはいるので、
どれを選んでいいのか、困ることもあります。
無料の楽譜図書館(IMSLP)、
楽譜制作ソフトで作った、手作りっぽい楽譜、
機械が作ったらしい、楽譜、
有料の楽譜、
などなど、いろいろ手に入れることができますが。
クラシック音楽の楽譜の場合、
原典版を使うのが、一番てっとり早いと、思います。
理由は、
作曲者の意図を、そのまま楽譜に読みとれるからです。
ムダな、回り道をしなくてすみます。
ただし、
作曲者によっては、
指使いが書かれていなかったり、
初心者には、不親切だったりもします。
でも、
教師の私としては、
親切なペダル記号や、エディターの好みの強弱記号は、
親切が過ぎて、「おせっかい」の部類に入ります。
作曲者の意図を、まず、知りたいのに。
そこが、微妙なところです。
ですから、
「この記号は、作曲家の書いたものか?」と、
いつも、問い続ける、ということは、しておくといいと思います。
興味があれば、
IMSLPに行って、他の版と比べるのもいいです。
まぁ、そういうのが、
音楽学の研究者の姿勢なのですが、
そこまでしなくても、
いちおう、
いろんな人が、「親切に」、いろいろ記入してくれていた、
という可能性を、覚えておくといいと思います。
まとめ
* 「この楽譜は、作曲者の意図そのものか、
それとも、どなたかの好みも入っているか?」と自問する習慣
Chiyo
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