レガート奏法というのは、ピアノの技術の中でも、
独特で、大事なことと見なされています。
最初はただ、音をつなげて弾けばいいのですが、
それだけでは、どうも物足りなくなることがあります。
例えば、ショパンのノクターンのメロディ。
もしくは、バッハの旋律。
ただ、つなげていても、なんとなくパサパサする、と
そう感じられたら、
あなたは、レベルが上級です。
そういう時にどうすればいいのかと言いますと、
言葉で説明するのは、ちょっと難しいですが、
主に、指で押すような感じで弾きます。
ピアノというのは、一度音を出してしまったら、
そのあとは、変えることができません。
ですので、一度弾いたら、それで終わり、と、
パーカッションのように弾くかもしれません。
そこを、ちょっと趣向を変えて(?)、
キーを押し続けるのです。
まるで、チェロで弓を引いている時のように、
押さえながら、弓を進ませます。
つまり、次の音に移ります。
と、
変なハナシですが、こんな風に考えて弾きますと、
かなり音の違ったレガートになる可能性があります。
一音一音、手首の勢いで弾いているような方は、
ぜひ、この奏法を試されてみてください。
きっと、変化が出てくると思います。
* まとめ
キーを押し続けて、次の音に移る弾き方
Chiyo
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フランス在住ピアノ講師
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