2023年12月5日火曜日

暗譜は、するべきなのか


ピアニストは、暗譜で弾くことが多いです。

それについては、
いろいろ言われています。

例えば、リストの肖像画を見ますと、
楽譜を見ながら弾いているものがあります。
バロック時代の絵画にも、
楽譜を見ながらチェンバロを弾く姿が
あります。

また、
ソロですと、暗譜が必須なのに、
室内楽を演奏するときは、
ピアニストは楽譜を使います。 

プロの中でも、それぞれです。
巨匠リヒテルは、晩年は、ステージで楽譜を使っていましたし、
最近の若いソリストの中には、
楽譜を使う人も出てきています。


一方、今では、
コンセルバトワールでは、暗譜が必須ですし、
国際コンクールでも、です。


いつ、どうして、そうなったのか、
私にはよくわからないのですが、
暗譜で弾けるならば、その方が楽、とは思います。

譜めくりの心配はないですし、
どこへ行っても、楽譜を持っていなくても、
自由に弾けるからです。


私はといえば、
以前は、すぐに暗譜ができていましたが、
最近では、覚えるのに一苦労します。
楽譜を使いながら、
足踏みのページターナーを使って、
コンサートをしたこともあります。

私の知人で、趣味のピアノを弾いている人で
「私は暗譜できません」と思っている人がいます。
その割には、
譜を読みながらも、
毎回まったく同じ弾き方をなさっているので、
これも、一種の「暗譜」と言えるのではないかとも、
思ったりします。

長いこと練習しているのに、
いつも楽譜を見る人は、
それに慣れていますから、
楽譜が視野になくなると、困るのかもしれません。

たまには、
ダンサーのように、
体で覚える、ということをしてもいいと思います。
その時に、
どういう感じがするか、
どのように音を作り出しているか、
歌っているか、ということに注目してみるのも、
おもしろいかもしれません。

新しい可能性が見えてくるかもしれないと思います。




* まとめ

暗譜で弾くという経験は、一度は試すといいかも






Chiyo

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