前回、Sさんの発表会のお話から、
どういう演奏を目指すか、というような話になりました。
考えてみますと、
音楽院でも、試験の時は、
みなさん緊張しますし、
「ちゃんと」弾けたら、と思うわけです。
では、審査員の人たちは、
何を思っているかと言いますと、
レストランに行ったら「美味しいものを食べたい」
と思うのと同じで、
「いい演奏が聞きたい」と思っていることが多いのです。
コンサートに行く時も、
試験の審査をする時も、
同じ気持ちでいます。
そういうことは、
試験の最後のコメントで、よく言われています。
では、聞きたくなる「いい演奏」というのは、
どういうものなのでしょう。
それは、
「ミスなしの演奏」なのではなくて、
心に響く演奏なのだろうと思います。
国際コンクールを受けていたときは、
やはり、
私は同じようなことを目指して、
練習、探究していたと思います。
そのことが良い結果を生んだと思います。
(国際コンクールでは、
ミスタッチは減点になるのでしょうが、
あまり気にしすぎると、
かえってうまくいかなくなるかもしれません)
ということは、
曲を練習する時には、
この曲で「何を伝えたいか」を、
心とよく話し合っていく。
そんなに難しく考えなくていいです。
「あぁ、音が聞こえたらいいな」
「こんなふうに表現できたらいいな」
くらいでいいと思います。
そして、そういうお勉強の仕方をしていますと、
どんどん楽しくなっていくと思います。
* まとめ
趣味ピアノでも、
コンクールピアノでも、
目指すところは、だいたい同じ
Chiyo
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フランス在住ピアノ講師
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