曲を通して、何を伝えたいのか、
というようなことをお話ししました。
中には、それがよくわからなくて、
だからレッスンを受けています、という方があります。
そのお気持ちはよくわかります。
小鳥が卵からかえるとき、
ヒナは、中から口ばしで、殻をつつきます。
親鳥も、外側から口ばしで、殻をつつきます。
それが進んで、ヒナは外へ出られるようになります。
というわけですので、
私も、いくつかヒントを差し上げます。
その上で、
受講生の方も、ご自分で探されるのが良い。
先生と同じ弾き方で弾くのは、
参考にはなるかもしれませんが、
それでは、ちょっとつまらないのでは?と
私は思います。
その方、その方、
それぞれの感性がありますから、
それを使ってほしいと思います。
ですから、
やることは、
「何を伝えたいのか」考えたり、
他の人の演奏を聞くのもいいですが、
まずは、自分が、
どんな感じがしたらいいな、というのが、
ちょっとでも湧き出てくるのを、待ちかまえる、
ということです。
ほんの一部分でも、良いのです。
そうすると、それが実現できた時、
ものすごくいい気持ちになります。
それが、醍醐味だと思います。
そうやって、それが正確に伝わっているのか、
色々確かめていくうちに、
だんだん、独り立ちできるようになっていくと思います。
*まとめ
何を伝えたいのか、を感じとる
Chiyo
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フランス在住ピアノ講師
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