音楽院の生徒さんで、ルーマニアの男の子がいます。
今年度、始めたばかりなので、お母さんとも、時々お話をします。
あまり、フランス語が上手なお母さんではありませんが、
なんとか、話は、通じます。
お話をしていますと、
どうやら、ピアノを「弾く」という言葉を、
「歌う」と使っているようです。
英語なら 「プレイ ザ ピアノ」というところを、
「シング ザ ピアノ」と言う感じです。
なるほど、と思います。
ルーマニア語では、そう言うのかな、と想像します。
あまりにも、的を得ていますので、
それが、頭に残っています。
フランス語だって、そう言えばいいのに、
そして、日本語だって、と思ってしまいます。
そうなのです。
ピアノを歌わせるのが、ピアニストの目的。
と、私は思っています。
どう歌わせるか。
すなわち、フレージング。
どこに、どう重きを置いて、
どこを、はねて、
どこを、スーッと行かせて、
次の音と、どうつなげるか。
まるで、音の、お習字です。
もしくは、
タカタカタ、と言う音を、
どうやったら「ララララー」にできるか。
毎日、
指の置き方、
角度、
スピードを変えて、
試したり、
ピアノを弾いていない時も、
頭の中で構想を練ったり。
それが、なんとか成功した時は、
すごく嬉しいですし、
また、やってみたくなります。
Chiyo
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