2021年2月19日金曜日

いくら練習しても、格好がつかない


いくら練習しても、サマにならない、と悩む時があるようです。
先生が弾いてくれたとき、ステキそうだったから選んだ曲なのに。
コンサートで聞いて、感激したから、自分も弾きたくなったのに。

だから、
やっぱり、プロでないとダメなのだ、と考えたり、
指がまわらないから、たくさん練習すればいいとか、
悩みは、多そうです。

そんな時、
練習の方向を、もう一度確かめられることをお勧めしています。

思うに、大きく分けて、
2つの方向があります。

1)「こんなに弾けるのよ」タイプ

2)「これを伝えたい」タイプ

1)は、ヴィルチュオーゾとも言えるタイプです。
きらびやかな技巧を、ご披露します。
こんなに弾ける、を目指していますから、
聴き手も、「どれどれ」という聴き方になりますから、
もしうまくいかなければ、プレッシャーも大きいです。

2)は、この曲のここが好きだから、こういう風に歌いたい、
この感激をシェアしたい、
というメッセージを伝えるタイプです。

コンサートに行って、感激して、
あとあとまで心に残っている演奏というのは、
だいたい、2)のタイプではないかと思います。

そして、
それは、アマチュアの方でも、
初心者のお子さんでも、大人の方でも、
いつでも可能なことです。
私は、この2)のタイプを奨励している、と言っても過言ではないです。

例えば、ツイッターで拝見していて、
本当にシンプルな曲を、
たどたどしく聞こえても、
ステキに、弾いてらっしゃる方に出会って、
感激します。

ピアノ調律の状態がいまいちでも、
ちゃんと、心にふれる演奏があります。
ちっちゃな生徒さんの発表会で、感激することも、
多くあります。
心を込めて、必死で弾いてらしたりします。
何か、伝わってくるものがあります。

そのための、技術、表現方法を、
私はお伝えしようと、毎日頭をひねっています。

お悩みの皆さんは、どうぞ、
いま一度、練習の方向を、確かめてみてください。
ぎっちょに聞こえても、いいのです。
何を伝えたいのか、
どんな思いがあるのか、
どういう雰囲気を表したいのか、
そこに注目してみてください。

どうやって、この一音を弾くか。
音色。タッチ。
このフレーズは、どう歌うか?
よく探ってみてください。

弾くことが、
楽しい、なんてものではなくて、
人生そのもの、みたいになるかもしれませんよ。

応援しています。



Chiyo

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